芳名帳(ゲストブック)の種類&簡単おしゃれな手作りアイデア6
受付で、名前や住所をゲストに記帳してもらう芳名帳。ゲストブックとも呼ばれ、結婚式に欠かせないアイテムの一つです。今回は簡単でおしゃれに手作りできる芳名帳(ゲストブック)のアイデアをご紹介! 皆さんもぜひ参考にしてみてください。
芳名帳(ゲストブック)とは?
芳名帳とは、受付でゲストに名前や住所を記帳してもらうノートのことで、基本的には両家で1冊ずつ用意します。ちなみに筆ペンなどで書く昔ながらの縦書きタイプを「芳名帳」、横書きの洋風タイプのものを「ゲストブック」と呼ぶことが多いようです。受付担当者は、記帳してもらった名前と手元のリストを突き合わせて、必要に応じてふたりのメッセージを伝えたり、お車代を渡すなどの対応を行います。
知ってる? 芳名帳の目的はこんなに進化!
[目的1] 個人情報を確認するための芳名帳
こちらはシンプルなノートやシートタイプのもので、名前と現住所を確認するのが主な目的。招待状に同封し、あらかじめ記載したものを式当日持参してもらうケースも増えています。
[目的2] 記念に残すことを目的とした芳名帳
大事な記念として残しておきたいなら、ぜひゲストの直筆メッセージが記入できるものを。例えば、寄せ書きやみんなから集めたハートドロップスを、結婚証明書と一緒にフレームに納めるのも素敵なアイデア♪
【芳名帳の手作りアイデア実例1】~個人情報取得 type~
こちらのタイプの芳名帳は、「ゲストリスト」として活用・保存したい人におすすめ。返信はがきにも住所や名前は書いてありますが、1冊になっている方が見やすいし、後で頂いたご祝儀の額を名前の上に書き加えるなど、親と共有しながら使うこともできます。
事前にゲストに渡しておける、カードタイプが便利!
カードタイプなら、招待状に同封し記入済みのものを受け取るスタイルなので、式当日の記帳の手間が省けて便利。材料は100円ショップに売っているエンボスペーパー。紙の端を手でちぎっておしゃれ感を出し、周りをゴールドの油性マーカーで縁取って、自作のイラストを添えたら後は家庭用のプリンターで印刷するだけ。
<材料>エンボスペーパー20枚入り×4袋(400円)、油性マーカー(自前のもの)
<制作所要時間>デザイン~完成まで2、3日
ここが私のこだわりPOINT
おすすめはゴールドの油性マーカー。まるで金色の箔(はく)押しをしたようにゴージャスに仕上がります。カードははがきサイズなので、気軽に見返すことができるよう、これからポケットアルバムに入れて保管する予定です♪(Rinoさん)
1枚当たりの記入欄を多めにして、受付作業をスムーズに
シートタイプの用紙をおしゃれなバインダーに挟んだ芳名帳。選ぶバインダーによっては、トータル費用がかなり抑えられるというメリットがあります。とりあえず印刷すれば完成する手軽さもポイント。さゆさんの場合はオリジナリティーを出すため、文字やお花のイラストの配置を自分でデザインしたそうです。名前・住所欄は市販のゲストブックの画像を参考に。自分でデザインするのが難しい人は、無料テンプレートもたくさんあるのでチェックしてみましょう。
<材料>ケント紙8枚入り×2袋(220円)、バインダー×2(1430円)
<制作所要時間>3時間程度
ここが私のこだわりPOINT
とじる必要がなく、印刷するだけでOKの手作り芳名帳。受付の人が用紙を差し替える手間を省けるように1枚当たりの記入欄を多めにしました。ちなみに用紙に印刷したお花は素材集で見付けたもの。ナチュラルになりすぎないよう、お花の配置を自分でアレンジして仕上げました。(さゆさん)
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受付スペースをおしゃれに演出! ボタニカル芳名帳
ボタニカルな雰囲気でまとめた受付スペース。芳名帳やペンもナチュラル素材を使っておしゃれに。記帳用の紙を挟むボードは、100円ショップで見つけた木材を茶色のペンキで塗り、木の洗濯クリップを取り付けたもの。さらにボードに合わせてボールペンもアレンジ。こちらはペンに麻ひもを巻き、造花とタグを付ければあっという間に出来上がり!
