【密着レポート】世界に1つのティアラを妻へ ~結婚式だからこそ、改めて「ありがとう」を伝えよう~
結婚式という特別な日だからこそ、改めて相手に「ありがとう」と伝えてみませんか?
2016年『ゼクシィ』7月号のティアラプレゼント企画に当選した横山大樹さん。ティアラデザイナー 紙谷太朗さんと作り上げたティアラは式当日、新婦 朋子さんへサプライズで贈られました。
今回は、ティアラに込められた思いと、当日の様子を徹底レポート。
ゲストだけでなく、結婚相手にも感謝を伝える。素敵なサプライズの参考に。
新婦はもちろん、ゲストにも内緒なサプライズプレゼント!
2017年3月4日。妻 朋子さんの誕生日に行われた結婚式。無事に挙式を終え、披露宴のお色直しで登場したふたりを、ゲストが大きな拍手で迎えます。
すると、大樹さんからのひと言が会場に響き渡ります。
「ここで、実は朋子にプレゼントがあります」
突然の言葉に、朋子さんも、招待されたゲストも驚き。同時に会場に映し出されたビデオには、「なぜ、このキャンペーンに応募しようと思った?」というメッセージの後に「朋子に、感謝を伝えたくて」と答える大樹さんの姿が。その途端、ゲストに歓声が上がります。
大樹さんが内緒で作成したビデオを見ながら、驚きを隠せない朋子さん
会場が明るくなり、ティアラが登場すると、大樹さんが続けます。
「6年前に病気になったときに支えてくれたこと、それから、今も変わらず一緒にいて、僕を支えてくれている朋子に感謝を伝えたくて……ありがとう」(大樹さん)
ゲストの前で朋子さんを真っすぐと見据え、感謝を伝える大樹さん。そっとティアラを朋子さんの頭に乗せると、朋子さんの目にも涙が。
ゲストに見守られながら、感激の涙を流す朋子さん。昔ながらの友人も、思わず涙を浮かべ、ふたりを改めて祝福
無事、ティアラをプレゼントし終え、そのままフォトラウンドで各ゲスト卓へ進むと、たくさんのゲストがティアラに夢中。ゲストはもちろん、朋子さんの顔にも嬉しさのあまり笑顔が絶えません。
「よくやった!」と大樹さんのサプライズをたたえるゲストも
無事、大成功に終わったサプライズプレゼント。
そんな、大樹さんが贈ったティアラに込められた思いとは……?
“新婦への思い”が作り上げた、世界にたった1つのティアラ
「朋子との出会いは、本当に奇跡なんです」
2016年10月某日。ティアラデザイナー 紙谷太朗さんとの打ち合わせが、都内で行われました。
「おふたりの出会いから、教えてください」。
紙谷さんのデザインするティアラは、ふたりの人間性や、これからどんな夫婦になりたいかという思いからデザインされます。
写真左:ティアラデザイナー 紙谷太朗さん
「6年前、バセドー病という病気がきっかけで、身体的にも精神的にも苦しくて……。そんな中で出会ったのが朋子でした。一生付き合っていかなくてはならない病気だからこそ、彼女へ結婚したい意思を伝えるのも勇気がいりました。それでも彼女は、喜んで受け入れてくれました。
彼女といるだけでパワーをもらえる。僕にとって、彼女との出会いは、本当に奇跡なんです」(大樹さん)
改めてふたりの出会いから、結婚を決めた瞬間、朋子さんの好きなところを思い出した大樹さん。時折、目頭が熱くなって言葉が詰まることも。
ふたりの話を聞いて、紙谷さんも「彼女への愛を真摯(しんし)に語ってくれた大樹さんに、本当にたくさんインスパイアされました。今回のティアラは、僕にとっても『運命のティアラ』になる予感がしています」と、熱い思いを語ってくれました。
彼女と出会ったからこそ今の自分がいる、と改めて思うことができました。病気で落ち込んでいた僕に笑顔を取り戻してくれた彼女には、本当に感謝しかありません。このティアラを通して、彼女に「ありがとう」を伝えたい、と強く思いましたね。
打ち合わせでは、ふたりの今までや、これからのことを話しただけだけれど……どんなティアラができるがワクワクです!
