意外に起きがち! “親戚”たちのお祝い騒動
招待していないのに出席する、依頼していないのに歌やダンスを披露する……など、親戚たちの言動には「えっ?」と度肝を抜かれることも。そこで、先輩花嫁が実際に遭遇した親戚の、びっくり証言を紹介。プランナーさんに対応策を聞いているので参考にしてみてね。
意外にも! 招待していない親戚の出席で人数増、ってあるんです!
多くの先輩花嫁から寄せられたのが「予定にない親戚の出席でゲスト数が急増」という証言。
「おじ・おばは夫婦で招待、いとこは呼ばないと両家で決めたのに、彼側の親戚がいとこを連れていくと言い出した。しかも返信はがきもなく、出席連絡は彼の母を通して電話で。さらに子どもの部活や学校行事がわからないから、最終の返事は挙式3週間前まで待ってと言われ……。結局いとこ4人増えたけど、私側のいとこには声も掛けられず、気まずかった」(ぺーさん)
「おばだけを招待したのに、返信はがきに招待していないいとこの名前が追加されて戻ってきた」(ぎーさん)
★プランナーさんに聞きました!
こういう場合は、親から親戚に伝えてもらうのがいいでしょう。結婚式準備の際に、招待範囲やその意図も含めて親に伝えておくと、対処がしやすくなります。親とは何かにつけて共有や報告をしておき、こういう場合に連携できるようにしておきましょう。
その家族全員を呼べない場合は、招待状を送る際に電話で伝えるなどのコミュニケーションも必要なのかもしれません。
お祝いの気持ちは嬉しい! けど……突然の「歌わせて! 踊らせて!」
そして意外に多くの花嫁が困ったというのが余興に参加したがる親戚たち。申し出はありがたいけど、時間が決まっている場合はどうしたらいい?
「余興で一曲歌わせてと親戚。ありがたいけれど演出はすでに決まっていて歌の時間が取れない旨、母を通して伝え、その方の配偶者に説得してもらったけどヒヤヒヤした」(らっこさん)
「酔っ払いの叔母が案の定、やらかしかけました。酔って彼の友人の余興ダンスに飛び入り参加しそうになり、焦った記憶が……」(アオキさん)
★プランナーさんに聞きました!
前のケース同様、親族なら親に、会社関係や友人ならそのグループのリーダー格の方に収めてもらうのがいいでしょう。あの人に止めてもらって、とスタッフに指示すれば上手く連携を取って止めに入ってくれるはず。
余興などで盛り上がってくださる分には微笑ましいのですがお酒が入っているとつい盛り上がりすぎてしまう方も。この場合もスタッフにあらかじめ「止めて」と明確に指示を。
せっかく来てくれるからおもてなししたいけど、こちら負担の宿泊費が……
遠方の親戚の交通費や宿泊費は、新郎新婦側で負担するケースも多いからか、親戚の気まぐれな変更が、思わぬ出費につながることも。
「遠方の親戚が、2週間前になって前泊したいと言ってきた。3連休の初日だったので、上位クラスの部屋しか空いておらず、思わぬ大出費に」(おくちゃんさん)
「遠方から家族で出席予定の親戚に、ホテルをこちらで手配しようと思って連絡したら、2泊したいと言われ……想定外の出費に」(ももさん)
★プランナーさんに聞きました!
交通費や宿泊費の負担の「常識」は、親族についてはそのおうちごとに取り決めがある場合も多いので、最初に親に確認するのがおすすめ。
必要なら前泊分のホテルを押さえるから○日までに連絡を、それ以降はご自身で、と最初から取り決めを伝えるようにするといいですね。
一般的には交通費は片道、宿泊の場合は1泊分を負担すれば十分です。親に頼んで伝えてもらってもいいでしょう。
気持ちはありがたいんけど……
ふたりの結婚をお祝いしてくれたり、将来を案じてくれたりという気持ちはありがたいけど……
「彼の親戚の石職人さんから、大きなカエルの石の置物をいただいた。お気持ちはありがたいけど、ちょっと置き場に困る」(かえるさん)
「私の親戚から、馴れ初めを聞きたがる電話が相次ぎ、準備や仕事で忙しいのに、ひとり1時間近くも時間をとられたり、その情報は知らなかったとか、親戚同士でややこしいことになったりした」(miekoecoさん)
★プランナーさんに聞きました!
親族の方から馴れ初めの質問、毎回話すのも大変ですね。そういった情報は披露宴で話したり、プロフィール映像で伝えたりするので、当日までナイショ! と当日の楽しみにしてもらうのもいいのではないでしょうか。
プレゼントについては、相手が心を込めて用意してくださったものは受け取ることが最大の感謝の表現だと思います。ずっと取っておければそれが一番いいでしょうが、引越しなどでやむを得ず処分する場合も、写真に撮って「思い出」は残すようにしたいものです。
From 編集部
突然のお祝い騒動は対応策を参考に♪
親戚のみんなの一見突飛?と思ってしまう行動も、お祝いしたい気持ちがあるからこそ! 親戚ゲストはあなたを祝福したくていろんなことを申し出てくれているよう。
でも、「ちょっと困ったな~」と思ったら、この記事のアドバイスを参考に、親と上手に連携をとってみましょう。
清水 恩さん ウエディング・プランナー
学生時代に打ち込んだモダンダンスとの共通点から大学卒業後にウェディングの世界へ。専門式場、プロデュース会社でトータルプロデュースの経験を積み、2004年に独立。フリーウェディングプランナーとして活動する一方で結婚の専門家として『All About』他、結婚式に関する執筆や監修も行う。2015年よりスキルを有するフリープランナーのマッチングエージェントをオープン。
Prima! Wedding(プリーマウェディング)
https://primawedding.amebaownd.com/
取材・文/前川ミチコ イラスト/沼田光太郎 監修/清水恩 構成/真坂千稔
※掲載されている情報は2016年3月現在のものです
※記事内のコメントは2016年2月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー98人が回答したアンケートによるものです
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