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初心者でもOK!な「手作りプロフィールムービー」の基本構成って?

「新郎新婦の生い立ちがわかる」とゲストも楽しみにしているプロフィールムービー。「頑張って手作りしよう」って思っている人も多いはず。でも、やみくもに作り始めると、後々「しまった!」と困ることも。そこで今回は、たくさんのカップルにアドバイスしてきたウエディングプランナー徳永さんに、構成、写真、BGM、字幕など、作る前に知っておきたい基本的な構成やコツを教えてもらいました。

自作する人が増えているプロフィールムービー

プロフィールムービー上映

開演直前に流して披露宴を盛り上げるオープニングムービーに対し、中座中などにふたりの生い立ちやなれそめをゲストに紹介するのがプロフィールムービー。パソコンで作る他、今どきはスマホのアプリで作る人もいるよう。無料アプリでも作れるが、デザインやエフェクトなどにこだわり数百~数千円課金する人も。著作権のあるBGMを使う場合は申請費用として1曲ごとに数千円かかる。また、作成した映像をDVDに焼く費用も必要で、写真専門店に頼むと千数百円~。手作りした場合の総額は1万円前後、またはそれ以下で作れるので、プロに頼むより格安。

プロフィールムービーの基本的な構成はコレ!

【構成】飽きずに楽しんでもらえる時間は5分前後

飽きずに楽しめる

「新郎新婦どちらか一方の生い立ち」→「もう一人の生い立ち」→「ふたりのなれそめと現在」という3部構成が定番で流れもスムーズ。長さは5分ぐらいが目安。ゲストを飽きさせないよう、長くても7分ぐらいに抑えて。

基本構成(5分間)
01.「オープニング」……15秒 (写真1~3枚)
ふたりの名前、日付、タイトル
02.「一人目パート」……1分40秒 (写真10~15枚前後)
誕生~幼少期~学生時代~社会人
03.「二人目パート」……1分40秒 (写真10~15枚前後)
誕生~幼少期~学生時代~社会人
04.「ふたりパート」……1分10秒 (写真7~12枚前後)
出会い~デート~プロポーズ~両家顔合わせ~現在など
05.「エンディング」……15秒 (写真1~3枚)
ゲストへのメッセージ、抱負

「初心者が作るプロフィールムービーは、スクリーンにドーンと映した写真に字幕を載せたシンプルなデザインでも見応え十分。ゲストはデザインのおしゃれさより、写真と字幕をじっくり見ています」(ウエディングプランナー徳永さん)

【BGM】各パートずつ計3曲を選ぶのが定番

BGM選び

「一人目の生い立ち」「二人目の生い立ち」「ふたりの出会いから現在まで」の各パートに1曲ずつ選ぶと変化が出て見やすい。

●1曲目
前奏(オープニング)→歌詞1番(新郎パート)
●2曲目
歌詞1番(新婦パート)
●3曲目
歌詞1番(ふたりパート)→サビや後奏(エンディング)

写真の枚数は、曲のテンポに合わせて調整を。3拍子、4拍子など曲のリズムをカウントし、リズムを2回繰り返す間に写真1枚のペースで切り替わると心地よく見られる。

「構成や写真枚数など、自由度が高いのが手作りの魅力です。曲は目指す雰囲気に合わせて選ぶ他、『ふたりらしいね』と思ってもらえる曲を選ぶのもおすすめ。著作権フリーの曲を選んでもOK」(ウエディングプランナー徳永さん)

【写真】ふたりらしさやゲストとの絆が伝わるものを厳選

写真選び

見やすくて、ゲストがぐっとくる映像を作るには、写真の選び方が重要に。

01.「自分がどこにいるか、わかりやすい写真に」
写真の中に新郎新婦を見つけられないうちに、次の写真に進んでしまうのは残念。人数が少なめのわかりやすい写真を選ぶか、集合写真などはアプリのエフェクトなどで注目マークを付けても。

02.「可能な範囲でゲストを登場させて」
ふたりの思い出の写真の中に自分の姿を見つけたら、ゲストは嬉しいし、感謝も伝わる。グループ写真など、自分だけ写っていないと疎外感を感じる人がいないかなど確認して。

03.「人柄やこだわりを知ってもらえる写真に」
生い立ちパートで、性格、夢、熱中したこと、好きなことや趣味など、今のふたりに繋がるストーリーを感じられる写真を選べれば見応えアップ。

04.「お出かけだけでなく記念日や日常の写真も◎」
ふたりパートは旅行やデートの写真が多くなりがちだが、プロポーズや両家顔合わせなどの記念日や、休日の趣味、結婚準備、新居での様子など、日常がわかる写真の方がふたりらしさが伝わる。意識して入れてみよう。

