好きが止まらないっ! 先輩花嫁の【趣味全開】ウエディング
例えば趣味のスポーツ、応援しているチーム、好きなアニメやキャラクター、動物など「私たち、これが好き過ぎる!」という“何か”を持っているカップルは少なくないはず。でも、それを結婚式で前面に出すのは、ちょっと恥ずかしかったり、ゲストに引かれちゃったりという心配も。でも大丈夫! ポイントをしっかり押さえれば、ゲストの笑顔があふれる「趣味全開ウエディング」が叶うんです!
ふたりの好きにとことんこだわった「趣味全開ウエディング」
愛犬に囲まれてにぎやかにお祝い「愛犬ウエディング」
コーヒーの世界へゲストを誘う「コーヒーウエディング」
「趣味全開ウエディング」は、ふたりが好きなものをテーマにするという軸さえ通っていれば、取り入れ方は自由。例えば「犬」がテーマなら、愛犬によるリングドッグや、犬モチーフのアイテム。そして「コーヒー」をきっかけに出会ったふたりなら、香り高いアロマのおもてなしや、コーヒーにちなんだ演出……。テーマが一貫していて、とても素敵だと思いませんか?
と同時に「自分たちの趣味を出しすぎて、ゲストがついてこられなかったらどうしよう」という不安も。でも大丈夫。“ふたりよがり”にならない、ゲストも楽しめる「趣味全開ウエディング」を成功させるためのポイントがあるんです。
編集部が考える成功のポイントは2つ。
*周りを巻き込むこと
*「好きなもの尽くし」にこだわること
これらについて、実例を見ながら詳しくご紹介していきましょう。
[写真上]隆志さん・淳子さんのウエディングは挙式から披露宴まで愛犬が大活躍。ゲストの愛犬も駆けつけ、にぎやかで楽しいウエディングに
[写真下]コーヒーショップのスタッフと常連客として知り合った宏章さん・史子さんのウエディングは、コーヒー豆をイメージしたエスコートカード、新婦元同僚によるコーヒーセミナーや随所にあしらわれたコーヒーのディスプレイなど、はまさにコーヒー一色!
ゲストを笑顔にする「趣味全開ウエディング」成功の法則☆
編集部が注目したのは、ふたりの「カープLOVE」を全開にしたウエディング。写真通り、とにかくゲストも家族もハイテンションで楽しそう!
この趣味全開ウエディングを叶えた洋平さん&沙織さんカップルは、広島東洋カープの大ファン。もともとファンだった洋平さんの影響で、沙織さんもハマってしまったみたい。交際中から、カープの試合の時間はテレビ前で観戦、というのがお決まりとは、熱過ぎるふたりです!
そんなふたりが結婚式を挙げることになり、思い付いたのが「カープLOVE」全開のウエディング。それまで出席した結婚式を振り返ってみて「もっと人と違うこと・自分たちらしい結婚式がしたい!」という気持ちが強くなり、それがきっかけとなったのだそう。
それにしても、ゲスト全員がカープファンというわけじゃないのに、みんな心から楽しそうな笑顔!
【趣味全開・成功の法則1】周りを巻き込んで一体感を生む
法則の1つ目はゲストやスタッフを巻き込んでふたりの「好き」をシェアすること。これで会場に一体感が生まれ、みんなが楽しめるんです!
みんなが参加できる演出を取り入れる
ふたりがゲストと楽しむためにまず取り入れたのは、始球式。ピッチャー・キャッチャー・バッターのゲスト3人が新婦新郎のいいところを言っていき、これを審判の新郎新婦が判定。3つ目の「ストライク!」を合図に「結婚おめでとう! 乾杯!」で披露宴がスタート。
そして披露宴の締めくくりは、カープレッドのジェット風船を持って記念撮影(冒頭の写真)。その後、みんなでカープの応援歌『それいけカープ』を歌い、バルーンを飛ばしてお開きに。
このように、みんなが参加できる演出を取り入れたことで、会場に一体感が。実際、沙織さんのお父さんが巨人ファンというのをはじめ、いろんな球団のファンがいたけれど、この日ばかりは全員カープファン。応援歌を歌ってふたりを応援してくれました。
スタッフにも趣味にかける「愛」を共有する!
趣味全開ウエディングを叶えるには、スタッフの協力も不可欠。ふたりが選んだ会場は、カープの本拠地の隣ということもあり、スタッフもノリノリで協力してくれたそう。さまざまな演出アイデアを提案してくれたり、当日はカープのユニホームを着てくれたり(写真1枚目、この写真は別の披露宴のもの)、挙式後の通路に花びらで「carp」の文字を飾ってくれたり(写真2枚目)……みんなの愛を感じますね。
このようにスタッフのサポートが受けられたのも、ふたりがカープウエディングにかける思いがスタッフにしっかりと伝わったから。ふたりの「趣味への愛」を理解してもらえたんですね。
【趣味全開・成功の法則2】アイテムも「好きなもの尽くし」にこだわる!
法則の2つ目はアイテムも趣味の世界にこだわること。細部までこだわることでゲストをその世界に引き込むことが出来るんです!
前撮り写真を効果的に使う
おすすめは趣味全開の前撮り写真を撮ること。ふたりは挙式日11月12日にちなんで、背番号11番と12番のユニホームを着て写真を撮りました。これを等身大パネルにして、そのままウエルカムボードにしたのは沙織さんのアイデア。ふたりの間のスペースを空け、手に”WELCOME”のガーランドを持たせたことで、そのままフォトブースとしても活用できました。新郎新婦がいない間も、友人ゲストが写真を撮って楽しめる、素晴らしいアイデアです。
知っている人も知らない人も楽しめるアイテムたち
アイテム選びのコツ、は知ってる人にも、そうでない人にも楽しんでもらえるようにすること。
ふたりのパーティではテールナンバーを1番から17番までの背番号に。番号入りのユニホームに選手の顔写真を付けた立て札は、沙織さんの手作り! さらに、席次表などのペーパーアイテム、カープが優勝した日の新聞などと、カープ色を前面に出しました。
知っている人は細かなこだわりに「クスッ」っとできるし、知らない人も知るきっかけになる、
そんなアイテムをたくさん用意して会場を「趣味全開」で飾ったら、みんなが楽しいですね。
From 編集部
ゲストを巻き込んで一緒に「趣味全開」を楽しみましょ♪
一歩間違えるとふたりよがりになってしまう「趣味全開」ウエディングも、ここで解説した2つのポイントを押さえることで、ゲストみんなにも楽しんでもらえるんです!
周りを巻き込む、好きなもの尽くしにこだわる……ふたりらしさを徹底的に盛り込んだ趣味全開ウエディングで、みんなが笑顔になる忘れられない一日をプロデュースしてみてはいかが。
取材・文/前川ミチコ 構成/小田真穂(編集部)
取材協力/ララシャンスHIROSHIMA迎賓館 無料TEL0120-082-188
※掲載されている情報は2017年2月時点のものです
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