新郎SNAP実例6 前髪フォローで「いつもの彼→花婿」に
インスタグラムで格好いい花婿をパトロール♪ 特にビビッとときめくのは、おでこを出したクールな前髪の婿たち。「普段ヘアからのギャップがいいよね~」ということで、本人にその背景をリサーチ。サロンスタイリストの分析と合わせて、ぜひあなたの彼の参考に!
きっと数十年後に見てもスマート!
王道「THE 7:3ヘア」を目指して
(写真/1枚目Before、2・3枚目After)
後ろとサイドをすっきりと刈り上げた7:3分けです。デニム生地の遊び心あるタキシードを選んだので、ヘアは王道のシンプルなものがいいと思って。半年前からパーマがなくなるよう少しずつカットし、ジェルとスプレーでしっとりとつやよく仕上げています。年を重ねたとき写真を見返しても違和感のない、シンプルで上品な髪型になったと思います。
佐藤真那人さん/@tomoc1003
ツーブロックの7:3分けは、今の花婿ヘアのトレンドですね。清潔感があり、今っぽくおしゃれに映ります。顔立ちによって似合う分け目があるので、カットする際に位置をプロに見極めてもらうといいと思います。前髪が長めの場合は、センター分けも新鮮ですよ。
SET-UP DATA
カット時期:挙式1週間前。自身が美容師なので同僚に依頼
スタイリング:自分でセット。スタイリング剤はジェル(ロレッタ)とスプレー(アリミノ)
メイク:なし。眉はムダ毛だけ自分で整えた
ロング→ショートへ!
華麗なるチェンジでゲストに「サプライズ」
(写真/1枚目Before、2・3枚目After)
もともと背中まで届くロングヘアでしたが、結婚式を機にばっさりとカットしました。サプライズにしたかったので、彼女の友人でもある美容師に頼んで挙式の前日にサロンへ。正統派の8:2分けは、自分でもとても新鮮でした。ひげは自分らしさの一つなのであえて残しつつ、結婚式仕様に整えて。トータルで清潔感が出るようバランスをとりました。
島田勇人さん/@sachi.wedding
トレンドのツーブロックでも、8:2で短くストレートの毛先だと、より男性的でシャープな雰囲気になります。彫りの深い顔立ちの方に映えますね。逆に、凹凸の少ないあっさりした方は、顔周りの毛先に少し動きをつけてあげるとぐっと華やかになります。
SET-UP DATA
カット時期:挙式前日の夜。彼女の友人である美容師に依頼
スタイリング:自分でセット。スタイリング剤はグリース(クールグリース)とスプレー(ケープ)
メイク:会場メイク担当にファンデーションのみ依頼
つややかにスタイリッシュに!
古きよき「20‘S」がテーマ
(写真/1枚目Before、2・3枚目After)
結婚式のコンセプトは、映画『華麗なるギャツビー』。1920年代のクールで渋い華やかさを目指し、ヘアもタキシードに合うタイトな7:3分けに整えました。映画や雑誌『GQ』を見て当時の髪型を勉強したり、彼女と一緒にスクラップブックを作ったりと、イメージを作り込んでいく時間も楽しくて。自分でセットしたので、スプレーやワックスを買いだめし持ち込みました。
杉山 旅人さん/@ halu0615
もみ上げをキリっと整え、前髪をしっかり流した至極クラシックな7:3分け。端正なタキシードにお似合いですね。もし丸みのある顔立ちの方が取り入れるなら、流した前髪の毛先にワンカール動きをつけ、横や後方から見たときの立体感を意識できると成功です。
SET-UP DATA
カット時期:挙式2週間前。行きつけの美容室の担当者に依頼(渋谷Eightの渡辺さん)
スタイリング:普段カットしてくれているヘアスタイリストさんに依頼。スタイリング剤はワックスとスプレー
メイク:なし。眉はいつも通り自分で整えた
イメージは「フジモン」!
