食卓がミラクルチェンジ!新生活で買うべき食器TOP10
新生活の食卓を彩る食器は、料理をおいしく見せるための大切なアイテム。でも食器って種類も形もたくさんあり過ぎて、何を買ったらいいのか迷うことも。そこで先輩花嫁121人に、買ってよかった食器をアンケート。具体的にどんな食器を揃えるといいのか、「テーブルウェアスタイリスト連合会」代表理事の二本柳志津香さんとスタイリストの宮葉真琴さんにも話を伺いました。さて、TOP10にランクインした食器は何?
発表! 買ってよかった食器ランキング
【第1位:夫婦茶わん(42票)】は、産地や手触りにこだわって
「旅行先の窯元で、お揃いの茶わんを焼いてもらいました。届くまで時間がかかりましたが、いい思い出に」(あやさん)
「同じ柄の食器を使うことで、夫婦になったんだなと食事中にあらためて感じています」(ちゃんさん)
先輩花嫁の約3分の1が「買ってよかった!」と答えた夫婦茶わん。結婚したことを実感する食器として、特別な思いを抱いている人が多い様子。そんな夫婦茶わん選びのポイントは?
「和食器は手になじむ大きさや手触りなどを比べながら、ふたりで気に入ったサイズや形を探すといいですね。別々に育ったふたりが夫婦になった意味合いを込めて、どちらかの地元の窯元や思い出の場所で一緒に手作りするのもお勧めです」(二本柳さん)
【第2位:汁わん(25票)】は、熱を通しにくい漆器がGOOD
「最初はスープカップで代用していたけど、かさばるので購入。和食らしさが出るので、買ってよかったです」(らんさん)
「木目が奇麗なもの。お祝いでリクエストして頂きました。ナチュラルでどの食器にも合わせやすい」(ちひろさん)
夫婦茶わんと一緒に使うことが多い汁わんが2位に。汁わんは伝統工芸の漆器からプラスチック製までさまざま。汁わんの選び方とは?
「汁わんは、プラスチック製だと熱が直接伝わって持ちにくいため、漆器がいいと思います。一番料理が映えるのは木目ですね。漆器も自分や彼の出身地のものを選ぶと愛着が湧きます。手入れが手間なら漆器は休日用にして、平日は食洗器OKの物にしても」(二本柳さん)
【第3位:パスタ皿(21票)】は、定番ブランドで揃えて
「パスタや焼きうどん、オムライスやハヤシライス、チンジャオロースなど炒め物やごはん物など何でも使っています」(祥子さん)
「パスタはよく食べるのでとても便利。クリーム系のパスタには黒のパスタ皿だと映えます」(さあさん)
いろんな料理に活躍しているパスタ皿。そんなパスタ皿を含めた洋食器の揃え方にはルールがあるそう。
「洋食器は2の倍数で揃えるものなので、最初に2皿購入し、家族が増えるたび2皿ずつ買い足すといいですね。定番ブランドでシンプルなデザインを選んでおくと、追加購入できます。パスタ皿の下に同じブランドのディナープレートを敷くと、高級料理店のような見栄えに」(宮葉さん)
【第4位:ディナープレート(19票)】はシンプルな白が◎
「朝はサラダと目玉焼き、ベーコン、夜はメインとサラダなど、ほぼこの一枚で事足ります」(らんさん)
「何にでも使えるし、ギリギリのサイズのお皿に盛るよりも大きめのお皿に盛った方が料理も映える気がする」(Nさん)
ディナープレートはメイン料理だけでなく、何品か盛り合わせてワンプレートディッシュにしている人も。おいしく見える盛り付け方は?
「ソースやドレッシングなどを皿の空いた部分に絵を描くように掛けると、料理がグレードアップします。そのためにも、真っ白でシンプルな30cm前後のプレートが使い勝手がいいと思います」(宮葉さん)
【第4位:丼(19票)】は和洋中OKのシャープなデザインを
「共働きなので、仕事で疲れて帰ってきたときは簡単な丼物にすることが多く、重宝しています」(ふぁみさん)
「彼が丼物好きで、料理としても簡単だし、洗い物が少なくて大助かり」(幸恵さん)
パパッとできる丼物は、忙しいふたりの救世主。どんな料理でもおいしく見えるパーフェクトな丼って?
「普段遣い用の食器なので、軽くて割れにくいものを選ぶといいですね。和洋中なんでも合わせられる直線的な深鉢にすると、おしゃれに。盛り付けは少なめにして、ネギなど青みを乗せるとおいしく見えます」(二本柳さん)
【第6位:マグカップ(18票)】は食器の一つとして大活躍
「休日にお揃いのカップを使うのはコーヒータイムが楽しくなるし、すごく幸せな気持ちに」(麻美さん)
「お互いのマグカップがあると、どちらの物か分かって便利」(かにこさん)
夫婦茶わん同様、愛を感じるアイテムとしてマグカップは人気! ただ「持っていたものに加え、友人からももらってマグカップだらけ」(のぞみさん)という声も。マグカップの活用術ってある?
