
子どもと楽しむ[海外婚]移動、過ごし方etc.どうする?実例&お悩みQA付き

海外挙式に憧れているけど、子どもと一緒だと難しい?そんなふうに悩むパパママもいますが、実は子どもと一緒の海外ウエディングにはいいことがいっぱいあるんです!素敵な海外挙式を叶えた先輩ファミリーや海外婚の達人が、子どもと一緒の海外Weddingのメリットと楽しむコツを伝授します!
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子どもと一緒の海外婚がいいこといっぱいって本当?
「泣いたりぐずったりして大変そう」「子どものお世話をしながら結婚式を楽しめる?」と不安に思いがちですよね。でも事前準備さえしっかりしておけば、子どもと一緒の海外婚は本当にいいことずくめなんです。
[1]素敵な写真が撮れる
海外ウエディングの人気エリアは撮影スポットだらけ。ウエディングはもちろん家族の素敵な写真をたくさん残せます。子どもと一緒だからパパママの笑顔もとっても優しくて自然!
[2]ハネムーンと家族旅行が兼ねられる
海外挙式なら、式後はそのままハネムーン&海外旅行に。観光やアクティビティーなど、初めての体験に目をキラキラさせる子どもと一生物の思い出をつくれます。
[3]ハートフルな結婚式に
子どもと一緒の結婚式は、緊張がほどけて温かい空気に包まれます。ドレスアップしたパパママに子どもはちょっぴり驚いちゃうかもしれませんが、そんな表情も含めて家族みんなが忘れられないセレモニーに。
[4]子どもの成長を感じられる
日常とは違う時間の中で、「初めて会うスタッフさんにも人見知りしなくなった」「現地の人とあいさつできた」「初めての料理を食べられた」と成長を感じる瞬間がたくさん。フライトやホテル滞在、挙式やアクティビティーも貴重な経験になるはずです。
では、次からは、子どもと一緒に素敵な海外ウエディングを叶えた先輩たちの実例を見ていきましょう。
憧れのガーデン挙式で子どもがリングボーイの大役を!
もともと海外挙式に憧れていたまりこさん&よしひろさん。海外挙式の相談を進めていたタイミングで妊娠がわかり、「落ち着いたら海外で式を挙げよう」とふたりで決意。会場選びのポイントは衣裳持ち込みが可能で、ガーデンに花のガゼボが作れること。2歳の息子が挙式前にガーデンをはだしで走り回って転び、ズボンが汚れてしまったけれど、裾をロールアップしてごまかしたのは今では笑い話で、家族にとっていい思い出!

【余裕のある日程に】
到着した翌日は打ち合わせ日にして、挙式は3日目に。そのおかげでバタバタせず息子も移動の疲れが取れた状態で挑めました。息子をお互いの両親に預ける時間も事前に伝えていたのでスムーズでした。

【確実に食べられるものを持参】
好き嫌いがあるので、現地で食べられるものがあるのか心配していました。ごはんだけでも食べられるようにふりかけなどを持参していたので、安心して食事に行けました。

【空港から送迎があるホテル】
ホテルの設備が整っていることと、空港からホテルまでの送迎があることを重視して選びました。

【挙式後の過ごし方】
フォトツアーでハワイの街並みや海などいろいろ回れて、とてもいい思い出になりました。また両家家族も一緒にドルフィンウオッチングに行きました。両家集まる機会がなかなかない中で、貴重な体験をみんなでできてとてもよかったです!
Wedding Data
挙式エリア:ハワイ
日程:5泊7日
子どもの年齢:2歳
ゲスト数:8名
フーコック島で日本人初の挙式!愛娘の笑顔にギャラリーから大きな拍手
海外旅行好きの陽子さん&純平さん。特に新郎は東南アジアが好きで、ベトナム・ダナンでの挙式を決めていたが、渡航1カ月前のタイミングでコロナ感染対策の緊急事態宣言が発令されて中止することに。再びチャンスを探る中で、ベトナム・フーコック島での挙式を提案され「日本人初」という言葉に惹かれて即決!
東南アジアでは物価が比較的安いことを生かし、生演奏やドローン撮影、フォトグラファーの人数を増やし、動画や写真をたくさん撮ってもらえるプランをにして、家族みんなが楽しみ、思い出に残る挙式となるようこだわった。挙式で眠ってしまった菜愛ちゃんが、新郎新婦の退場時に生演奏やギャラリーの手拍子に合わせて目を覚まし、笑顔で手拍子をしてくれたのが一番心に残る思い出に。その姿は周囲を和ませ、家族全員にとって特別な瞬間となった。

