結婚式に呼ぶ人はどう選ぶ?周りをモヤッとさせないゲスト選びのPOINT
結婚式に際して、親戚や友達など呼ぶ人をどう選ぶかは頭を悩ませるところ。一方、ゲスト側にしても招待に関して「モヤッ」とした経験を持つ人は多いようです。そうしたゲストの声から、結婚式に呼ぶ人の選び方の基準や、招待する際のマナーについて考えてみました。
【ゲストのモヤッと1】関係性が薄いのに招待された
これがゲストの本音!
中学以来ほとんど交流がなかったクラスメートから、結婚式に招待されたことがありました。私はその人を自分の結婚式には招待していなかったので、「何で今頃?」とちょっと謎でした。(エガさんの嫁さん)
年に1回程度しか顔を合わせないグループのメンバーから招待された時はびっくりしました。結婚するという話も聞いておらず、知人経由で話が来たので、気を使われたかなと……。(kaさん)
中学の時は仲が良かったものの、その後はあまり付き合いがなかった友達から招待された時は、人数合わせかなと思いました。(ままのごはんさん)
【モヤッと解消POINT】数合わせはNG。本当に来てほしい人を招待して
アンケートで圧倒的に多かったのがこのケース。結婚式のゲストは関係性の薄い人は呼ばないというのが基本です。関係性の薄い人を呼ぶ場合は、なぜ招待したのかという理由や「自分の結婚式にぜひ来てほしい」という気持ちを、熱意を込めて説明することが大切です。
ちなみに、招待客数は両家で合わせる必要はありません。数合わせで呼ぶのは大変失礼なことなので、避けた方が無難です。
【ゲストのモヤッと2】結婚式の直前に招待された
これがゲストの本音!
理由は全く分からないのですが、1カ月前に急に連絡が来て主賓としての出席とスピーチをお願いされた時は、面食らいました。(ランさん)
1カ月前にメールで結婚式に出席して欲しいとの連絡がありました。「きっと欠席者が出たんだろうな」と思い、あまり良い気持ちはしませんでしたが、たまたま暇だったので参列しました。(タマさん)
1カ月前の打診は、人数合わせとしか思えないですよね。当たり障りのない理由をつけて、断りました。(kakaさん)
【モヤッと解消POINT】招待状を出す前に打診。余裕を持って招待を
結婚式の直前に招待するのは、相手に「欠席者の穴埋めのために呼ばれたのか?」と思われる可能性が大です。
結婚式の招待状は3カ月前に送るのがマナー。辞退率は10%くらいと言われています。(「ブライダル総研結婚トレンド調査2022」より)それを考慮して招待ゲストをリストアップしてみましょう。招待状を送る前に、事前に出席してもらえるかどうか打診するのもおすすめです。
また、WEB招待状なら、万が一辞退者が多く出てしまった時も、紙の印刷などを待たずにすぐに追加で招待状を送信することが可能です。ぜひ、無料デザインも豊富な「ゼクシィオンライン招待状」をチェックしてみて。
【ゲストのモヤッと3】自分は招待したのに呼ばれなかった
これがゲストの本音!
結婚式に招待した仲の良い異性の友達がいましたが、彼は私を招待してくれませんでした。事情は察しましたが、やはりちょっと寂しかったですね。(えがさん)
「結婚式は今後お付き合いしたい人を招待するもの」とは母に言われた言葉。自分は招待したのに呼ばれなかった時、私はその人にとって今後お付き合いしたい人ではないのだなと思い、悲しかったです。(ペコポコさん)
自分の結婚式にその友達を呼んだ時、「自分の時も絶対呼ぶから!」と言われていたのですが、結局呼ばれませんでした。信用できない人だなと思い、距離を置くことにしました。(しのさん)
【モヤッと解消POINT】招待された人は招待するのが基本
結婚式に呼ばれた人に対しては、自分の結婚式に招待するのが基本です。招待された後、疎遠になってしまっている場合は、まずはメールやSNSなどで近況報告を兼ねて結婚することを伝え、結婚式に招待したい旨を伝えると良いでしょう。結婚式に出席するかしないかは、相手の判断に任せます。
【ゲストのモヤッと4】仲が良いのに呼ばれなかった
これがゲストの本音!