込められた「思い」で選んだ、たった1つのティアラ
インタビューから数週間後、紙谷さんから大樹さんに送られたティアラのデザイン案は、全部で5案。
「ふたり」を表した1案に決定!
大樹さんが選んだのは、Type 4のティアラ。
既に決まっていたドレスや、可愛いものが好き、という朋子さんの雰囲気もあったが、最後の決め手は、紙谷さんがティアラに込めた「思い」だったそう。
「僕から彼女への思いだけでなく、これから夫婦になる私たちだからこそ、『ふたりが出会った奇跡』と『ふたりの思い』が込められていたデザインにしました」(大樹さん)
紙谷さんに、大樹さんが選んだティアラに込めた思いを聞いてみました。
「ふたりでいることで、運気や気持ちがグググ、と上がる。そんな、大樹さんと朋子さんのパワーを表現しました。四つ葉のクローバー、ハート、星をモチーフに入れ、それぞれに思いを込めました。
・クローバー……ふたりの出会いという奇跡、幸運
・ハート……優しさ、母性、包容力、HAPPY
・星……希望、夢、可能性
また、クローバーの内側には、おふたりの“t”と“h”のイニシャルを組み合わせた紋章も入れてオリジナリティも出しました。
樹のようにツタがつながっているのは、大樹さんの存在そのものであり、人と人のつながり、そこへの感謝の気持ちを。そして、朋子さん(朋=同士)との出会いの奇跡をイメージしました」(紙谷さん)
「感謝を伝える機会があって、良かった」
サプライズを終えたおふたりに、今回のティアラプレゼントについて、結婚式後、率直な気持ちを聞いてみました。
当日は、すごく緊張しました。式前には何度頭の中でリハーサルをしたことか……。朋子が思いを込めたティアラを喜んでくれて、感謝を伝えることができて本当に良かったです。それに、朋子とのこれまでのこと、これからのことをじっくり考える時間ができたことも、改めて身が引き締まりましたね。
思いを形にしてくれた紙谷さんにも、感謝の思いしかありません。
本当にびっくりしました。一体何が起こってるの!?って(笑)。でも、彼が私のために内緒で動いてくれていたこと、感謝を伝えてくれたことに本当に感謝です。結婚式という特別な日に特別な思い出をくれた彼に、こちらこそ『ありがとう』という思いです。
大切に保管して、彼と結婚できた喜び、幸せを忘れないように、これからも歩んでいきたいです。
From 編集部
結婚式という特別な日だからこそ、感謝の思いを伝えよう
結婚式って、ゲストに感謝を伝える場、と思っている人も少なくないはず。もちろん、その思いがあってもいいけれど、結婚式という特別な日だからこそ、結婚相手であるパートナーに「結婚してくれてありがとう」と伝えてみるのもいい。今回のように何かプレゼントに思いを込めてもいいし、直接言葉にして伝える時間を設けても素敵。
いつもは恥ずかしくて言えないことだって言えちゃう日、それが結婚式という特別な日なのかもしれません。
紙谷太朗 ティアラデザイナー
世界初のオーダーメイド・ティアラデザイナー。
自身の結婚式をきっかけに、2008年からオーダーメイドのティアラ制作をスタート。これまで200名以上の花嫁のティアラをデザイン。「女性の夢をデザインする」と言われる、独創的なティアラとストーリーは、世界中のセレブな花嫁、女性たちから支持を集めている。
世界で一つだけの、その輝くティアラ・アイコンは、ウェディング、アニバーサリー、イベント、広告等、枠を超え、対象の本質を、ロマンティックに伝える。
2011年には、ウエディングジュエリーのレンタルブランド「TARO KAMITANI」を立ち上げ、物語性のあるティアラコレクションを毎年発表している。
Shop list
TARO KAMITANI EVER(オーダーメイド)
URL:tarokamitaniever.com
問い合わせアドレス:kamitani@ssu.co.jp
TARO KAMITANI(レディメイド)
URL:tarokamitani.com
問い合わせアドレス:kamitani@ssu.co.jp
構成・文/小森理恵(編集部) 撮影/筒井聖子 企画協力/紙谷太朗 撮影協力/アニヴェルセル 豊洲
※掲載されている情報は2017年4月時点のものです
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