脱ケーキカット!? 「はじめての共同作業」をふたりらしく!
はじめての共同作業といえば、ウエディングケーキ入刀が定番だけど「なんでケーキなの?」「みんなと同じじゃイヤ」と思う花嫁さんもいるはず。そこで、先輩花嫁の「ひねりを利かせた」初めての共同作業アイデアを紹介。自分たちらしい「はじめての共同作業」見つけてみて!
「初めての共同作業」ってなんでするの?
定番のウエディングケーキ入刀を例に取ると、共同作業をする、それを見てもらうことで、ゲストに「夫婦として認めてもらう」、その先に「幸せのお裾分け」、「両家を結ぶ」という意味があるみたい。つまり、このポイントを押さえていれば、ケーキじゃなくても、カットじゃなくても「アリ」なんですね!
先輩花嫁の「初めての共同作業」実例集
【idea 1】ゲストに土を入れてもらう「植樹の儀」
「自由な人前式をするのだから、人とは違うことをやりたい!と思ったのがきっかけでした」としほさん。何かみんなで作るもの、何か形の残るもの……と考えて情報収集し、オリーブで植樹の儀をすることにしたのだそう。
新米夫婦らしく小ぶりなオリーブの木を選び、ゲストの皆さんに少しずつ土を入れてもらう儀式。ゲストの皆さんから愛情をかけてもらうとともに、「オリーブは『幸せを運ぶ木』ということで、協力してくれたゲストにも幸せが訪れるようにとの願いも込めました」。
挙式のとき、土が入った状態を見て「みんなたくさん入れてくれたんだなぁとうれしくなりました」。
やってみてどうでしたか?
「今はまだアパート暮らしですが、水を与えるたびに楽しかった結婚式を思い出します。いつかマイホームを建てたら庭に植えて、いつでも思い出せるようにしたいです」(しほさん)
【idea 2】たこ焼きにお互いの出身地のソースを!
お互いの出身地のたこ焼きのソース合わせの儀。これは「私たちを担当してくださったウエディングプランナーさんのアイデアなんです」と下吉未佳さん。
プランナーさんは、それまでもいろいろな人前式のアイデアを生み出していて、新郎新婦の地元らしさを取り入れるなど「ふたりならでは」の演出を考えるのが得意なのだとか。
そして「私たちは関東と関西だったことから、ソース合わせの儀はどうですか?と」。たこ焼きが大好きなふたりは、喜んで採用したのだそう。
食べ物に困らないように、との願いを込めた儀式。「ゲストの皆さんも、何それー!と大喜び。終わってからは、おもしろかったー!と好評でした」。
工夫した点はありますか?
「工夫したのは、食べやすさ。演出の成功を優先し、青のりやかつお節は入れていません(笑) また、披露宴が始まる前なので、ドレスを汚さないように気をつけました」(下吉未佳さん)
【idea 3】思い出を熟成させる「果実酒」作り
「ゲストに見てもらうだけでなく、一緒にワイワイ話しながら共同作業を!と思ったんです」とKarinさん。何か形に残るものをと考え、思いついたのが、果実酒。「以前から梅酒などの果実酒作りをしたかったので、この機会にゲストと一緒に、と思ったんです」。
大切なゲストと作っていく果実酒は、素敵な記念品に。「完成は1年後。それまで大切な果実酒とともに時を刻み、熟してきた頃にまた皆様に会えますように、という願いを込めています」。
ゲストたちは「こんなの初めて!」と感激。テーブルにドライフルーツなどが用意されたとき「何だろう?とワクワクしたみたい。私たちも、ゲストと談笑しながら、果実酒の瓶にドライフルーツと氷砂糖が埋まっていくのが幸せでした」
ポイントはどこですか?
「ドライフルーツを使ったのがポイント。生のフルーツは数ヵ月後に取り出す必要がありますが、ドライフルーツはその手間がなく、水っぽくなく、深い味わいに熟成していきます。また、ホワイトリカーではなく、ブランデーなので、アイスクリームにかけたり、お菓子作りに使ったりと楽しめます」(Karinさん)
From 編集部
思いを込めて、ふたりらしい「初めての共同作業」を
初めての共同作業のスタイルはここで紹介した以外にもまだまだありそう。どんなスタイルがふたりらしいか、どんな思いを込めたいかを彼と話し合って、ふたりだけの「初めての共同作業」を叶えて。会場によっては難しいものや、会場が提案する新しいアイデアもあるかもしれないから、プランナーさんに相談してみるのもオススメです。
取材・文/前川ミチコ 構成/小田真穂
※掲載されている情報は2016年12月時点のものです
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