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涙あり、笑いあり。「新郎父のあいさつ」が素敵すぎた件

披露宴を締めくくる「新郎父のあいさつ」。新郎父の人柄がにじみ出た味わい深いものが意外に多いんです。息子である新郎はもちろん、息子の人生のパートナーになってくれた花嫁への愛情に溢れた内容に思わずほろり。素敵な実例をご紹介します。

成長した息子を素直にたたえるのが素敵

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「息子たちが住むマンションを訪問した際、ふたりで協力して手作り餃子(ぎょうざ)を振る舞ってくれました。○○さんが具材を刻み、息子がせっせと餡(あん)を包んでいる。不器用な息子がここまでしっかり料理ができるようになったのも、○○さんが根気よく丁寧に教えてくれたおかげでしょう。見事な羽根付き餃子はみんなでおいしくいただきました。これからもふたりで協力し、相談して、自分たちなりの温かい家庭を築いていってほしいと思います」(61歳・兵庫県)

エピソードと締めのエールが絶妙にリンク

新郎父ですから、新郎の話が中心となるのは自然なところ。このスピーチでは、具体的なエピソードを入れたことで、息子の成長ぶりとそれをサポートする花嫁の様子がより鮮明に伝わってきました。

エピソードの中で効いているのが「餃子」。餃子は手作りするのは結構大変だけれど、作業分担すれば楽しくできるもの。それが最後の締めの「ふたりで協力し、相談して」という言葉に、すっと落ちているのがお見事。

焼きたてのアツアツの餃子を囲む家族の雰囲気と「自分たちなりの温かい家庭」という言葉のイメージもリンクし、聞き終わった後に誰もがほっこりするあいさつになっているといえます。

息子の成長を喜ぶ父のスピーチ

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息子はへその緒が首に巻き付くという大変危険な状況の中で生まれてきました。子どもの頃は親を心配させることもたくさんありましたが、今こうしてここに立っており、大きく成長したことを親として嬉しく思っています。(70歳・大阪府)

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息子は自立心が強すぎる傾向にあり、若い時代には周りを顧みず、自分勝手な行動が目立ちました。それがこうして○○さんをパートナーに迎え、このような場を開けるまでになったことを大変嬉しく思っています。(64歳・三重県)

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親元を離れて就職し、うまくやっているか心配しておりましたが、今日多くの方に支えられてなんとか過ごしていることを知り、大変安堵(あんど)いたしました。(59歳・広島県)

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家では無口な息子が冗舌に話をしていて、とても驚いています。○○さんと出会い、会話をする機会が増えたのは嬉しい限りです。(63歳・福岡県)

息子のパートナーに送るさりげない賛辞が素敵

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「息子が○○さんを初めて家に連れてきて、 私たちに紹介してくれたのが、確か今から8カ月ほど前。 本当に笑顔がかわいらしく、気の利く優しい娘さんです。 きっと○○さんのご両親の育て方が素晴らしかったのでしょう」(77歳・神奈川県)

花嫁の親にも言及する気配り上手

新郎中心の話になりがちなところで、ひと言でも花嫁について語られていると、ゲストもなんだかホッとした気持ちになります。もちろん花嫁自身も嬉しいはず。

こちらのスピーチでは、「笑顔がかわいらしく、気の利く優しい娘さん」と花嫁自身を褒めた後、それは花嫁の親の教育のたまものであると、親も持ち上げています。花嫁も親もきっと誇らしい気持ちになったことでしょう。

短いあいさつの中にも花嫁とその親への敬意が溢れていて、温かな気持ちになります。

花嫁を慈しむスピーチ

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○○さんを初めて見たときは、優しそうな笑顔が素敵な女性だと思いました。どこかおっとりした雰囲気が息子と似ている気がするので、きっと素敵な家庭を築いてくれると思います。(61歳・京都府)

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私たちの子どもは男3人兄弟で、いつか娘ができたらなとずっと思っていました。 今年晴れて長男が結婚することになり、娘のようなお嫁さんをもらうことができて本当に嬉しく思います。 これからふたりにはいろいろな楽しいことや苦しいことがあると思いますが、力を合わせてふたりらしい家庭をつくっていってほしいと思います。(50歳・秋田県)

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おっとりしていて、優しい雰囲気の新婦を迎えられたことが嬉しいです。ご来席の皆さまには日頃から支えていただいて、ここまで来ることができたふたりだと思います。(66歳・東京都)

親としてゲストへの感謝を伝える姿勢が素敵

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「ご出席の皆さまに祝福され、新生活が始まるふたりはこの上もなく幸せ者です。特に今まで楽しいことも苦しいことも共に分かち合ってきた友人の皆さまは、ふたりにとってはかけがえのない宝物といえるでしょう。今後もお付き合い、よろしくお願い致します。新郎新婦はこの素晴らしい友人たちを大切にしていってほしいと思います」(67歳・大阪府)

友人関係を目の当たりにしてにじむ親心

自分たちのことだけではなく、お祝いのために集まってくれたゲストへも感謝の気持ちを伝えるのは、親としては当然のことといえるでしょう。

こちらのスピーチでは、新郎新婦の友人たちに言及。友人たちに囲まれてとびきりの笑顔を見せる新郎新婦を遠くから眺め、思わず最後のスピーチに取り入れた言葉だったのかもしれません。