【子どもが楽しめるホテル選び】
新婚旅行を兼ねた滞在も考慮し、宿泊先はリゾートホテルのヴィラタイプで、ジャグジー付きの部屋や子どもが遊べるプール、ビーチのあるホテルを選びました。

【挙式準備や進行】
挙式中や準備時間には両親に子守をお願いしたり、パーティの料理にキッズメニューを追加したり。両親の積極的なサポートのおかげでスムーズに進めることができました。

【海外の食事を事前にお試し】
食べ物が合うか不安で、海外でよく出るポテトやハンバーガーなどを食べられるか事前に確認。レトルトも持参しましたが、ベトナムは日本人好みの味付けの料理が多く、フルーツも豊富で、実際にはほとんど困ることはありませんでした。

【国内旅行で飛行機に慣れさせた】
出発半年前に北海道旅行を計画し、短距離のフライトで飛行機に慣れる練習をしました。そのおかげで本番のフライトも比較的スムーズに過ごせました。フライト中や挙式準備の時間にはタブレットを持参し、子どもが好きな動画を見せて退屈させないよう工夫しました。
Wedding Data
挙式エリア:ベトナム
日程:6泊8日(フーコック島4泊5日、ダナン2泊3日)
子どもの年齢:2歳
ゲスト数:2名
映画みたいなロイヤル風ウエディングの夢を叶えて
フランスでの挙式を選んだMeiさん&Hideakiさん。新婦の夢は「結婚式は必ず海外で!」。コロナ下で結婚してすぐに第1子Ranちゃんを授かり、結婚式の準備中に第2子Reiちゃんの妊娠が判明。子どもと体調を第一に考えつつ、やりたいことを詰め込むプランを考えた。
会場はヨーロッパのリッツパリで、大好きな雰囲気の中静かなロイヤル風ウエディング!体調次第で予定変更も視野に入れていたフォトウエディングも、パリ市内でたくさんの写真を残すことができた。挙式翌日はイタリアへ移動し、ミラノ、フィレンツェ、ベネチアを観光。ワイナリーへ行ったり、世界遺産を見たり内容盛りだくさんの海外旅行に!「娘にもドレスを着せて一緒に写真を撮れたのは特別な体験でした」と結婚したことをあらためて実感できた挙式だった。

【旅程は長めに設定】
時差もあるので子どもに無理がないよう、旅程は長めにしました。長めに設定することで、もし体調が優れない日があっても数日休めるようにしました。

【子どもアイテムをしっかり用意】
まだハイハイ期だったので、慣れないホテル室内で少しでも安心できるように大きめのレジャーシートを持って行きました。小児科で常備薬を出してもらい、離乳食は電子レンジで温めるだけで食べれらるタイプを持参して、ホテルの朝食時や外食時にその場で温めてもらいました。

【熱中症対策も忘れずに】
スプレータイプの哺乳瓶用洗剤やブラシは重宝しました。ホテルで洗った後に拭くキッチンペーパーなども持参!5月で気温が変わりやすく、体温調節しやすい羽織り物やすぐに飲めるゼリー飲料もたくさん持っていきました。

【海外旅行で成長を実感!】
まだハイハイ期の娘だったので移動などは少し大変でしたが、海外旅行を終えて一気に言葉を話すようになり、表情がしっかり出るようになって成長も感じられたことが嬉しかったです。
Wedding Data
挙式エリア:フランス
日程:8泊10日(フランス、イタリア)
子どもの月齢:9カ月
ゲスト数:11名
達人がお答え!子どもと一緒の海外婚Q&A
私が答えます!

