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[徹底調査] おいしいだけじゃない!結婚式ゲストの心に残った料理って?

結婚式のおもてなしとして料理を重視する花嫁は多いもの。そこで過去3年以内にゲストとして結婚式に出席したことのある20代から70代までの男女に、これまでの結婚式で心に残った料理の内容や、どんな料理が出されると嬉しいかをお聞きしました。さまざまな世代のゲストのリアルな体験談から、結婚式の料理のコース選びや、料理のおいしい会場を選ぶことの重要性がわかります。

[Part1]ゲスト334人に聞きました。心に残った婚礼料理って?

アミューズ・前菜・スープ編

前菜のイラスト

挙式に感動し、ふたりの結婚を見守ることができて、ほっと一安心した気持ちで着く披露宴のテーブル。くつろいだ気持ちで、続くもてなしを楽しみにしているゲストへの最初の一皿がアミューズや前菜です。

ゲスト経験者に、前菜やスープなど、最初の方に出される料理で、どんな一皿が心に残ったかを尋ねたところ、年代関係なく、ウニ、エビ、フォアグラ、キャビア、ウナギなどの高級食材が使われた前菜を挙げる人が数多くいました。最初の一皿に高級感があると、インパクト抜群のよう。スープも日頃飲んでいるのとは別格の味・香りに感動したという声が多く寄せられました。

「初めての結婚式でいただいた前菜が、彩りも最高に美しく、おいしすぎて、結婚式の料理ってなんて素敵なんだろうと感動した」という女性からの声も。目でも舌でも贅沢な気分に浸れる一皿が結婚式の最初の料理では喜ばれるようです。

私の心に残った前菜・スープ

友人

前菜にキャビアが使われていて食事の最初から豪華さを感じました(東京都・男性・30代)

友人

前菜でテリーヌが出ました。エビ系統の味付けで炒った殻の味がしておいしかったです(長野県・男性・30代)

友人

ウナギの白焼きを冷たい白だしでいただくお料理がおいしかった(東京都・女性・40代)

友人

ホテルでの親戚の結婚式に出席したときに、ツバメの巣のスープが出ました。繊細な味のスープに入っていたツバメの巣がとてもおいしかったです(東京都・女性・50代)

祖父

フランス料理のコースで枝豆のスープとサラダが出て、暑い時期だったのでさっぱりとして食欲が増した(大阪府・男性・70代)

メインディッシュ編

お肉を食べるゲスト

メインディッシュの魚料理や肉料理で、印象に残った一皿はどんな料理でしょうか。予想にたがわず、ステーキやローストビーフを挙げた人が多数!お肉のやわらかさやおいしさに舌鼓を打ったようです。他にもカモ肉、鹿肉、ラム肉など、日常で食べることの少ないお肉の料理は印象に残るよう。

魚介類では、おめでたい食材でもある伊勢エビや、オマールエビの料理に感動した人の声も多く寄せられました。

いずれにしても、メインディッシュは、おいしさが直球で伝わるような、上質な食材を使った料理がゲストの心をつかむようです。

私の心に残ったメインディッシュ

友人

会場で出されたお肉料理が、お箸でも切れそうなくらいやわらかくておいしかった(栃木県・女性・30代)

友人

牛肉のステーキがおいしかったです。新郎新婦がステーキカットをしていたのもよかったです(神奈川県・女性・30代)

友人

北海道の会場で、普通は牛肉が多い中、カモがメインとして出てきておいしかった(千葉県・男性・30代)

友人

ホテルでの結婚式で、洋食のコースに豪華な伊勢エビが出てきて、見た目が華やかでとても感動しました(東京都・女性・30代)

友人

印象に残っているのは魚料理のヒラメのパイ包み。パイがサクサク、ソースもおいしくて絶品でした(東京都・女性・20代)