「お互いの実家に行き、親と一緒に選ぶのもお勧め。どんな写真なのか、親から自分の知らない思い出話を聞けたら、それをコメントに使うのも素敵。最近は親が撮影してくれた幼少期の動画を取り入れる人も。メリハリが出て引き込まれます」(ウエディングプランナー徳永さん)

【字幕】大きめの文字で位置を固定して見やすく

見やすい字幕

せっかく考作った字幕は、ゲストにしっかり読んでほしいもの。以下に気を付けて。

01.「大きめの文字で、20~25文字以内に」
1枚の写真を映す時間を5~8秒程度とすると、パッと読める字数は20~25文字。短すぎるのも物足りないので注意。大きめの文字で1行、横に広がりすぎて読みにくい場合は2行、会場のスクリーンの大きさなども考慮して見やすい大きさや太さ、影や帯付けなどを考えよう。

02.「字幕の位置は動かさない」
字幕は下でも横でもいいが、写真によってコロコロ変わるとゲストは見づらい。パートごと変えるのはありだが、同パート内では位置を動かさないこと。また投影したときに文字が切れる危険があるので、字幕の位置は画面の枠からはみ出さない内側に収めて。

03.「字幕に句読点は不要。忌み言葉にも注意」
「、」や「。」などの句読点は、招待状と同様入れずに作ろう。別れや繰り返し、不幸や死を連想させる忌み言葉や、下品な言葉も使わないよう注意を。例えば「忙しい」も実は忌み言葉。「いそがしい」と言い換えればOK。

「字数が限られているので、写真をひと目見てわかる情報を入れるのはもったいない。なるべく具体的なエピソードやその時の感情を伝えましょう。『お互いどんなところを好きになったか』なども恥ずかしがらず入れてみて。ゲストへの感謝の言葉もふたりらしく心を込めて」(ウエディングプランナー徳永さん)

映像を作り始める前に、必ず会場に聞いておきたいイロハ

会場に相談

(イ)会場で上映できるサイズと見やすさ
画面には16:9と4:3という比率があるので、会場がどちらに対応しているか確認を。スクリーンの場所や大きさ、種類によって、見やすい文字の大きさや太さ、色なども変わってくるので、見本映像などを見せてもらいながら確かめておこう。

(ロ)希望するBGMを流せるか
手作り映像にBGMとして市販の音楽を使う場合、申請が必要。曲によっては登録がなく使えないものもあるので事前確認がマスト。その場合、映像に合わせてCDを流して対応できる会場もあるが、音がずれてしまう可能性も。早めに相談しておこう。

(ハ)映像の持ち込み方法&再生確認タイミング
スマホやパソコンで作った映像は、そのままでは上映できず、再生できる形式のファイルに変換する(=焼く)必要がある。DVD-Rを指定する会場が多いので、早めに確認し変換手段を考えよう。カメラショップに頼めば手軽で安心。DVDに焼いたら、再生できるか、2週間前までには会場でテストして。

「映像を手作りしたい場合、会場が決まったら早めに、半年前にはプランナーに相談を。実際の会場で見本映像を見ながら、作成時の注意点などをわかりやすくお伝えできます。完成後の試写も早めに。一緒に見ながら、修正点などをチェックできて安心です。『持ち込みだから』と遠慮せず、何でも気軽に相談してください」(ウエディングプランナー徳永さん)

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From 編集部

基本を理解し会場に相談しながら作るのが成功のカギ

プロフィールムービーはふたりの人柄やこれまでの歩みをゲストに知ってもらう大事な演出。プロ顔負けのおしゃれさより、手作りならではの自由度の高さでふたりらしさを盛り込むことの方が重要。スムーズに完成までこぎ着けるためには、作る前に早めに会場に相談するのもマスト。一生の宝物にもなるプロフィールムービーを楽しみながら作ってみて。

講師写真
Profile

徳永彩奈 ブランレビュー宇都宮アクアテラス
シニアウエディングプロデューサー

2014年4月、株式会社ディアーズ・ブレインに入社。幼少期から始めた音楽の経験が結婚式づくりの土台。感性を研ぎ澄ませながらカップルに寄り添い、ふたりらしいオリジナルのウエディングを提案しカタチに。「GOOD WEDDING AWARD」2022年のファイナリスト、2023年は「クリエイティブ賞」に選出されている。

構成・文/笠原恭子 イラスト/moko. 
*掲載されている情報は2023年8月時点のものです。

【プロフィール映像を作るときに知っておいてほしいこと】
会場によって手作り映像の持ち込み、及び使用する音源に制限があるため、事前に会場に確認をしましょう。

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