最後に新郎新婦に対し、「素晴らしい友人たちを大切にしていってほしい」と付け加えたところに、親心がにじみ出ていてなんだかジーンとさせられます。

ゲストへ感謝を伝えるスピーチ

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これだけたくさんの方々が息子たちの周りにいることを拝見し、心強く安心しました。これからは、われわれのような昔の人間よりも年齢の近い皆さんの方がよほど当てになる存在であると思っています。今後皆さんにはこれまで以上にご迷惑を掛ける機会が多くなるかもしれませんが、どうか見捨てずに相談など乗っていただければと思います。(66歳・東京都)

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今日はふたりのためにお集まりくださり、ありがとうございます。このふたりが無事結婚できたのは、今日参列してくださった方々のおかげです。結婚するとはいってもまだまだ未熟なふたりですので、ぜひお力添えをお願い致します。(58歳・千葉県)

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皆さまに支えられ、今日という素晴らしい日を迎えることができました。まだまだ若いふたりですが、どうか今後も温かくお見守りいただき、ご指導ご鞭撻(べんたつ)のほど、よろしくお願いいたします。(56歳・愛知県)

新生活をスタートさせるふたりへのエールが素敵

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「どうかこれからはどんなときもふたりで力を合わせ、助け合いながら温かい家庭を築いてください。また、将来は自分たちのお店を持つという夢に対しても、協力し合える夫婦になってほしいと願っております。 とはいえ、まだまだ人生経験の少ない未熟なふたりでございます。ふたりがつまずいたり迷ったりしたときには、どうか皆さまの変わらぬお力添えを頂戴したく存じます」(56歳・愛知県)

ゲストにも力添えをお願いしてカンペキ!

結婚式は新郎新婦の新しいスタートとなるわけなので、新郎父からふたりへエールが送られるのは親心以外の何ものでもありません。

ただ「頑張って」というよりは、ふたりの夢を具体的に紹介し、励ます形を取ったこのスピーチは、ゲストの共感をより得られやすいと思われます。また、最後にゲストに対し、ふたりへの応援をさりげなくお願いしたのも好印象です。

きれいに締まった、まさにあいさつのお手本ともいうべきスピーチでしょう。

優しさ+厳しさの応援スピーチ

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ふたりはこれから「新しい船」に乗り換えて、航海をスタートするところです。 どんな船を仕立てるのか、どんな航海をするのかはふたりの考え方次第ですが、 お互いを尊敬し、いたわり合い、ふたりでよく相談し、協力して進めていってほしいと思っています。 そして、目先のことだけにとらわれず、 高知の桂浜にある坂本龍馬の銅像のように、遠くまで見据えた航海をしてほしいと願っています。(63歳・東京都)

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一人で大きくなったような顔をして、何でもできるようなことを言っていますが、それは大きな間違い。周りの皆さんのおかげで今の自分があるのだということをしっかり認識し、感謝の気持ちを忘れず、みんなが嫌がることはできるだけ請け負って努力していくように願います。(64歳・愛知県)

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今ふたりは幸せの絶頂にあると思います。親としてふたりに望みたいことは、いつまでも今日のこの感激を忘れないでいてほしいということです。(67歳・長野県)

【番外編】ユーモアで場を和ませるのが素敵

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「思い起こせば27年前、神戸でも雪が積もるような寒い日でございました。看護師さんが『かわいい男の子ですよ』と抱いてきてくれたわが子は まさに宇宙人のようでございました。それから手を掛け、お金をつぎ込み、このような息子に作り変えてまいりました。おかげでこんな素晴らしいお嫁さんが来てくれることとなりました。皆さまにはふたりの門出に祝福を賜り、誠にありがとうございました」(57歳・兵庫県)

誰も傷つけない上質な笑いがお見事

披露宴の最後は「花嫁の手紙」や親への花束贈呈があったりして、涙涙……となることが多いもの。湿っぽさを引きずりたくないというのなら、大トリともいえる新郎父のあいさつで少し笑わせるのもあり。

このスピーチは生まれたてのわが子を宇宙人と称して笑いを誘い、一生懸命に育ててきた自分たちを「手を掛け、お金をつぎ込み」とちゃかしたところが、誰も傷つけない(もしかしたら新郎は傷ついたか!?)上品なユーモアになっています。

さりげなく息子が立派になったことをたたえ、そのおかげで素敵な伴侶を得たと言っていて、最終的には新郎新婦も褒めていて、誰もが明るい気持ちで結婚式を締めくくれたはずです。

くすっと笑えるスピーチ

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ふたりが皆さんに支えられていることが、今日の式を通してわかりました。肌は黒いふたりですが(新郎新婦は日焼けして肌が黒かった)、腹は全く黒くない素直なふたりですので、どうぞよろしくお願い致します。(70歳・神奈川県)

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新婦のサプライズダンスに驚いて、何を話すか忘れましたが(笑)、私も息子と同じで、新婦を見たときにひと目ぼれしました。まだ若いふたりで未熟者ではありますが、皆さんに支えられてこの日を迎えられました。今後とも末長くお付き合いをお願い致します。(66歳・東京都)

From 編集部

父の思いが詰まった最後のあいさつ

新郎新婦にとっては、最後のおまけ(?)に思えるかもしれない「新郎父のあいさつ」。でも、頼まれたお父さんは、いろいろ考えて精いっぱいの気持ちをスピーチに託してくれています。お父さんがスピーチで悩んでいたら、ぜひこの記事を紹介してあげて!

構成・文/粂 美奈子 イラスト/黒猫まな子
※掲載されている情報は2019年10月時点のものです
※記事中のコメントは2019年8月に実施した「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー80人によるアンケート、息子の結婚式でスピーチをした経験のある45歳以上の男性103人を対象に行ったマクロミル調査によるものです

  • 式直前1カ月前
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