子どもと一緒に! 海外リゾート婚&ハネムーンのすすめ
3世代旅行など、子連れ海外の人気が高まる昨今。ウエディングでも、子どもと一緒の海外リゾート婚&ハネムーンの人気がじわじわ上昇中。海外リゾート婚を準備中に思いもよらず妊娠が発覚したら結婚式を諦めなくてはいけないの? 海外ハネムーンなんて夢の夢? いやいやそんなことはない。ちょっとした心構えさえ持っていれば、安全で楽しく、子どもと一緒の海外リゾート婚&ハネムーンは叶う!
【時期】子どもが2歳になる前だとベスト
子どもと一緒に海外リゾート婚&ハネムーンに行くなら、子どもが2歳になる前がベスト。2歳未満の飛行機の座席を利用しない子どもは、大人の約10%の幼児運賃のみで搭乗できる。
最もおすすめは、子どもが6カ月~7カ月ごろ。寝返りをマスターし、お座りもできるようになっているこの時期は子どもの行動範囲が広くなく、自己主張も強くないので、親は楽。
1歳を過ぎると離乳食も完了期に入り食事面ではグンと楽に。でも、歩き始めたばかりなら、機内が少し大変。退屈しないように玩具を用意するなど対策が必要になってくる。
退屈させない! 機内には玩具を持ち込もう
お気に入りの玩具があるのであれば、それは絶対に持っていこう。逆に、新しい玩具もおすすめ。これは何? と興味を持って長時間遊んでくれる可能性が高い。
ちなみに……玩具はきんちゃく袋に入れておくのがコツ。こうすることで、きんちゃく袋から取り出すところから遊びになる。周りの迷惑にならないよう、玩具は音が鳴らないものを選択するのがお約束。
【行き先】人気はやっぱりハワイ。深夜便が飛んでいる国も◎
子どもと一緒の場合でも、海外リゾート婚で人気なのはやっぱりハワイ。日本人観光客が多く、子連れ旅行に関する書籍やホームページも多くあるので情報を収集しやすい。その他、グアムやサイパン、バリ、オーストラリア、ヨーロッパという選択肢も。
子どもと一緒なら、安全が第一、また、清潔であることも求められる。
おすすめは深夜便が飛んでいる国。子どもの生活リズムができていることが前提にはなるが、夜、子どもが寝てくれれば機内での時間が随分と楽になる。
赤ちゃんと一緒なら、授乳やミルクを飲ませて耳抜きを
赤ちゃんは自分で耳抜きができないため、気圧の変化が大きい離陸時と着陸時は授乳やミルクを飲ませて耳抜きをしてあげて。小さな子どもの場合も、何か飲物を飲ませたり、飴をなめさせたりした方がよい。
なお、寝ている時は無理に何かを飲ませる必要はなく、そのまま寝かしておけばOK。
【荷物】使い慣れているものを持参して
オムツやミルク、離乳食など、よっぽどの秘境に行かない限り現地調達は可能。とはいえ、赤ちゃん連れなら、いつも使っているものを持参する方が安心。オムツは、1週間程度の旅行なら全行程分を持ち込もう。国によっては少量のパックがなかなか買えないので、途中で買うと後が大変になる。
離乳食は、封を開ければそのまま食べられるベビー用のレトルト食品の他、フリーズドライのお粥などを食事の回数分持参して。落としても割れない子ども用のお椀とスプーン、フォークなども持参すると便利だ。
子どもも親も、忘れてはいけないのが薬! 子どもの薬は病院に行き、海外に行くことを話すと、風邪薬や整腸剤、解熱剤などを処方してくれるところもある。授乳中であれば、親の薬も日本の病院で処方してもらうことを忘れずに。
ベビーカーはA型がおすすめ
軽くてコンパクトと人気のB型ベビーカー。でも、実は、子どもと一緒の海外リゾート婚&ハネムーンにはA型のベビーカーがおすすめ。座面がフラットになるので、時にはベッドに、時にはオムツ替えシートに早変わり。お昼寝タイムや急なオムツ替えに重宝する。