主食・デザート編

印象的なご飯もの

婚礼料理では最後の方に振る舞われる主食やデザート。そろそろ空腹も満たされたところで出てくる一品として、どんな料理が印象に残るのでしょう。

コメントで目についたのは、リゾット、すし、お茶漬け、炊き込みご飯、パスタなど、ご飯や麺類に大感動した人が多いこと。豪華なメインディッシュをいただいたあと、そこまで期待値が高くないところに、とびきりおいしいご飯ものが出てくるとちょっとしたサプライズ効果があるようです。

デザートは、やはりデザートビュッフェが嬉しかったという声が多数。さまざまなスイーツから好きなものが選べるスタイルは、老若男女問わず喜ばれるようです。

私の心に残った主食・デザート

友人

レストランでの結婚式で出されたウニクリームのパスタ。今まで食べたウニのパスタの中で一番おいしかったです(千葉県・男性・30代)

友人

トリュフののったチーズリゾット。結婚式のお料理でご飯ものが珍しいですし、そしてなにより本当にめちゃめちゃおいしかった。お代わりしたいぐらいでした(東京都・女性・20代)

友人

目の前で職人さんが握ってくださるおすしビュッフェがあったのが印象的でした(兵庫県・女性・30代)

友人

ホテルでの結婚式でした。メイン料理の後に、たい茶漬けが出てきて、おなかいっぱいだったのですかペロリと完食。フレンチの中に和食が混ざり、親近感も覚えるコース料理でした(東京都・女性・20代)

友人

アフタヌーンティーのようにさまざまなスイーツが運ばれ、好きなだけ食べられるところがよかったです。味もおいしかったです(神奈川県・女性・30代)

コース構成編

シェフによるコースの解説

婚礼料理のコースとしては、フレンチのフルコースや和洋折衷料理が人気です。特にフレンチは普段食べる機会が少ないため、コース料理をいただけること自体が、嬉しいおもてなしにつながるよう。逆に、食べ慣れた和食で素晴らしい料理をいただけると感動が深まったり、中華やイタリアンなど、結婚式では珍しいコース料理も印象に残るようです。

おいしいだけでも満足感は得られますが、新郎新婦ゆかりの食材が使われていたり、メニューがふたりのオリジナルというコースに感動したという声もありました。ふたりのルーツや思いを感じさせる、ストーリーのあるコースは、特別感もあって忘れられない婚礼料理になるようです。

私の心に残ったコース構成

上司

本格的なフレンチのコース料理は食べた経験がなく、結婚式で初めていただきました。皿の盛り付け一つとっても、丁寧さが伝わってきました。具材も丁寧な処理が施されていました(愛知県・男性・50代)

友人

和を基調としたコース。地元食材をふんだんに使った3種盛りの前菜から始まり、すしやローストビーフ、焼き魚などがあり、食べることが好きな自分にとっては有意義なものでした(高知県・男性・30代)

友人

新郎新婦の地元のお野菜を使ったコース料理でした。新婦の実家が玉ねぎ農家でその玉ねぎを使ったお料理が出たのが印象的でした(大阪府・女性・30代)

友人

コース料理一つ一つについて、シェフが種類や産地まで説明してくださり、楽しませていただいた。その中でメイン料理に新婦の実家が経営する豆腐店の豆腐が使われていて驚きました(東京都・男性・30代)

友人

フレンチのコースでしたが、新郎新婦のオリジナルコースでメニューのタイトルから内容までふたりの思い出が詰まっていて楽しめました(広島県・女性・30代)

サービス編

デザートビュッフェの様子

サービスでゲストを喜ばせたのは、料理やドリンクをサーブするタイミングのよさでした。お料理ならちょうどいい温かさ、冷たさで運ばれてくること、ドリンクは次が飲みたいタイミングで声を掛けてもらえること、そうした心配りが感じられ、気持ちよく食事を楽しめると、結婚式の印象もアップするようです。

