意外? Facebookの結婚報告“3つの当たり前”マナー
「Facebookでの結婚報告にマナーなんて……」と思った花嫁さん、ようこそ! SNSは普段使いなれている手軽なツールだからこそ“オフィシャル”である結婚報告には気遣いが必要なもの。今回は、花嫁が結婚報告に使うSNSツールの中ではFacebookが72%と圧倒的なことから、“当たり前”に全く自信がない「Hanaちゃん」を例に「謎のF・Bロボくん」が3つのマナーをナビゲートしてくれます!
【いつFacebookで結婚報告をしているの?】
・結婚式後1週間以内……38%
・婚姻届の提出時……18%
・両方とも報告する ……26%
・FaceBookでは結婚報告をしない……18%
Facebookを利用しているが結婚報告を「敢えてしない」花嫁さんは全体の18%。SNSでの結婚報告が増加傾向にある一方で「結婚は日常生活の延長ではないので、そこで報告しようとは思いません(東京都・35歳)」と捉える慎重な意見も。
花嫁代表&ナビゲーター紹介
「うっかりHanaちゃん」(29)
仕事では“うっかり”ミスが多いタイプだが、持ち前の愛嬌で乗り切る日々。趣味のフラに夢中で友達も多く活動的。
SNSは主にLINEのみでFacebookは1か月に1度投稿する程度。ちょうど1週間前に結婚式を終えたばかりの卒花嫁さん。
[F・Bくん]属性:ロボット
サンフランシスコ生まれ港区育ち。現在Hanaちゃん夫婦と同居中。仕事はHanaちゃんのFacebookの記事や写真をアップしてイメージアップを計る広報担当。
極度の心配性。怖いものは「火」「燃えやすいもの」。
1. 投稿前にすること
意外と「友だち」の中に“直接伝えるべき人”がいるんDESU!
Facebookの「友だち」リストの中に「お世話になった親戚」「毎週会っているけれど式に呼ぶほどではない習い事の仲間」「遠方の古い友達」など、うっかり結婚準備の忙しさで「報告すべきなのに忘れている方」はいないですか? 婚姻届提出時ではなく、結婚式後の報告になる場合は特に一度確認を。
また、敢えて知らせたくない人がいる場合は、“プライベートなこと”と考えて設定を変えるのもグッドマナーです。
先輩花嫁コメント
「facebookの友達一覧を見て、職場や普段やりとりのある人、直近でやりとりのある人、過去お世話になった人をリストアップして口頭で報告。結婚式1週間前くらいにSNSで結婚報告を。できるだけFacebookで初めて知ったとならないように事前のご報告を心がけました」(Sayaさん)
「式に呼びたい友人には前もって『結婚する』と個別に報告。Facebookの設定を『友人のみに公開』に変更。タイムラインに上がると聞いていたので婚姻届を提出したときに交際ステータスを“既婚”に変えました」(るるさん)
2. 投稿文についてのマナー
想像以上? SNSでの結婚報告は「短く・丁寧な言葉」が正解DESU
不特定多数の人が見る可能性のある場合は特に、Facebookの結婚報告で「シンプル」を支持する人が多数。
「『実は苗字が変わりました。これからもよろしくお願いします』というような報告には、幸せアピールのような嫌味がなく素直におめでとう! と思えました(41歳・女性)」のような声も!
