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お金・常識
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「お小遣い制」でもストレスFREEの秘訣は?仲良し夫婦の3ルール

ストレスFREEのお小遣いを叶えているカップル

彼との間で「お小遣い制」を取り入れようと考えている花嫁さんも多いかもしれません。「みんなどうしてる?」と気になるところですが、お金のことって親しい人にもなかなか聞きにくいですよね。そこで今回は、先輩カップルのお小遣い事情を大調査。「お小遣い制」を取り入れつつ、夫婦仲良くストレスFREEを叶えている3名の花嫁さんのインタビューも必見です。

先輩カップルのお小遣い事情を大調査!

先輩カップルのお小遣い制、どんなものがある?

今回調査したお小遣いルールは以下の4つ。

□3万円と1万円などどちらかの金額が多い「定額制」
□夫婦同じ金額の「同額制」
□家計状況で毎月お小遣い額が変動する「変動制」
□生活費を出し合い、残りを各自のお小遣いとする「お財布別制」

お小遣い制を取り入れている先輩カップルは、彼と彼女の就業状況や一家としての貯蓄についての考え方、ライフスタイルに合わせてお小遣いルールを決めているようです。

続いて、先輩カップルが取り入れている「お小遣い制」の割合を見てみましょう。

「定額制」を取り入れているカップルが最多

定額制を取り入れているカップルが最多で49%

アンケート結果では、どちらかの金額が多い「定額制」を取り入れているカップルが49%と最多。続いて夫婦同じ金額の「同額制」が29%。毎月のお小遣い金額が変動となる「変動制」と生活費を出し合いそれ以外を各自のお小遣いとする「お財布別制」は同じく8%ずつという結果でした。

片方が会社員、片方が専業主婦(夫)やパート・アルバイトの場合、「定額制」を導入しているケースが多く、「同額制」や「お財布別制」は共働きの場合に導入しているケースが多いようです。

お小遣いの額、彼は2~3万円、彼女は1万~3万円がボリュームゾーン

彼と彼女の1カ月のお小遣い金額を聞いたアンケート結果は以下の通り。
<彼のお小遣い>
1位:2~3万円
2位:3~4万円
3位:1~2万円

<彼女のお小遣い>
1位:1~2万円・2~3万円(同率1位)
3位:1000~1万円未満・3~4万円(同率3位)
という結果に。

独身時代は収入を自由に使えていても、結婚し家庭を持つとお金の流れを見直し「お小遣い制」の導入を考える夫婦も多いでしょう。とはいえ、「お小遣い制」によってストレスがたまるのはナンセンス。

現在「お小遣い制」を導入している人の「現状のお小遣い制に満足・不満」の声から「ストレスFREEのお小遣いルール」のための秘訣が見えてきたのでご紹介します。

“「お小遣い制」でもストレスFREE”の秘訣

お小遣い制でもストレスFREEの秘訣

【互いが納得の上のお小遣いルールにする】
どちらかが一方的に押し付けたルールではなく、家計やふたりの収入などを踏まえてルール策定されていること。

【お金の流れを見えやすくする】
収入や支出、貯蓄という「お小遣い」以外の家計のお金の流れが見えやすいものになっていること。

【互いのお小遣い内の用途に干渉しすぎない】
好きなものを相談せずに購入できるなど、お小遣いの使い道に口を出しすぎないこと。


お小遣いの金額が多ければストレスFREEというわけではなく、それ以外の家計もきちんと管理し、流れが見えやすくなっていることが必要なようです。夫婦で話し合ってルールを取り入れ、それ以外のお金もしっかり管理。そして、互いのお小遣いは管理しすぎない。これが“「お小遣い制」でもストレスFREE”の秘訣です。

ここから、実際にお小遣い制を取り入れつつ、「ストレスFREE」な状態を実現している3組のカップルをご紹介。お小遣い制を取り入れた理由やお小遣いの使い道、ストレスFREEの秘訣を聞いてきました。

【Case1】
彼が2万5000円、彼女が1万円の「定額制」

お小遣いの使い道は自由。家計もしっかり管理できておりストレスFREE!

彼が2万5000円、彼女が1万円の「定額制」のカップル実例

夫:哲さん(28歳)公務員
妻:野依さん(28歳)パート・アルバイト
(結婚3年目)

【お小遣いルール】
結婚してからずっと、どちらか一方が多めの「定額制」

結婚当初から、彼が2万5000円、彼女が1万円という彼の方が多めの「定額制」を導入。
お小遣いは各自の収入から捻出したいと考えており、収入から生活費・貯蓄・予備費を引いた金額を目安にお小遣いの額を設定。ランチや飲み会など外食が多い彼を少し多めにしました。

お小遣い以外は、彼が約20万円、野依さんが約7万円を生活費として家計に入れ、将来の老後資金や養育費を想定し、ふたりで毎月4万円貯蓄しています。家計は野依さんが家計簿アプリで管理。彼と共有のアカウントを作り、小まめに収支の確認をしています。

お小遣いの使い道は、彼は外食以外には書籍代やサブスク代に、野依さんは趣味やコスメなどの私物購入に充てています。少し費用がかさむ美容院代や、洋服を購入する際は家計から支出することにしています。互いのお小遣い内での使い道は自由で管理・報告は一切していません。

野依さんが今のお小遣いルールにストレスFREE!で彼と仲良くいられる理由は「私が家計を一括管理しているのでやりくりがしやすくお金の流れが把握できていること。家計を含め、お小遣いルールについても夫婦で話し合いができる関係性なので、現状不満や不便はありません」

新婚さんへのアドバイス

花嫁

彼にお小遣い制を切り出す時は自由度の高さをアピールするといいかなと思います。お小遣いというとガチガチに管理されているようなイメージを持ちがちですが、管理しすぎは互いにストレスのもとなので、足りなくなったら補填(ほてん)もあり、金額変更あり、交渉可能!などある程度ラフに構えるのが良いと思います。また、お小遣いとして渡したお金は「その人の物」として一切関与しないことも大事だと思っています。(野依さん)

【Case2】
彼と彼女のお小遣いが4万円の「同額制」

同額で平等。貯蓄も彼と目線を合わせて取り組めておりストレスFREE!

