ブートニアとは?ブーケと合わせた選び方がわかる!カップルコーデSNAP
新郎のかっこよさを引き立ててくれる大切な存在、ブートニア。みんなはどうオーダーしているの? ブーケとの相性は? 今回は、ブートニアが素敵なカップル6組の着こなしを、スタイリストの土田麻美さんと一緒にチェック! 新郎にバッチリ似合うブートニア選びの参考にしてみて。
新郎のかっこよさを引き立ててくれる大切な存在、ブートニア。みんなはどうオーダーしているの? ブーケとの相性は? 今回は、ブートニアが素敵なカップル6組の着こなしを、スタイリストの土田麻美さんと一緒にチェック! 新郎にバッチリ似合うブートニア選びの参考にしてみて。
ブートニアは、ジャケットの左胸に付ける飾りのこと。結婚式では、新郎(男性)が左胸に付ける小さな花飾りを指します。
ブーケ(花束/Bouquet)に似た響きですが派生語ではなく、フランス語でboutonniere、「ボタンホール」を意味する言葉です。
昔のヨーロッパでは、男性が女性へプロポーズする際に花束を携えて行くのが通例。女性がその申し出を受け入れるとき、承認のサインとして花束の中の1輪をそっと抜き取って男性のジャケット左胸のボタンホールに挿す習わしが、今に受け継がれています。一連の流れを、結婚式の中で「ダズンフラワー」の儀式として取り入れるカップルも。
今の結婚式で用意されるブートニアは、ボタンホールに直接挿すのではなく、花飾りの裏に仕込んだピンやクリップで襟に付ける形が一般的。花嫁のブーケとお揃いでオーダーするケースが主流ですが、手作りするカップルもいます。
ちなみに、服の襟や胸元につける花飾り全般はコサージュ(corsage)と呼びます。
ブートニアの多くは、花嫁の持つブーケと同じ花材を使って、小さな花束として作られます。バラなどのメインとなる花材を中心に小花や葉を組み合わせ、茎をフラワー用テープなどで束ねてリボンで飾り、裏側にピンを付けて完成。
サイズは10cm前後。大きすぎたり重いとジャケットに付けたときに傾いてしまうため、見た目と重量のバランスが大切です。
カラーやシャクヤクなど主役顔の花なら1種類のみでかっこよく。数種類の小花を束ねれば柔らかな雰囲気に。グリーンで個性的になど、選ぶ花材によって表情はさまざま。
素材はみずみずしい生花を使うのが主流ですが、保存が可能なアーティフィシャルフラワーやドライフラワーの人気も高まっています。
ブートニアは、ブーケとのセット価格でオーダーするのが基本です。ブートニア単体でオーダーする場合は、3000円~5000円を見ておくといいでしょう。
また、ブーケ&ブートニアの価格は依頼先によっても異なるもの。生花は、会場提携のフラワーショップに依頼するのが一般的。お気に入りのお花屋さんにオーダーする方法もありますが、その場合は会場に持ち込み料が発生する可能性があります。
アーティフィシャルフラワーやドライフラワーは、SNS経由で作家さんにオーダーしたり、親や友人に依頼するほか、自分たちで作るカップルもたくさん。材料費のみでリーズナブルに抑えられます。
お色直しをする場合は、その分のブーケ&ブートニアも衣裳に合わせて2セット制作しているカップルもいます。
ブートニアに使う花材は、新婦のブーケで使用する花材から2、3種類をピックアップしましょう。同じ花材でお揃いにしつつ、選び方によっては印象のアレンジも可能です。
例えば挙式用に白×グリーンブーケを作る場合、そのメイン花材である大きな白バラをピックアップし、茎に白のサテンリボンを巻けば上品で華やかなブートニアに。
また、大きなバラを使わずに、周りのミニバラやカスミソウ、グリーンなど小ぶりなサブ花材をまとめれば、爽やかでナチュラルな印象のブートニアが出来上がります。
ピックアップする花材はぜひ新郎自身が好みを伝えて、オリジナリティあるブートニアを目指しましょう。
胸元に付けたブートニアは、新郎の幸せいっぱいな表情を引き立ててくれる存在。ブートニアの色やボリュームを考えるときは、衣裳とのコーディネートも意識しましょう。
クールなブラックタキシードなら、赤や白の鮮やかなブートニアできりっと感アップ。旬のモスグリーンやグレージュのタキシードには、同じくニュアンスカラーのブートニアを。ふんわりアシンメトリーにまとめると、ちょうどいい抜け感が演出できます。
意外と見落としなポイントはリボンの選び方。ブーケに使うリボンとお揃いにしたいところですが、ブーケとブートニアでは大きさが違うので、リボンの太さや結び方を工夫したいところです。
つややかなサテンリボンを茎に巻けばノーブルな印象に。細いリボンを蝶結びにすれば洗練さが際立ちます。差し色となるビビッドカラーや、大人っぽいブラックのリボンも人気。麻紐や裂布をラフに巻いたものは、ガーデンやリゾートウエディングなど自然を感じるシーンにお似合い。
シンプルなブートニアを1つ用意し、衣裳に合わせてリボンでお色直しするのもおすすめです。
【選び方Point】
彼がプロポーズ時にくれたドライフラワーのブーケを結婚式でも持ちたくて、そのブーケに合わせて衣裳をコーデ。ブートニアは、ブーケを見せながら会場のお花屋さんにオーダーしました。
色みや雰囲気は統一しつつ、葉っぱや木の実を多めにしてシックな雰囲気にしたので、ブラウンのタキシードとの相性バッチリ。ドライフラワーだから、式後部屋に飾ることも想定。くすんだオレンジ色のリボンは、家のオレンジ色のソファと合わせました。(ayakaさん)
ブラウンのタキシードに、シックなドライフラワーのブートニアが程よくなじんで大人っぽいですね。実物がミックスされていることで立体感があるので、ブーケのボリューム感とのバランスもきれいです!