先輩花嫁の◎投稿文&アイデア
「『まだお知らせできていない方もたくさんいらっしゃいますが』という前置きをして報告」(加藤文香さん)
「『○月×日に結婚しました。これからもよろしくお願いします。』と、読んでいる人が不快にならないように、短くかつ控えめに書きました」(山田恵子さん)
「婚姻届提出後に報告の記事を上げました。直接報告できなかった方もいたので、一言を付け加えて配慮しました」(鶴崎真純さん)
「友人、家族、知り合い、親族など色んな方がいる少しフォーマルな場なので、控えめにご報告させていただきました」(ゆ!さん)
「結婚式へ招待できなかった方々への報告と、サプライズムービーに登場してくれた友人へのお礼もかねて結婚式2日後に投稿。結婚報告と近況、参列者や関係者へのお礼も載せました」(くーぴーさん)
3. 写真についてのマナー
家族でもダメ? 写真は2人だけが写っているものを基本にSHITE
「個人情報保護」という言葉を頻繁に聞くようになり、「顔写真を無断でアップすること」に強い不快感を感じる人も増えています! 気持ちよく報告するには、“結婚した2人の写真”が一番です。
「姉がFacebookで結婚式の様子を私の子供の写真(名前付きで)を勝手にアップ。知らない人に子どもの顔と呼び名を知られるのが怖くて避けていたのに……消してもらったけど怒りが!(東京都・33歳)」なんてことにもなりますYO。
先輩花嫁の◎写真チョイス
「彼が個人情報の流出に厳しかったので、公開を『友だち』に限定。“2人だけが写った写真”を掲載+結婚報告をした」(まるっちさん)
「まとめて写真をUPしましたが、お互い全体公開ではなく“友だち限定”にしました」(marilynさん)
「呼んだ人も呼べなかった人も結婚式の写真は、友人のみの公開の“アルバム機能で”見てもらうことにしました」(みきとんさん)
「結婚式に招待しなかった方も多かったので、挙式の流れや演出のわかる写真を計10枚ほど選び投稿。出席者に掲載の許可をとっていないので、ゲストが写っている写真は避けて掲載するように注意しました」(クマクマさん)
これでもう投稿してもいいよねー?
UUUU、うん……。でも、もうちょっとだKE、付き合ってYO。
【番外編】先輩花嫁のFacebook報告実例
[“誠実さ”と“らしさ”の2つが兼ねそろった結婚報告]
「婚姻届け提出日当日に、婚姻届け出しました+2人の写真を掲載。今まで支えてくれた方々への感謝の気持ちを書き、2人で頑張っていきますという抱負でしめくくりました」
「転校が多く友達が遠方に多かったので、直接伝えるのが難しくSNS(全公開)の力を借りました。また、直接報告できた近くの方々にも、改めて感謝の気持ちを伝えることもできたと思います」(まどかさん)
「伝えたい人が不特定多数いる場合にも、Facebookの結婚報告は有効ですよNE。顔の広い花嫁さんならではの使い方がGOOD。あとは、SNSらしく堅苦しくなりすぎない、気取りのない文面も好感度高いDESUNE-。」
「なるほど。マナーを守りながら、自分らしい表現を加えてもいいのね。“らしいな”って思ってもらえそう。あと、まどかさんの文は読みやすく1ライン開けていたり、気遣いのあるところもいいな。真似しよう!」
From 編集部
新しいSNSでの結婚報告にも“マナーやルール”ができ始めている!
企画スタート時点では「便利で使える機能」や「SNSの結婚報告で起こった事件」のようなドラマチックなテーマの方が花嫁さんたちに喜んでもらえるのでは? と考えていたけれど、調査を進めるうちに、前例が少ないSNSだからこそみんなが気になっているのは「当たり前のマナー」なのだと気が付きました。それからは迷うことなく記事が無事完成。
婚姻届を提出して心がフワフワッと浮き立っていたり、式が終わって「ほっと胸をなでおろした」ところかとは思いますが、「結婚式に招いたゲスト」や「友だち」のために、なにより花嫁さん自身のために、この記事がお役に立てれば本当に嬉しいDESU。
取材・文/青柳恵美香 イラスト/てぶくろ星人 構成/小林有希(編集部)
※掲載されている情報は2016年4月時点のものです。
※記事内のコメントと数値は、2016年2月にマクロミルが男女101人に対して実施したアンケートの回答と、花嫁1000人委員会へのアンケートの回答によるものです。
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