熱血男性プランナーの新郎道場「会場選び、本気出しているかい?」編
結婚式準備中は、花嫁だけでなく、新郎だって不安や悩みを抱えるもの。「こんなに悩んでいるのは俺だけ?」「頑張っているつもりなんだけど……」そんな新郎に熱血プランナー高橋龍一さんが、パワー注入する熱血連載。
今回は、「会場選び」を始めたばかりの時にありがちな新郎の声に答えます。会場見学に行きたい気持ちが高まる高橋流のアドバイスも!
俺、悩んでるんです!
「彼女のように熱くなれない……」
「会場選び」は、ふたりで始める結婚準備の第一歩。ふたりで足並みをそろえてスタートしたいのに、彼女のテンションに付いていけずに悩んでしまう新郎も多いのです。
「正直言って彼女ほど会場にこだわりがないため、どの会場も同じに見えてしまって彼女のように会場選びに熱くなれません。それがもとで、彼女と険悪なムードになることも……。こんな時、どうすればいいですか?」(北海道・30代、他)
プランナー高橋さんが「喝」!
「大切なゲストを招く場であることを想像せよ!」
昔から結婚式に憧れを持ち、「自分がそこにいる場」をイメージトレーニングしてきた新婦が多いのに対し、ほとんどの新郎はそうした経験がないため、初期段階でテンションに差があるよう。
「心配無用! 経験から言うと、多くの新郎は途中段階から本気度がアップする。その時期は、打ち合わせの焦点が自分たちのことであるfor meから、対ゲストに関することであるfor youへと移っていくころ。つまり新郎は、結婚式をゲスト目線で考えることが多く、ゲストが喜ぶことに力を入れる傾向があるのだ。
会場選びを始めたが熱くなれないという君! ならばまずは『そこにゲストがいること』をイメージしてみよう。結婚式は自分たちのものでもあるけれど、友人や会社の先輩など、ゲストのためのものでもあるということを意識することで、君の本気度も高まっていくはずだ。
結婚式を終えた後は、『やって本当によかった!』と思えるはずなので、焦らず気負わず、がんばれ!」(高橋さん)
俺、頑張りました!
「一緒に何軒も見てベストな会場に決めました!」
会場選びは、理想の結婚式を叶えるための要。お互いに納得して会場を選べたという新郎には、どんな成功ポイントがあるのでしょうか?
「彼女と一緒に見学した会場は10軒以上! 事前に彼女は料理、僕はアクセス・周辺環境をチェックすると話し合っていたので、結果ふたりが納得のいく会場を選べました!」(大阪府・20代、他)
プランナー高橋さんが「NICE!」
「チェック項目を役割分担することが、会場選び成功のカギ!」
数だけでなく、見学の際に彼女と役割を分担してチェックできた彼。高橋さんも納得の「NICE!」です。
「君は、まさに新郎のかがみ! 初期段階からその本気度の高さがあるなら、当日の大成功は今から目に浮かびますね♪ ぜひ、今後の準備でも全ての部分にこだわりを追求し、彼女と一緒に最高の結婚式を迎えてください!
会場選びは、ダラダラと長引くとモチベーションも下がってしまうので、例えば『一カ月以内』など、“短期集中”を心掛けよう。
さらに、ぜひ一度試してもらいたいのが、見学の前にweb上のストリートビューで会場の外観を色々な角度からチェックしておくこと。新郎諸君は外観イメージで全体像を大事にする傾向が強い人が多いので、自然と『もっと中も見たい!』という気持ちが高まるはず。
自分でモチベーションを保つ工夫もして、彼女と楽しみながら会場を選ぼう♪」(高橋さん)
高橋’s熱意の教訓
今回の高橋さんのアドバイスを基に、「会場選び」の際に新郎が心得ておきたいポイントをまとめてみました。
一.新婦のテンションと温度差があってもいい。ただし、そこで彼女任せにしてしまわない
二.「結婚式は、ゲストのためのものでもある」ということ意識することで、本気度アップ
三.モチベーションを保つ工夫を自ら取り入れる
新郎だって結婚式でやりたいことがあるはず。最高に幸せな式当日をイメージしながら、彼女と一緒に楽しく会場見学を進めてください♪
高橋龍一さん
アズールウエディング代表
フリーウエディングプランナー
ホテル、レストラン、ハウスウエディングなどの会場勤務を経た後、2011年にフリーランスのウエディングプランナーとして独立。独立後は、母校や初デートの美術館、思い出の公園など、自由な場所やスタイルの結婚式を数多く手掛けている。
取材・文/塚本正一(ティンプランニング) 監修/高橋龍一(アズールウエディング) イラスト/白ふくろう舎 構成/小森理恵(編集部)
※掲載されている情報は2016年5月時点のものです
※記事内のコメントは2016年3月に実施したマクロミル会員103人へのアンケート回答によるものです
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