大事な食事会、自信ある? 大人のたしなみ【食事マナー】チェック
親あいさつや婚約食事会の場で、大人花嫁としてはきちんとしていると思われたいところ。中でもテーブルマナーは、一緒に食事をする人と楽しい時間を過ごすために必要なルール。かしこまった大事な場面でも堂々と対応できるよう、シミュレーションしながら是非checkをしてみて。
食事のマナーを身に付ける前に
きちんとした食事の姿勢を押さえよう
料理をこぼさないように食べなきゃ、と思うあまり猫背になってしまうことも。まずは、美しい座り方と姿勢を学んでおこう。
○基本姿勢
背筋を伸ばして、同席者の顔を見ながら食べよう。顔 を上げると食事風景が明る く楽しい印象になる。
×ひじつき
肘をテーブルについて腕を立てて食べる行為は品がなく、卑しく見えてしまうので絶対にNG。
×犬食い
器を手に持たずテーブルに顔を近づけて食べる犬食いは見苦しく、同席者と場の雰囲気も共有できない。
Let´s シミュレーション!1
正解は「C」。 お膳の左端に端先だけのせる
食事の途中でお箸を器の上に置いておくのは「渡し箸」といって好ましくない。箸置きがなければ、箸袋で輪を作り、結び目を作って箸置きの代わりにしても。
箸止めの紙を破るのは避けよう
箸袋でなく真ん中を巻き紙で止めてある場合、右手で箸を取り上げて左手で巻き紙を持ち、左方向に滑らせて外す。巻き紙を破るのは避けて。
Let´s シミュレーション!2
正解は「A」。 出てきたときと同じようにふたをする
ふたを裏返しにしたりずらすようにしておわんに戻す人もいるが、塗りわんな表面を傷付ける恐れがあるので出されたときと同じようにおわんに戻す。
おわんが出てきたら、ふたはお盆の右外に置くのがマナー
みそ汁やお吸い物などおわんのふたは、内側を上にして右側に置くのが基本マナー。お膳がある場合は、お膳の右側の外に置けばよい。
また、エビのしっぽや、ハマグリなど貝類の殻をおわんのふたに置く人がいるがこれはNG。食べ終わったおわんの中にそのまま入れておけばよい。
Let´s シミュレーション!3
正解は「A」 。片方の手で口を隠してお箸で小骨を取る
本来魚の骨はお皿の上で取りたいが、口に入った場合は口を隠してお箸で取って。お箸で取るのが難しい場合は片方の手で口を隠し、もう片方の手で出してもよい。
魚料理で残った骨や皮は右上にまとめよう
食べ跡が見苦しくなりがちな焼き魚。食べ終わった後の頭や骨、スダチなどはお皿の奥にまとめておくときれいでスマート。
あわせて確認! お箸の正しい持ち方
マナーを教えていただいた先生
◇訪問マナー監修 岩下宣子先生
NPOマナー協会理事長。マナーの指導、研修、講演、執筆活動など幅広く活躍。
◇食事マナー監修 小倉朋子先生
フードプロデューサー。テーブルマナーやあらゆる食を総合的に学ぶ「食輝塾」主催。
From 編集部
自分から半径50cmの食事マナーを意識しよう!
洗練されたマナーで食事をいただく姿は、その人の品位を高めてくれます。食事会では場を盛り上げる事も必要ですが、まずは自分自身の食事マナーをきちんとこなすことが大事。美しい食べ方ができていれば相手側の印象もアップするし、大人のマナーも身に付きます。この機会に、是非チェックを。
文/富山閣子 イラスト/Rie Nagakawa 構成/田原奈々・鈴木さやか
※掲載されている情報は2017年2月時点のものです
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