【ホテル】行きたい場所、見たい場所のすぐ近くに取るのが正解
子どもと一緒の海外リゾート婚&ハネムーンで重要になってくるのがホテル選び。これは、行きたい場所、見たい場所のすぐ近くのホテルを取るのが正解。観光の合間のお昼寝も、急なオムツ替えも、ホテルが近くにあればさっと戻ってすることができる。授乳だって、ホテルの部屋でできたら安心だ。
離乳食の時期であれば、小さなキッチン付きの部屋もおすすめ。現地で食材を購入し、作ることもできる。
外出先でのオムツ替え&授乳・ミルクはこう乗り切って
公共の施設に当たり前のようにある授乳室やオムツ替えの場所……でもこれは残念ながら日本だけのよう。外出時のオムツ替えで重宝するのが先に挙げたA型ベビーカー。トイレの個室にベビーカーごと入り(扉は閉まらなくても気にしない)、座面をフラットにすれば楽々オムツ替えができる。
授乳中の人は授乳ケープを忘れずに! 屋内の人目につかない場所の他、清潔で個室の数が多いトイレを見つけたら、個室の中でさっと授乳してしまうのもあり。
ミルクは、レストランで哺乳瓶を見せればたいていのお店でお湯をくれる。
【過ごし方】子どもが疲れ過ぎないことを最優先に考える
子どもと一緒の海外リゾート婚&ハネムーンで最も大切なことは、子どもが疲れ過ぎないようにすること。子どもが体調を崩したら、せっかくの挙式もハネムーンも楽しめなくなってしまう。
到着したその日はホテルでゆっくりするのがベスト。1日外出した次の日は、午前中はホテルでゆっくりする、お昼寝の時間を毎日必ず確保するなどして、とにかく疲れをためないことが大切だ。
また、家族も一緒に行っているなら、人が多く集まる場所に行く時や、夜の外出時は親に預けるなど、家族の手もどんどん借りちゃうのが正解。
【実例】1歳の息子と家族と一緒に、ハワイで挙式&ハネムーン
●ヒロフミさん・アミさん・まなとくん(1歳4カ月)
(場所:ハワイ/期間:5泊7日/同行者:ヒロフミさんの父母、兄妹)
ハワイでの結婚式を計画中に妊娠がわかり、出産後に行くことを決めたヒロフミさんとアミさん。出産後の方が自由がきくと思ったこと、美しくウエディングドレスを着たいとの思いから、出産後に行くことが自然なことのように思えたそう。
現地ではレンタカーを借りてゆっくりハワイを周ったり、父母にまなとくんを預けてふたりでディナーに出掛けたり、挙式とハネムーンを満喫。
「挙式で家族3人の写真を残せたことが一番の思い出です。子どもと一緒だからか、現地で出会った人は皆、親切でフレンドリー。家族にとってハワイが思い出の場所になりました。いつかまた、家族揃ってハワイを訪れたいと思います」。(アミさん)
from編集部『子どもと一緒なら、行く前も当日も帰ってからも頑張れる』
憧れだった場所での結婚式が叶い、親と一緒に行けば親孝行にもなる。子どもと一緒の海外リゾート婚&ハネムーンにはそんないいところがある。また、帰ってきてからは海外での経験が自信となり、行く前よりも子育てが少し楽に感じられることも。
案ずるより産むが易し。周りのサポートも受けながら、子どもと一緒に夢を叶えてみては。
取材・文/原口好美(ミューズ・コミュニティー) 取材協力/[ヒロフミさん&アミさんカップル] JSTグループ ブライダルワン TEL052-264-0525
※掲載されている情報は2015年10月時点のものです
- 挙式1年前
- 結婚式準備全般
- 式イメージ収集期
- ダンドリ
- 海外実例
- 自由
- 家族の絆