また、披露宴会場で、ゲストの目の前で料理の仕上げをし、出来たてを供してくれるサービスは、インパクトを残すよう。ドリンクの種類の豊富さもポイント。特に最近ではオリジナルのカクテルや、ノンアルコールドリンクの充実具合がゲストを喜ばせます。

人気のデザートビュッフェですが、自分からは積極的に取りに行きにくいというゲストも。テーブルまで持ってきてくれるサービスは嬉しかったという声がいくつも寄せられました。

私の心に残ったサービス

上司

温かい料理は温かく、冷たい料理はちょうどいい冷たさに冷えていてとても心遣いが感じられ、味もおいしかったのですが、料理を提供する方のサービスに感動しました(東京都・女性・50代)

友人

お料理に合ったお酒が運ばれてくるペアリングのコース料理でした。お酒が飲めなくても、オリジナルのハーブティーなど、ドリンクの種類が豊富で嬉しかったです(東京都・女性・20代)

友人

待合室でチョコをドリンクに入れて溶かして飲むものがあったが、混んでいて取りに行けずにいたらスタッフの方が声を掛けてくれて案内してくれたおかげで飲むことができた。細かい気配りが嬉しかったです(富山県・女性・30代)

上司

米沢牛のステーキを目の前でシェフに焼いてもらうサービスはおいしいし、お金がかかっていると感じました(宮城県・男性・40代)

上司

デザートビュッフェがとてもよかった。男性は積極的に取りに行けない雰囲気だったので、取り分けて持ってきてもらえたことがとても印象的(新潟県・男性・40代)

[Part2]婚礼料理のどんなポイントが心に残る?年代・性別ごとに分析

20~70代男女224人の総合ランキング

ゲストにとって、婚礼料理のどんなポイントが嬉しく、心に残るのでしょうか。20~70代の男女224人に、自身のゲスト体験から、心に残る料理の条件を選択肢から選んでもらいました。そのランキング結果ベスト5は以下の通り。

===========================
1位 嬉しく、心に残る料理に条件はない(84人)
2位 味がおいしいと感じられる料理が嬉しい(41人)
3位 盛り付け、見た目の美しい料理だと嬉しい(34人)
4位 デザートが凝っていたり、デザートの選択肢が多いと嬉しい(33人)
5位 ひと口サイズにしてあったり食べやすさへの気遣いがあると嬉しい(25人)
(複数回答)
===========================

結果、心に残る婚礼料理に条件はないという答えを選択した人が全体の約4割という結果に。心に残る内容は人それぞれですし、結婚式はふたりの幸せを見届けて、おもてなしを楽しめばよいというゲストの気持ちの表れではないかと推測します。

心に残る条件を選択した人のうち、最も票を集めたのは、やはり、味がおいしいことが一番!という意見でした。続いて、結婚式らしく盛り付けの美しさを求める声や、デザートの充実度が喜ばれることがわかります。ここからは、心に残る条件を上げた人たちの結果をさらに深掘りし、性別、年代別にゲストが嬉しい婚礼料理とは?を読み解きます。

年代別 心に残る嬉しい料理[女性編]

年代の違う女性三人の感想

20~70代の女性112人に聞いた「心に残る婚礼料理の条件」は、上位4項目までが総合順位と同じ。全年代共通して、おいしさ、見た目の美しさ、デザートの豊富さ、食べやすさを評価する傾向でした。また、女性では、温かい料理は温かく、冷たい料理は冷たく、サーブのタイミングの合った一皿が嬉しいという傾向も見られました。

20~30代女性は、味がおいしいことと見た目の美しさを重視。さらにデザートへの期待値も高め。食材にこだわった一皿や、その会場ならではの料理なども上位に上がり、食を楽しもうとする現代の若い女性らしさが見えます。

40~50代の女性は、おいしさ重視に加え、「食べやすさへの気遣いがあると嬉しい」という声が多いのが特徴。また、結婚式の出席回数もそれなりにあるためか、サーブのタイミングのよさや、結婚式らしい演出が楽しめる料理も心に残ると評価しています。

60~70代女性では「盛り付け、見た目の美しさ」が1位に。婚礼料理は見た目が華やかなものでなくては、という思いがあるのでしょう。また「食べやすさへの気遣いがあると嬉しい」「デザートが凝っていたり選択肢が多いと嬉しい」も上位に。量は多くなくてよいから、心が浮き立つ料理やデザートを気負いなく楽しめると嬉しいのかもしれません。

どんな料理が心に残る?