事前リハーサルを経て叶えた華やかパーマヘア
(写真/1枚目Before、2・3枚目After)
パーマをかけたいと思い立ったのが、挙式の4、5ヵ月前。彼女が見ていたインスタを参考に、フジモンさん(FUJIWARAの藤本敏史さん)のクドくないパーマヘアを目指し、そこから髪を伸ばしました。2ヵ月前に初めての美容院でオーダーしてみて、衣裳試着で雰囲気を確認。挙式3日前に再訪し、イメージ通りのカット&パーマをお願いできました。
ひろさん/@yuuuka.5
パーマで動かしつつ、ふんわりアップした華やかなヘア。もみ上げが長めできれいなので、ツーブロックの刈り込みが映えますね。パーマのリハーサルを行ったというのも安心です。直前で久しぶりにかけるなら、1週間前程度がおすすめ。当日までに自然になじむと思います。
SET-UP DATA
カット時期:挙式3日前。事前リハーサルした美容師に依頼
スタイリング:自分でセット。スタイリング剤はワックスとムース
メイク:なし。挙式2日前に彼女と一緒に毛穴ケアに行き、ひげや眉は当日自分で整えた
爽やかなのは大前提
大人の「色気」をクラシックな味付けで
(写真/1枚目Before、2・3枚目After)
前髪長めのパーマヘアです。結婚式なので、爽やかで清潔感があることは前提でしたが、ひげをそったのを機に、セクシーさをミックスしてみようと考えました。前髪はふわっと立ち上げて固めたかったので伸ばし、式の1週間前にバックとサイドだけ短く軽く調整。前髪の立体感をキープしつつ、ウェット感を演出できるスタイリング剤にもこだわりました。
篠本尚紀さん/@reiwedding
大人の花婿にふさわしいダンディな色気ですね。前髪をサイドに流す位置を、高めにすることでバランスがきれいに整っています。清潔感のカギは、襟足を軽くし耳を見せること。そして何といっても、つやのあるダークな髪色です。茶髪で清潔感を出すのは難しいのでご注意を。
SET-UP DATA
カット時期:挙式1週間前。自身が美容師なのでスタッフに依頼
スタイリング:自分でセット。スタイリング剤はヘアクリーム(ルベルト トリエ エマルジョン6)とワックス(フィヨーレ クリエイティブデザインフリーズ ハードワックス)
メイク:会場メイク担当にファンデーションのみ依頼
爽やかフォーマルな「ふんわり7:3分け」
でぐっと大人っぽく
(写真/1枚目Before、2・3枚目After)
衣裳を試着したときに、彼女と相談して「爽やかフォーマル」というイメージを決め、行きつけの美容室のヘアスタイリストさんにお任せしました。いつもは前髪がありますが、当日は7:3分けにし、トップをふんわりさせているのがポイントです。最後のカットは挙式の1週間前。同時にヘッドスパへも行き、表情もぐっと引き締まった気がします。
平栗和彦さん/@asa1017mi
ツーブロックではない短めのもみ上げが端正な印象。どんな年齢層のゲストからも好ましく映りますね。直毛で空気感を出すのが難しい方は、毛先のみ全体にピンパーマをかけるのもおすすめです。手ぐしで動きがつくので、ぐっとこなれ感が増すと思います。
SET-UP DATA
カット時期:挙式1週間前。行きつけの美容室の担当者に依頼(HAIR MAKE Ashの遠藤星光さん)
スタイリング:自分でセット。スタイリング剤はヘアジェル(ギャツビー ヘアジャム エッジィニュアンス)とスプレー(ケープ スーパーハード)
メイク:なし。眉は彼女に整えてもらった
From 編集部
彼の「晴れの日用ヘア」を一緒に導き出そう!
「結婚式は花嫁のため」は昔のせりふ。いくら花嫁だけ頑張っていても、花婿がいまいちさえないと、ふたり並んだときの魅力は半減してしまうもの。おしゃれ魂にいまいち火のつかない彼には、似合いそうな髪型の写真を見せたり、眉を整えてあげるなどして、本人が気付いていない魅力を提案してみましょう。衣裳試着のタイミングが意識改革のチャンスです!
原 大治さん
RITZ代官山
ヘアスタイリスト
ヘアサロンRITZ代官山のトップスタイリスト。柔らかでラフなショートやミディアムが得意で、メンズのスタイル提案も得意。
*Message for 花婿*
「男性の場合は、芸人さんの髪型をぜひ参考にしてみてください。皆さん自分の魅力に合ったヘアスタイルを研究されていますよ」
RITZ代官山 TEL:0120-060-489(フリーダイヤル)
取材・文/伊藤佳代子 構成/真坂千稔(編集部)
※掲載されている情報は2017年1月時点のものです
※エステの施術経験がない人は、万が一トラブルが起きた場合、結婚式当日に回復が困難なこともあるので、結婚式直前ではなく時間的な余裕をもって施術をスタートさせましょう。なお、「体験コース」や「お試しコース」の実施も時間に余裕をもって行いましょう。肌が弱い方は施術前に医師に相談し、サロンにも伝えましょう。
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