彼と彼女のお小遣いが4万円の「同額制」の実例

夫:Sさん(29歳)会社員
妻:Yさん(29歳)会社員
(結婚4年目)

【お小遣いルール】
話し合い前:生活費以外はそれぞれ自由に使える「お財布別制」
話し合い後:それぞれのお小遣いが同じ「同額制」

彼の希望により、結婚当初は生活費や支払い以外のお金を互いが自由に使える「お財布別制」を導入していたYさんカップル。趣味や娯楽にそれぞれの収入を自由に使える環境にお互い満足していました。

お小遣いルールを変えるきっかけは、結婚から2年後に子どもが生まれたこと。将来の貯蓄を見直すためYさんから打診し彼も同意してくれました。

現在のお小遣いは同額の4万円で、彼はジムの会費や食事会、彼女は洋服などの購入や交際費に使用。お小遣いの範囲を超える大きな買い物は、互いに相談し貯蓄から出しています。

「同額制」にして2年。ストレスFREEなところは、「互いに同額で平等であり、お小遣いが足りなくなったら相談して調整できるなど彼と共通の認識があること」と、「お小遣い範囲内の使い道は自由」なこと。お小遣いの金額にも満足しており、今後の生活や子育てに向けた貯蓄はNISAや積立保険、定期預貯金で資産を増やす試みも彼と取り組めているので、家計や貯蓄も上手にお金の管理ができています。

新婚さんへのアドバイス

花嫁

彼と話す時は、お小遣い制にすることでの家族にとってのメリットと、そうしなかった時の不安を伝えてみるといいと思います。最初は彼に反対されましたが、根気強く説得を続けました。今のお小遣い制にしてから、彼のお金に対する意識が「自分だけのお金から、家族のお金」に変わりました。お小遣い制にして、それ以外にかかる金額を明確化したことで貯蓄の目標ができ、彼と一緒に取り組めています。(Yさん)

【Case3】
生活費を出し合い残りは各自のお小遣いの「お財布別制」

お小遣いが自由に使え家計や家事も含めてフェアな関係でストレスFREE!

生活費を出し合い残りは各自のお小遣いの「お財布別制」の実例

夫:miさん(36歳)サービス業
妻:kuさん(38歳)会社員
(結婚2年目)

【お小遣いルール】
結婚してからずっと、生活費以外はそれぞれ自由に使える「お財布別制」

「共働きなので家計も家事も平等に」と、家計も同額を負担、家事も分担制を取っているkuさんカップル。
結婚当初より12万円ずつ家計に入れ、それ以外のお金は自由にお小遣いとして使っています。

家計の管理はkuさん。生活費から家賃、光熱費、食費、サブスク代などを捻出。保険や通信費は各自がお小遣いから払っています。生活費の余りや、頂いたご祝儀などは貯蓄へ。
画面の切り替えで夫婦と個人のお金の管理ができるアプリを使って、夫婦のお金は彼とも共有。家計の支出や貯蓄の運用方法は彼と月に1~2回ほど話し、お金の流れはふたりともが「見える」形にしています。

お小遣いの用途は、どちらも携帯の通信費やランチ、交際費など。「自分のお小遣いからも貯蓄をしていますが、期待されると困るから彼には教えていません。彼がお小遣い内から貯蓄をしているかも知りません」とkuさん。

ストレスFREEである理由は「ある程度貯蓄をしながらも、互いに自由にお小遣いが使える環境であり、家計や家事の負担も含めてフェアな関係であること」。子どもができたら現状のお小遣い制を見直す予定です。

新婚さんへアドバイス

花嫁

私たちはフェアな関係でいられることを大切にしているので、家計もお小遣いも不公平感がないようバランスを取っています。彼と家計やお小遣いルールについて決める時には、「子どもが欲しい」や「家が欲しい」など共通の目標を持つと良いと思います。何をするにもお金が必要ですから、自然と同じ目線で話ができると思いますよ。(kuさん)

From 編集部

先輩花嫁の実例やストレスFREEの秘訣を知って、彼と話し合ってみて

今回調査した先輩カップルのお小遣い事情から、夫婦の就業状況や収入、ライフスタイル、貯蓄の目的などを踏まえてふたりに合ったお小遣いルールを決めていることがわかりました。
どんなルールならストレスFREEで夫婦仲良くいられるのか、彼としっかり話し合って、ふたりにぴったりのお小遣いルールを決めてみてくださいね。

※構成・文/RIE☆ イラスト/moko.
※記事内のデータおよびコメントは、2023年3月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー93人が回答したアンケート、および20~30代の既婚女性220人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2023年5月時点のものです

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