<材料>記帳用紙50枚入り(100円)、木のボード(100円)、茶色のペンキ(100円)、ボールペン2本(100円)、麻ひも(100円)、オリーブの造花(100円)、洗濯クリップ(100円)、受付案内の木のボード(200円)、ホワイトマーカー(300円)、ドライフラワー(自前)
<制作所要時間>1時間
ここが私のこだわりPOINT
おすすめはゲストカードをはさむ木のボード。100円ショップで見つけたメープル色のインクを塗るだけで、合板ボードがナチュラルな雰囲気に大変身! ボールペンも木製のものは高いけど、工夫次第で費用をかけずにおしゃれに仕上がります。(0302.kuriko37さん)
【芳名帳の手作りアイデア実例2】~記念 type~
ウエディングツリーやチップ、寄せ書きなどの芳名帳は、みんなの思いが詰まった記念のアイテムとして手元に残すことができます。友人中心のカジュアルな式や、「リストはパソコンなど別のツールで管理するので大丈夫!」という人はぜひ検討してみては?
最近人気のドロップス! ふたりの一生の宝物に
ふたりの結婚式のテーマは「アットホーム」。みんなの前で結婚を誓う人前式スタイルをとったので、一人一人の承認を兼ねた「ハートドロップス」を芳名帳代わりに。手作り部分はハートのウッドチップを納めるフレーム。チップを入れたときに重ならないよう、木枠はチップより1-2ミリ厚めに。木枠上部はハートチップを入れるスペースを考慮し、短めに切った木枠を取り付けます。その上にアクリル板と飾り用の太めの板をボンドで取り付けて完成。
<材料>土台の木の板・木枠用の細めの板2本・飾り用の太めの板2本(計1000円)、アクリル板1000円、塗料・ニス・はけ・ボンド・やすり(計660円)、ハートチップ150個(300円)、白のマーカー300円、「ハートドロップス」の説明文用のデータと写真立て(計2480円)
<制作所要時間>約1カ月
ここが私のこだわりPOINT
朝早い式だったので、受付をスムーズに行うために芳名帳への記帳の手間を省きたいと思いました。その点、ハートドロップスならゲストの手間もかからないので正解。みんなの名前が入ったドロップスは、新居の玄関に大事に飾っています。(__a_y_m_a__さん)
「芳名帳×ミラー」で超★今どき&おしゃれ!
神社で神前式を行った後、歴史ある邸宅のチャペルで指輪交換式と披露宴を行ったふたり。市販の芳名帳にピンとくるものがなかったことや、「何かゲストにも関わってもらえる演出を」と考えていたところ、プランナーさんからの勧めもあり、おしゃれなミラーに一人一人の名前を書いてもらうことにしたそう。式後はそのまま新居のインテリアに。
<材料>ミラー(6000円)、ホワイトマーカー2本(400円)
<制作所要時間>材料探しのみ
ここが私のこだわりPOINT
ミラー探しにやや苦戦しましたが、ネットでかわいいプライスのものをポチ。式が終わった後は、玄関に飾っています。文字にみんなの個性が出ていていとおしいです。(hachiharu_weddingさん)
意外と簡単! ウエディングツリー。色にも意味を込めて
芳名帳の代わりに受付に用意したのはウエディングツリーならぬ「ウエディングカー」。それぞれ意味の異なるいくつかのカラースタンプを用意し、ゲストに好きな色を選んで押してもらい、自分の名前を書き入れてもらいます。作り方は簡単。まず土台になる布に、無料でダウンロードした車のイラスト素材を手描きで転写し、スタンプとフレームを用意するだけ。フレームは100円ショップで購入したものにニスを塗るとかなり豪華に変身します。
<材料>「ウエディングカー」用のフレーム(432円)、カラースタンプ(108円)、布(1000円)、説明用のフレーム(108円)
<作業所要時間>1日半
ここが私のこだわりPOINT
ウエディングツリーはよく見掛けるので、「ウエディングカー(車)」にしてみました。息子の手形を押してあります。ポイントは紙ではなく布を使ったところ。その方がスタンプの発色がいいような気がしたので。下地の絵を布に手描きしたのでちょっぴりガタガタですが、それもハンドメイドの良さだと思っています。(hu_0611さん)
From 編集部
おしゃれな芳名帳でゲストの気分もアップ!
いかがでしたか? アイデア次第で節約もできるし、記念に残る大事なアイテムにもなる芳名帳。ゲストにとっても最初に訪れる受付で、素敵は芳名帳やゲストブックを目にするとワクワクしますよね。ぜひ皆さんも手作りにトライしてみてください。
取材・文/南慈子 イラスト/山本あゆみ 構成/紺矢里菜(編集部)
※掲載されている情報は2019年11月時点のものです
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