【選び方Point】
「feel something be relax」という結婚式のテーマに合わせて、ブーケはグリーンのみを束ねたワイルドブーケにし、ブートニアはそのミニブーケというイメージでオーダーしました。
基本的にお花屋さんにお任せしましたが、白いリボンを重ねたループがポイントになって、ネイビーのタキシードをより爽やかに引き立ててくれたと思います。いつもよくお花をお願いするショップで作っていただいたので、好みに合う仕上がりがうれしかったです。(ar.さん)
グリーンオンリーの束と、その下のたっぷりとした白いリボンが、ネイビーのタキシードに映えて爽やか! 小さめの束だとカジュアルな印象になりがちですが、リボンのボリュームがあることでエレガントさも十分。
【選び方Point】
とある病院の待合室に飾られていたフラワーアレンジメントにひと目ぼれし、そのお花屋さんにブーケ、髪飾り、ブートニアの3点をオーダーしました。歴史ある教会でのカトリック挙式だったので、ピンク系でも発色の良い鮮やかな色は避け、くすんだ色みのバラでクラシックな雰囲気に。
ブートニアは、私がコーディネートした彼の衣裳の全身写真をお花屋さんに送ってお任せ。落ち着いた色のバラが、衣裳のベージュ&カーキとよく似合いました。(Sumireさん)
ベージュのジャケットとカーキのパンツのコーデは一見カジュアルに見えますが、高貴なバラのブートニアが華やかさを与えてくれますね。ブーケとのお揃い感があると、仲むつまじい印象も高まります。
【選び方Point】
ステンドグラスが荘厳な大聖堂の挙式に合わせたのは、純白のドレスとタキシード。ブーケは結婚式のテーマカラーにしたピンク×ホワイトにしましたが、彼の衣裳はあまり騒がしくならないよう、色を入れずに白いバラのみにしてもらいました。
白いバラには”純潔”という意味があると聞いたのも決め手です。甘くなりすぎないよう、リボンも細い白をセレクト。神聖な挙式シーンに、白一色というコーディネートはとても上品に映りました。(YUIさん)
1輪の白いバラのブートニアが潔くクール。タキシードの白とワントーンでまとまることで、品のあるコーディネートに仕上がっていますね。挙式会場の厳かな雰囲気にもよく合うノーブルな雰囲気が新鮮です。
【選び方Point】
セルフで行った前撮りのコーデです。シンプルなスレンダードレスに赤のアクセントカラーを効かせたくて、アーティフィシャルフラワーのブーケをレンタル。プロテアのワイルド感と、大人っぽいボルドーの色みが理想通りのデザインでした。
彼のスーツは自身で購入したZARA。グレーのチェック柄に、ラフ感を出したくて白Tシャツを合わせ、ブーケとお揃いのブートニアを添えて。実もの中心なのでセンスよくまとまりました。(Yukaさん)
インナーにTシャツを合わせたチェック柄スーツと、オフショルドレスというこなれた着こなしに、深い赤色のブーケとブートニアが大人なクラス感を添えています。ロケーションにもマッチしていますね。
「フォトジェニック」「日持ちする」「手頃」の3大メリットを叶えると人気急上昇中のアーティフィシャルフラワーのブートニア。花の季節に左右されず好きな花材を選べ、持ち運びも手軽なので、前撮りや海外挙式に選ばれています。
【作り方】
1.花と実ものを束ね、後ろに葉っぱを添えてフローラルテープで固定する
2.ブートニアピンを葉っぱの裏側に固定
3.茎部分のフローラルテープを隠すように、リボンを巻いて完成
新郎が代表ゲスト12名から1輪ずつ花を受け取り、出来上がった花束を新婦に贈呈。新婦はその中から1輪を新郎の左胸に差してブートニアに。ヨーロッパの伝統的なプロポーズシーンを再現した演出は、ふたりのロマンチックな関係が際立つと人気。さらにゲストに承認してもらう一体感も感じられます。人前式のほか、披露宴の再入場時にもおすすめです。
かわいいキッズゲストがブートニアを手に入場。祭壇前でしゃがんだ新郎の左胸にブートニアをつける様子に誰もがほっこり笑顔!フラワーガールやリングボーイなど、キッズが活躍する挙式演出の新鮮なアイデアとして注目。もちろん、親や友人など大人ゲストに依頼しても素敵なシーンになります。
「今日まで育ててくれてありがとう」の感謝を込めて、モーニング姿の父に、ブートニアを贈呈。挙式の親族紹介後に行えば、家族を前にしっかりと気持ちを届けられるうえ、父の晴れ姿を一層華やげることもできます。挙式演出の一つとして時間を設けたり、披露宴ラストの記念品贈呈のタイミングで母への花束と共に贈るのも感動的です。
単にブーケとお揃いにするだけでなく、大きさや花材のアレンジ、リボンの合わせ方まで気を配ると、新郎の装いもぐっと引き立ちそう。スーツとのコーディネートも踏まえて、男前度がぐっと上がるブートニア選びを叶えてくださいね。
土田麻美
Stylist
小物使いでトレンド感を発揮したファッション提案が得意。自身もゼクシィ世代のため、ドレスコーデも花嫁の心をぎゅっとつかむ等身大のスタイリングを叶えてくれる。
取材・文/伊藤佳代子 監修/土田麻美 構成/紺矢里菜(編集部)
※掲載されている情報は2019年9月時点のものです(2026年3月更新)