『ゼクシィ海外ウエディング』一ツ木優子 編集長
ハワイ、グアム、アジア、ヨーロッパなど、世界中のウエディングを長年取材。自身も現在5歳の娘が7カ月の時から家族で海外旅行に行っており、その実体験で得た情報を発信している。次に行ってみたいのはカプリ島。
[式準備編]
海外婚の準備はまず何から始めたらいい?
まずは手配会社(海外挙式の手配を行っている旅行会社・プロデュース会社)に行きましょう。エリアの選び方のポイントからお金のことまで全て相談でき、具体的な提案をしてもらえるのでイメージが湧きやすいです。旅行手配まで請け負ってくれる手配会社も多いですよ。
子ども連れの挙式の会場選びで注意することは?
子どもが過ごしやすいかまず確認。エリアや季節によって気候は大きく異なります。ガーデンなど屋外ウエディングなら、ずっと外にいても負担のない気候かどうか聞きましょう。直行便で行けて、親も子どももストレスが少ない状態で移動できる国がおすすめです。挙式当日の準備中の子どものケアや、宿泊ホテルから挙式会場への動線も確認して。
プログラムや日程で注意することは?
せっかくなので子どもとの思い出を残せるプログラムを楽しみましょう。リングキッズや家族でファーストバイトなどの演出、ロケーションフォトで一緒に撮影すると記念に残せます。
[持ち物編]
国内の旅行と違って必要なものは?
子どもの離乳食や薬は持って行くと安心です。国によっては購入も可能ですが、味が好みかどうかはわかりませんし、薬は服用したことがあるものが安心です。
意外と忘れがちだけど「実はこれも大事!」なものは?
ベビーカーをどうするかは悩みどころですね。ハワイやグアムだったら航空会社やカード会社のサロンでレンタルも可能なので現地で借りても◎。ただ、日本のように道の舗装がしっかりされている所ばかりではないですし、階段移動のシーンもあるので、抱っこひもは忘れずに持って行きましょう。
海外のレストランはベビー&キッズフレンドリーな所が多いですが、キッズカトラリーがなかったり、紙ナプキンしかない場合もあるので、子ども用のカトラリーとウエットティッシュを持っておくと安心です。
現地で調達できるものは?
洋服は海外ならではの色やデザインが楽しめます。ただ、セレモニードレスなどは現地で見つからないと焦ってしまうので、素敵な服や小物があれば買い足す、程度に考えておく方がよいでしょう。
ドレスなど荷物も多いし子どももいて大変!工夫できることは?
荷物が多くて大変なのは、空港でのチェックインと現地の空港で荷物を受け取ってホテルに行くまでです。そこの移動を楽にできるように工夫することがポイント!
移動中の子どもに必要なものや貴重品はウエストポーチやリュックに入れて出しやすくしておくと楽ですし、現地空港に着いてからホテルまでの交通手段は予約しておくか、タクシーを使うなら現地の配車アプリをダウンロードしておくなどしましょう。
[飛行機編]
子ども連れ旅で飛行機に持ち込むと良いものは?
着替え、お菓子、飲物、水筒、お気に入りのおもちゃ、ブランケットタオルなど。こぼしたり、汚したり、漏れたりすることもあるのでお着替えは必須。機内は寒くなりがちなので厚手の長袖・長ズボンも用意しておくと安心です。ぐずったとき用に、お菓子、おもちゃ、お気に入りのタオルなどがあれば◎。
発着時の気圧変化による耳の痛さにぐずる子は多いので、耳抜き対策として飲物やお菓子は用意しておくと安心です。ゼリー、あめ、おしゃぶりせんべいなど、小まめに唾液を飲み込ながら食べられるものがおすすめです。
また、足元に置けるエアクッションを持って行くと子どもは足を伸ばして寝られるので楽です。航空会社によって使用規定が異なるのでご注意を。
席はどの辺がいい?
乳児の時はバシネットのある席がおすすめです。また出入り口から近い方が子どもを抱えての移動が楽です。
飛行機でのおすすめの過ごし方は?
長時間のフライトでは、とにかく寝てもらうことを意識。フライト前にお昼寝させず体を動かせて疲れさせ、いつも寝る時に持っているものやブランケットを持ち込むなど眠りやすい環境を整えて。起きている時間は、手持ち無沙汰にならないように動画をダウンロードしたタブレットやお絵描きアイテム、おもちゃなどを持参しましょう。
[現地編]
子ども連れならではのおすすめの楽しみ方は?
海外の動物園、水族館は日本とは展示の仕方や種類が異なるので面白いです。また、海外ならではのおもちゃや洋服をスーパーに探しに行くのも楽しいです!リゾート地なら思いっきり自然を味わってください。太陽を浴びて、芝や砂を素足で踏み締めてアーシングして、最高ですよ!
子どもがいることで特に注意することは?
治安の良し悪しは関係なく、とにかく目を離さないこと!万が一病気にかかったとき、海外の治療費はかなり高いので、補償内容を確認して保険にしっかり加入して出発しましょう。
From 編集部
家族みんなの思い出に残る子どもと一緒の海外婚!ぜひ検討してみて
子ども連れのフライトや現地で過ごす不安があるかもしれませんが、しっかり対策さえしておけば、着いた先には最高の時間が待っています!現地のハッピーで非日常な空間で、愛しの家族と挙式をして、素敵な衣裳を着て、ロケフォトして、海外旅行もできちゃうんです!行ってみたいけど迷っているなら、まず手配会社に行ってみましょう。具体的にイメージすることで一歩を踏み出せるかもしれません。
取材・文/竹本紗梨 D/mashroom design 構成/小田真穂(編集部)
※掲載されている内容は2025年2月時点のものです
※妊娠中に結婚式を挙げる方は、妊婦健診に欠かさず行き、必ず医師の指示を最優先で守ってください
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