「マグカップはスープを入れて皿に載せればカフェごはん風になりますし、マグカップにハンバーグの材料を入れてレンジにかけるなどのアイデアレシピも。カップだけでなく、食器として見直すと幅が広がります」(二本柳さん)
【第7位:焼き物皿(17票)】は、色違いがお勧め
「サンマが大好きな旦那さんのために購入。やはり焼き魚は長い角皿がないと不便」(ゆうきちさん)
「焼き魚以外にも、旅館のお通しみたいに3種類くらい盛ると本格的な日本料理っぽく見えます」(さくらさん)
焼き物皿を使いこなす先輩花嫁のレベルの高さに脱帽! 焼き物皿を買うときに気を付けることは?
「和食器は奇数で揃えるのが通例で、5枚組みのセットなどがよいでしょう。色違いのセットを選ぶと、料理に合わせて使い分けられます。色や産地が違う器を組み合わせるのが和食器の使い方。ほかの食器との組み合わせも考えてみましょう」(宮葉さん)
【第8位:ランチプレート(15票)】は2分割の物が正解!
「ほぼ毎日使います。仕切りがあっていろいろ盛れるのでこれ1枚で済むこともあり洗い物が楽!」(百々子さん)
と、洗い物が少なくて済むというのが、ランチプレートの人気の理由。ただ、「仕切りのせいで1品足りないなど……結局使い勝手が悪い」(ゆきなさん)という意見も。どんな物を選ぶと、ヘビロテ可能?
「ずばり、2分割の物を選びましょう。3分割だと、必ず3品作る必要があったり、皿が小さくて載らなかったりと料理に制約が。2分割ならパンとサラダ、パスタとスープ、サンドイッチにフルーツなど献立も簡単になります」(宮葉さん)
【第9位:グラタン皿(12票)】は大きめを選んで取り分けて
「市販のグラタンソースを使ってたまに作ります。グラタンのほかにもキッシュなどいろいろ使えます」(理恵さん)
グラタンのほかにラザニアやキッシュなど、オーブン料理には欠かせないグラタン皿。どんな物が便利?
「ふたりなら20~25cmくらいのちょっと大きめサイズにして、取り分けるといいですね。食卓に出すときは、木製のカッティングボードに載せると様になります。平皿にナプキンを敷いて載せてもOK。ガラス製の耐熱容器も便利です」(二本柳さん)
【第10位:サラダボウル(11票)】は木製とガラス製を使い分け
「木のサラダボウルはサラダの緑が映えて見栄えがいいし、スープなんかにも合います」(ゆきなさん)
と、食卓のアクセントになるサラダボウル。使い方のコツはある?
「冬は木製のボウル、夏はガラス製のボウルと使い分けると同じサラダでも季節感が出ます。大きさは15cm前後が使い勝手も◎ 最近は木製でも食洗器OKの物もあるので、お手入れも簡単です」(宮葉さん)
ああ後悔……買わなくてもよかった食器って?
買わなくてもよかった食器は1位マグカップ(16票)、2位ランチプレート(14票)、3位ビアカップ(9票)という結果に。
「プレゼントでもらう機会が多く、棚はマグカップだらけ」(さあさん)
「ランチプレートは食パンが1区画に入り切れない」(chaiさん)
「ビアカップを買ったものの、缶のまま飲むことがほとんど」(Eriさん)
生活スタイルが定まらない時期に先走って購入すると、お蔵入りするので気を付けて。
From 編集部
生活スタイルに合った食器を選ぼう
食器は結婚祝いにもらうことが多いので、先に購入するとかぶってしまうことも。また食器棚のスペースも限りがあるため、最初は必要最低限の物を揃えて。料理のレパートリーを思い浮かべて、優先順位を付けるのも手。時間をかけてお気に入りの食器を揃えていこう。
テーブルウェアスタイリスト連合会
二本柳志津香さん(右)
宮葉真琴さん(左)
テーブルウェアスタイリスト連合会は、食器に特化したスタイリストの育成・輩出を目的に活動している団体。設立者の二本柳さんの他、フラワー、フォト、フード、インテリアなど、各分野のプロが講師となり、さまざまな講座を開催している。また、 ゼクシィ相談カウンター銀座店など5店舗の装飾デザイン、イベントでのテーブルスタイリング、展示会での空間スタイリングなど幅広く活動している。宮葉さんは、団体認定第1号のプロフェッショナルテーブルウェアスタイリストとして活躍中。
構成・文/稲垣幸子 イラスト/Ricco
取材協力/テーブルウェアスタイリスト連合会
※掲載されている情報は2016年7月時点のものです(2024年11月更新)
※記事内のデータならびにコメントは2016年6月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー121人が回答したアンケートによるものです
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