友人

新郎新婦が用意してくれる料理なので、味が良いことは重要だと思います(神奈川県・女性・30代)

友人

少しずついろいろ食べたり、披露宴中の演出も見たいので、食べ方に気をとられずに済むようなひと口サイズの料理だと嬉しい(愛知県・女性・40代)

叔母

おいしいのはもちろん大事ですが、見た目が美しいと次にどんな料理が出るのか、楽しみになります(広島県・女性・60代)

年代別 心に残る嬉しい料理[男性編]

年代の違う男性三人の感想

続いて同じく20~70代の112人に聞いた「心に残る婚礼料理の条件」の男性編です。男性は総じて、女性に比べ、選択肢から選ぶ回答数が少なめ。婚礼料理にそこまで細かい条件はつけない様子が見受けられます。

その中で目立つのは「味がおいしいこと」と並んで「その会場でしか食べられない一皿や、ふたりのオリジナルなど珍しい一皿が嬉しい」が上位だということ。続いて「高級食材や新鮮な地元食材など、食材にこだわった一皿があると嬉しい」「季節を感じさせる料理が嬉しい」「デザートが凝っていたり、デザートの選択肢が多いと嬉しい」という項目が続きました。女性で上位だった、見た目の美しさや食べやすさを評価する声は少なめ。それよりも、旬の食材や地元の食材、その会場ならではの料理やオリジナル料理など、今ここでしか食べられないものに価値を置いている傾向が見られます。

年代別を見ると、全体傾向に加えて、20~30代では「満腹感があるコースだと嬉しい」「自分にとって程よいボリュームだと嬉しい」など量に言及する回答が見られ、40~50代になると、「カロリー控えめ」「体に良さそう」な料理が嬉しく印象に残る、とした人がちらほら。60~70代男性では「デザート」の項目が最上位で、実は男性も食後のスイーツをとても楽しみにしてることがわかりました。

どんな料理が心に残る?

友人

普段食べられない季節の食材があると貴重な経験になるので嬉しい(千葉県・男性・30代)

上司

限定料理って感じが好き(新潟県・男性・40代)

祖父

デザートが豊富だと、くつろいだ時間での楽しさが増える(兵庫県・男性・70代)

From 編集部

おいしさはもちろん、特別感が心に残る

結婚式に招かれたゲストにとって、きちんとした服装で、素敵な空間で、フルコースの料理をいただくのは、とても楽しみなことです。非日常の一日を満喫しようと、ゲストの料理への期待値はそれなりに高いもの。

今回の調査から垣間見えたのは、上質な料理はもちろん嬉しいけれど、それ以上に、ふたりが心をこめて考えてくれたメニューであることが伝わったり、結婚式らしい演出があったりと、普通にレストランでコース料理を食べるのとは違う「結婚式らしさ」が感じられるとゲストの心に残るらしい、ということでした。

おいしいだけじゃない、ちょっとした特別感が心に残る、そんな婚礼料理でおもてなしができたら素敵な結婚式になりそうです。

構成・文/河内千春 イラスト/南 夏希
※記事内のPart1のデータ及びコメントは2022年6月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー110人と、過去3年以内に結婚式に出席したことのある20~70代の男女224人が回答したマクロミル調査によるものです。Part2のデータ及びコメントは、同マクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2022年8月時点のものです

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