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結納する?しない?婚約食事会との違い&決め方【卒花実例】

「結納はなんだか堅苦しいイメージで、気が進まないんです」と、結納をするかしないか悩む花嫁は多い様子。最近では、正式結納以外にも略式結納や顔合わせ食事会(婚約食事会)といったスタイルがあり、結納の選択肢も増えているみたい。ここでは、それぞれの特徴や結納を選んだ先輩花嫁、選ばなかった花嫁たちの結納事例もご紹介。結納をするかしないかを決める前にチェックしてみましょう!

結納しない派が9割以上!結納した・しなかったそれぞれの理由

結納を行ったのはわずか5%

結納アンケート結果

結納をするか・しないかについて先輩花嫁にアンケートを取ったところ、80%が結納ではなく顔合わせ食事会をしていることが判明。「堅苦しい雰囲気にしたくない」のは、親世代にも意外と多いよう。結納は正式・略式合わせて5%と少数派であるものの、義理の親からの申し出や結婚するけじめとして実施したという意見が目立ちました。何もしなかった・その他の回答が15%。結納をしない派が9割を超える結果となりました。

略式結納にした

結納口コミ1 略式結納

親からは、けじめの意味で結納はした方がいいと言われていたけれど、正式な結納だと準備も大変なので略式結納に。 当日は、顔合わせ食事会に略式結納キットを用意し、結納金はなく婚約指輪とネクタイをお互い贈り合って、お互いに負担が掛からない方法を選びました。(MMさん)

結納口コミ2 略式結納

彼の両親からけじめとして結納をしたいと申し出を頂いたので、和食レストランで略式結納キットを用意して、結納金を頂きました。(なっちゃんさん)

顔合わせ食事会にした

顔合わせ食事会口コミ

結納は両家ともに準備が負担かなと思ったので、レストランで顔合わせ食事会をしました。とはいっても、プログラムを作り、婚約記念品を披露したり、婚姻届にサインをもらう時間をつくったりと、ちょっとしたイベントのように楽しく行いました。(fさん)

顔合わせ食事会口コミ2

お互いの両親が堅苦しい雰囲気はなしとのことで顔合わせ食事会を開催。私たちとしても正式結納は荷が重かったのでほっと安堵(あんど)。(rieさん)

何も行わなかった

何も行わなかった

彼の両親が遠方で、私の父も危うく結婚式に出られなくなりそうなほど多忙だったので、事前に結納や顔合わせを行うことはなく、式の前日に2時間だけ食事をして簡単なごあいさつをしました。(池本綾さん)

何も行わなかった

両家ともに結納、顔合わせ食事会どちらもなくていいと言われたのでやりませんでした。(のりこさん)

結納はする・しないはどう決める?

そもそも結納とは??

結納と顔合わせ食事会の違い

そもそも結納とは、結婚が決まった両家が行う婚約の儀式のこと。プロポーズがふたりだけの「口約束」であるのに対し、結納では家同士が結納品や結納金などを取り交わすことで、婚約を正式なものにします。多くの場合、女性が名字を変える場合が多いため男性側から結納金や結納品を贈りますが、男性が名字を変える場合は女性側から贈ります。

結納のルーツは、約1600年ほど前の仁徳天皇の時代、皇太子が結婚をする際に妃に贈り物をしたことに由来。古くから、日本の伝統的な儀式として受け継がれてきました。

最近の結納は“略式”が主流に

結納には、大きく分けて2つのスタイルがあり、従来から行われてきた「正式結納」と簡略化された「略式結納」があります。また、最近では結納の代わりに「顔合わせ食事会」を選ぶ人も増えています。

<正式結納とは>
正式結納とは、両家が会うことなく、仲人が新郎新婦の家を行き来して結納を交わす伝統的なスタイル。仲人は、男性側から受け取った結納品を女性側に届け、女性側から男性側への結納品と受書を渡し、再び男性側の受書を女性側に届けます。関西では、女性側からの結納品はないため「結納品を納める」といい、関東では「結納品を交換する」と言います。今では、仲人の負担が大きいためほとんど行われていません。

<略式結納とは>
両家揃って儀式を行うのが略式結納。以前は仲人を立てて行っていましたが、最近では女性の自宅、あるいはホテルや料亭などで両家のみが集まって行う場合がほとんどです。結納品の飾り方や口上(せりふ)など決まった手順に従い、約20分ほどの儀式を執り行います。

<顔合わせ食事会とは>
顔合わせ食事会は、両家が集まり親睦を深めるために行うカジュアルな雰囲気の食事会のこと。結納とは違って儀式があるわけではないので、それぞれの親の紹介や会話をしながら食事をするのがメイン。最近では、結納の代わりに顔合わせ食事会を行って記念品の交換をしたり、結納前の打ち合わせで食事会をすることが増えています。

「どんな場にしたいか」で新郎新婦が決めて

結納するかしないか

結納スタイルが多様になったように、結納するかしないかの考え方もさまざま。結納が当たり前と考える人、大事な婚約イベントとしてきちんと結納をしたい人、結納はちょっと堅苦しいから顔合わせ食事会のみでカジュアルに済ませたい人……地域のしきたりによっても大きく異なります。昔とは違い、結納しない=失礼に当たるといったことはありません。結納をするかしないかは「どんな場・思い出にしたいか」を考えて、新郎新婦が決めましょう。

ただし、結納は両家の親も関わってくるので、ふたりの考えだけでなく、それぞれの親の意向を聞いてから、するかしないかを決めることが大切。意見が同じ場合はスムーズですが、問題は意見が異なったとき。男性側の親の意見を尊重する場合が多いですが、両家のどちらかが「結納をしたい」と考えている場合は、結納を行っておいた方がもめ事も少なくなりそうです。結納をするかしないかが決まってからも、誰が費用を負担するかといった問題もあるので、お互いの親とよく話し合っておきましょう。

結納をしないとき、結納金はどうする?