飲み会はもちろん、旅行にも一緒に行く仲だったのに、結婚式に招待されなかった時はがくぜんとしました。彼にとって自分は友達ではないんだなと思いました。(まちるださん)
高校まで仲の良かった友達。「結婚式には呼び合おうね!」と約束までしていたのに、呼ばれませんでした。結婚式後に報告されたのですが、その友達に対してネガティブな気持ちを抱いてしまい、心から「よかったね」とは言えませんでした。(鮎さん)
忙しくて、仲が良かった友達に1年くらい会えていなかったのですが、その間に友達は結婚。結婚式に呼ばれませんでした。複雑な気持ちで、素直にお祝いできなかったです。(Kちゃんさん)
【モヤッと解消POINT】招待しない場合は、理由を伝えて
会場のキャパシティーなどさまざまな事情で、親しい人でも招待できないということは起こり得ること。その場合は、気まずいかもしれませんが、結婚式の前に伝えておくのがベスト。
結婚報告をしがてら、「大変申し訳ないのですが、今回は身内での小規模な結婚式になりますので……」などと誠意を持って伝えます。簡潔に理由を添えると、相手にも納得してもらえるでしょう。招待できなかった人は、二次会に招待するという方法もあります。
【ゲストのモヤッと5】知らないうちに結婚式が終わっていた
これがゲストの本音!
友達のインスタグラムを見たら、ハワイでの結婚式の様子が上がっていてびっくり。海外ウエディングなので、誘われなかったのかもしれないけれど、事前に結婚報告くらい欲しかったなあ。(しのさん)
仲が良かった友達が、なんの連絡もなく結婚式をしていました。ちょっと寂しかったですね。(ゆいぴぴさん)
グループで付き合いのある友達が知らない間に結婚し、すでに結婚式も済ませていました。それを共通の友達から聞かされ、「なんでオレには言ってくれなかったんだよ」と軽くショックを受けました。(ウォルトさん)
【モヤッと解消POINT】周りの人にはきちんと結婚報告を
結婚式に出席するほどの仲ではないけれど、結婚するんだったらお祝いくらい言いたいという人は多いはず。知らないうちに結婚していたという状況は、周りの人に「少し水くさいな」「寂しいな」と思わせてしまう可能性があるでしょう。
相手に余計な気を使わせたくないという気持ちもあるかもしれませんが、今後の人間関係を円滑にするためにも、結婚報告は結婚式の前にしっかりとするのがおすすめです。
呼ぶ人に迷った時はこうしよう!
結婚式は基本的には「来てほしい人」を呼ぶのが大原則。親しくない人を招待するのは避けましょう。
反対に、会場の都合などで招待客を絞らなくてはならない時は、誰が聞いても納得する明確なラインを引くようにします。例えば、親戚はおじおばだけ、学生時代の友達は部活関係者、仕事関係者は同期と直属上司……などというふうに。
呼びたかったけれど呼べなかった人には、しっかり理由を話して、納得してもらうようにします。なお、1つのグループで、呼ぶ人と呼ばない人が出るのはあまり望ましくありません。できればグループは全員呼ぶようにしますが、難しければしっかり判断基準をゲストに示して、招待するようにします。
From 編集部
結婚式のおもてなしは招待する時から始まっている!
結婚後の人間関係にも影響してくるので、結婚式に呼ぶ人を選ぶ際は慎重に。招待するにしても、しないにしても、相手の立場に立って快く祝福してもらえるように礼を尽くしましょう。
構成・文/粂 美奈子 イラスト/てぶくろ星人
※記事内のコメントは2023年8月に実施したマクロミル会員116人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2023年10月時点のものです
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