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女医さんが教える「ブライダルチェック」の話

皆さんは「ブライダルチェック」という言葉を知っていますか? ちょっとドキッとする響きですよね。でもご心配なく。これは「結婚を機に、自分の体の状態を把握する検診全般」の総称で、妊娠を望む・望まないにかかわらず、結婚から始まる新しい人生をより良く生きるための準備の一つです。男女共にメニューがありますが、今回は主に女性が検診を受ける意味やその内容について、産婦人科医の対馬ルリ子先生に伺ってみました。

自分の体に関心を持ち、より良く生きるヒントに

カップルと話す女医さん

「そもそも皆さんが会社や自治体で受けている健診って、肝機能や腎機能、コレステロールや血糖値といった特定健康診査(いわゆるメタボ健診)が中心です。でも女性にはそれだけでは不十分。トータルで把握するには、プラス婦人科検診や自己免疫系の異常を調べる血液検査などが必要になってきます。

特に最近の若い世代では子宮内膜症や卵巣嚢腫(のうしゅ)といった婦人科系の疾患や、クラミジアなどの性感染症にかかる人が増えているので、人生の節目ともいえるこの機会に受けておくと安心ですね。特にクラミジアについては、ひどくなって卵管の癒着などが起きると不妊の原因になることも。感染者の8割に自覚症状がないといわれていますから、調べておくに越したことはありません。彼も一緒に検査することをお勧めします。

また、セックスで感染するHPV(ヒトパピローマウイルス)は子宮頸(けい)がんの原因に。20代・30代の感染者が増えています。定期的な(できれば2年に1度)子宮がん検診を受けておくと安心です」(対馬先生)

婦人科系のほか、免疫系の検査も含めてトータルチェックを

聴診器とハート

「私のクリニックではブライダルチェックを『プレママドック』と呼び、ライフスタイルが変わることの多い結婚前や、妊娠を考えている女性に勧めています。その中から、皆さんにぜひ受けてほしい項目は以下の通り。

<受けておきたい検査と費用目安>
●婦人科検診(子宮頸<けい>がん検診、経膣<けいちつ>超音波)……1万5000円
●乳房検診(エコー+マンモグラフィー)……1万8000円
●感染症の検査(クラミジアなどの血液検査)……2000~5000円
●甲状腺・膠原(こうげん)病の検査(血液検査)……約1万円
●ホルモンの検査……8000~1万円

婦人科検診や性感染症の検査の必要性は上で述べた通りですが、ほかに、女性に多い自己免疫系の疾患(甲状腺疾患やリウマチ性疾患、膠原<こうげん>病など)は月経不順を引き起こしたり、それが不妊や流産の原因になることも。出産後、女性ホルモンの低下に伴って悪化することもあるので、結婚という節目の機会にぜひ調べておきましょう。
企業や自治体で行っている健診にプラスする形で受けると、費用負担が最小限で済みますよ」(対馬先生)

対馬先生、教えて! ブライダルチェックQ&A

女医さんの説明を聞く女性

「受けてみたいけど、ちょっと不安……」そんなゼクシィ読者の声に対馬先生が答えてくださいました。

Q.「婦人科内診って、痛そうで怖いイメージがあります」
A.「日ごろから何でも相談できる『かかりつけ医』を作っておきましょう。内診が怖いなら、まず相談だけでもOK。どこを訪れていいか分からない人は、NPO法人『女性医療ネットワーク』のメンバーリストか、『日本産婦人科学会/ウーマンズヘルスケア・アドバイザー』というドクターを検索してみて。その人のニーズに寄り添いながら、丁寧な検診と説明をしてくれるはずです」

Q.「検診を受けて、悪い結果を告げられるのが怖い」
A.「不安材料が見つかっても、それが分かったことが今後のために大切なんです。『ここは私の弱い部分なんだ』と意識していれば、上手にかばいながら生活をしていくすべが身に付くし、情報を得る努力もできますよね。定期的な検診と体のメンテナンスを、結婚後の人生をより良く生きるための人生プラン戦略の一つと考えてみては」

<この方にお話を伺いました>

対馬ルリ子先生
【プロフィール】
1984年弘前大学医学部卒業後、東京大学医学部産婦人科学教室助手、都立墨東病院周産期センター産婦人科医長などを経て、2002年にウィミンズ・ウェルネスを開院。現在は対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座と、女性ライフクリニック新宿(伊勢丹新宿店)にて診療を行う。2003年に女性の心と体、社会とのかかわりを総合的にとらえ、健康維持を助ける医療(女性外来)を進める会「女性医療ネットワーク」を設立。全国500名の女性医師・女性医療者と連携して活動し、女性の生涯にわたる健康のためにさまざまな情報提供、啓発活動を行っている。

from編集部『愛も深まるブライダルチェック』

ブライダルチェックを受ける意味、分かってもらえましたか? クリニックによっては男性向けのメニューも用意されているところがあります。妊娠を考えている人もそうでない人も、ふたりの大事な将来のため、お互いの体についていたわり合い、真面目に考えるきっかけにしてくださいね。

構成・文/南 慈子 監修・取材協力/対馬ルリ子(産婦人科医・医学博士)
※掲載されている情報は2015年8月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは2015年6月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー124人が回答したアンケートによるものです

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