結納をしない場合、結納金は必要ありませんが、男性側の親から支度金としてお祝いをもらう場合があります。最近では親への負担を考えて支度金をなしにするケースもあるので、ふたりがそれぞれの家の意向を聞きながら調整しておくと◎。結納金や支度金ではなく、男性からは婚約指輪を、女性からは腕時計など、婚約記念品を贈り合う場合もあります。

【卒花実例】結納するかしないかはどう決めた?

結納する派:義母からの強い希望で略式結納を(Megさん)

結納花嫁実例1
結納花嫁実例2

1.結納するかしないかはどう決めた?
初めて義両親にお会いした際に「義母から絶対にやってほしい!自分たちの結婚の際にも行い、よい思い出になっているから!」とのことだったので私の両親にも話し、結納を行う事になりました。ただ、最近は仲人を立てないという話もあり、略式結納の形に。私の両親も、結婚の際に結納を行っていたので、義両親からの申し入れを快諾していました。私と夫は結納というワードがやはり重く感じていた部分もありましたが、略式結納の形もあることを知り、また家族の繋がりを第一に考えて執り行うことにしました。

2.当日の結納の流れ
結納を執り行ったお店が、結納のプランがあるお店だったので、流れはお店の担当の方にお任せしていました。お部屋に入り、まず夫から親族紹介、私も自身の親族を紹介しました。その後、お店の担当の方から結納品の説明を行っていただき、義父のあいさつで食事がスタートしました。所要時間は、お店に到着してから退室まで約3時間程度でした。

■結納のメリット
略式ではあるものの、昔から続いている結納という形を取れたことで、気持ちも新たにこれから結婚式に向けて頑張っていこうと思えた。

■結納のデメリット
帰宅後結納品を特に飾ることもなく、あまり盛大に行わなくてもよいのではないか、今の主流でもある顔合わせ食事会でもよかったのでは?というふうには思ってしまった。

花嫁へのアドバイス!

私自身は結納にこだわりはありませんでしたが、これから家族となる義両親が希望しているようであれば、結納という形を取ってもいいと思いました。やはり、結婚を大切に考えている親の思いをくみ取る事で、今後の結婚式や結婚式後の生活がスムーズになることもあるかと思います。結納は親世代との考え方にギャップもあると思うので、結納は親のためでもあると考え、結婚式で自分たちの色を出せればいいのでは?とも思います。
たくさん悩むこともあるかと思いますが、明るい未来のためにパートナーになる方とよく話し合うのが一番です!

結納しない派:両家の負担も考え、顔合わせ食事会に(赤迫由貴さん)

結納実例集合写真
結納実例しおり
結納実例記念品

1.結納するかしないかはどう決めた?
結納に興味や憧れもありましたが、スケジュールなどの負担を考えて、アットホームな顔合わせ食事会を考えていました。義理の母は、ふたりの決定に従うがこちらは迎え入れる側なので、結納をしなくてよいのか私の両親に確認するよう夫に言っていました。私の親も、仕事柄スケジュールがタイトであることや、お互いの実家の距離感から集まることが難しいことをわかってくれ、結納でも顔合わせ食事会でもよいとのことで、顔合わせ食事会を選びました。

2.当日の流れ
顔合わせ食事会に向けて、しおりを用意。しおりがあることで会話も弾み、当日の流れも明記していたので、婚姻届の証人欄の記入や、集合写真撮影などをスムーズに切り出せました。記念品は、お互いに交換したものを献上台にのせて写真に残し、食事会で両親に披露しました。

■顔合わせ食事会のメリット
・タイトなスケジュールの中でも開催できること。
・結納よりも費用を抑えることができること。
・堅苦しくなく気軽にアットホームにでき、アレンジしやすかったこと。
・家族も伸び伸びと楽しそうに親睦を深めることができたこと。

■顔合わせ食事会のデメリット
・結婚するという儀式的なものをきちんと感じたい方にはカジュアルに感じるかも。
・結納も「日本の良き伝統」を感じられる風習の一つだと思うので、その機会を逃してしまったのは少し残念。

花嫁へのアドバイス!

おふたりにもそれぞれの状況があり、そして家庭によっても考え方があると思います。でも「結納」も「顔合わせ食事会」も【家族の輪が広がる】幸せなイベントであることには間違いがなく、どちらにも良い点があるので、ふたりやご家族が納得した形を選択できることを願っています!

From 編集部

「結納したい」はできるだけ尊重しつつ、両家でよく話し合いを

先輩花嫁はそれぞれ結納・顔合わせ食事会を選んでよかったと感じているよう!成功の秘訣は「両家の意見をきちんと聞いてから行っていること」と言えそうです。また、どちらかが「結納をやりたい」と考えているのであれば、できるだけその気持ちを尊重するのがよさそう。
結納を結納をするかしないか、忙しい中両家の考えをまとめるのは大変ですが、納得できる選び方ができれば素敵なイベントになるはず!

構成・文/古閑真梨子 イラスト/タカヒロコ 監修/岩下宣子
※掲載されている情報は2020年12月時点のものです
※記事内のコメントは2020年10月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー155人が回答したアンケートによるものです

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