雨でガッカリなんてことのないRainWeddingの楽しみ方アイデア
アウトドアでのウエディングはもちろん、ガーデンなど屋外での演出を計画している花嫁さんは特に「雨が降ったらどうしよう……」と気になりますよね? ここでは、3名のプランナーさんにアイデアをもらいながら、 雨の日だからこそ生きるとっておきの演出や、雨ならではの楽しみ方をご紹介。
アイデア1
雨を生かした写真を撮ろう
傘を差すことで、ツーショットをよりロマンチック&キュートに演出。また、雨粒を写し込むなど、雨天でなければ叶わないような幻想的な雰囲気の写真も撮れるので、雨の日ならではのおしゃれなフォトを残しましょう。
キラキラ輝く相合い傘がドラマチック!
高砂席だった木のオブジェの前での相合い傘のショットは、雨と夜が合わさってとってもロマンチック。傘に降り注いだ雨粒がライトに照らされてキラキラ輝き、アートのようなデコレーションとの相乗効果でますます幻想的な雰囲気に。
取材協力/TOE&TIE ウエディングプランナー 白石美紗子さん(http://toeandtie.com)
POPな傘とはじける笑顔で思い切りキュートに
大切な日にはいつも雨が降るというふたり。楽しみにしていた当日はやっぱり雨模様だった。花嫁が当日身につけていたカラフルな傘と靴がドレスとうまくマッチして、POPなコーデが完成。元気いっぱいの笑顔とポーズで、雨を物ともしない躍動感のあるショットが生まれたそう。
取材協力/coconoem フリーランスウエディングプランナー 竹屋弓子さん(http://www.coconoem.com)
アイデア2
誓いの言葉やあいさつに雨の日だからこそのフレーズを
欧米では、雨は「神の祝福」「天からの恵み」とされ、雨の日の花嫁は幸せになれるという言い伝えもあります。「雨降って地固まる」など、日本にも雨に関連したことわざがありますよね。ウイットに富んだセリフで場は和み、「あの雨の日は素敵だったね」と、ゲストの心にも印象深く残るはず!
文例1 誓いの言葉
「ネイティブアメリカンの結婚式では、司式者からの説話に『雨が降っても、今あなたは雨を感じないでしょう。それは互いが互いの傘になっているからです』という一節があります。これから先、今日のように雨が降っても互いが傘となって支え合い、明るい家庭を築くことを誓います。」
「初めてふたりで出掛けた(〇〇した)日は雨でした。今日も外は雨が降っています。そして、雨が降り注ぐ以上の皆さまからのこの祝福で迎えられたこの一日を生涯忘れず、ふたりで幸せな家庭を築くことを誓います。 」
文例2 スピーチ
「雨は天からの贈り物。フランスには“雨の日の結婚式は幸福をもたらす”という言い伝えがあり、雨粒と一緒に天使が舞い降りてくるともいわれているそうです。皆さまはもちろん、神様や天使にまで祝福され、私たちは本当に幸せ者です! 」
「 今日、雨が降ってくれたおかげで、ふたりの地盤も皆さまとの絆も、より固くなった気がします。 」
「フラワーシャワーには花の香りで周囲を清め、幸せをねたむ悪魔からふたりを守るという意味が込められているそうです。できなかったのは残念ですが、代わりにレイニーシャワーがどんな困難をも洗い流してくれたようです。」
アイデア3
雨ならではの演出やアイテムを用意、とことん楽しむ
定番の演出をアレンジして楽しむ
やりかったことを雨だからと、諦めてしまうのはもったいない! 青い空の下、というシチュエーションは変わっても、演出のイメージを変えずにアレンジすれば叶うんです。
・“屋外でできなかったフラワーシャワー”は“花びら装飾に”
ゲストにお願いして高砂席に花びらを飾ってもらうと、祝福の意味がこもった温かい演出に
・“トスする予定だったブーケ”は“スピーチ+手渡し”に
花嫁が受け取ってほしい人への思いやストーリーをスピーチして手渡し。または、事前にナンバーやマークの付いたカードを配っておき、くじ引きのような形でプレゼントする相手を選ぶのも楽しい
・“プチギフト”は“祝福の飴(あめ)”に
「雨は天からの祝福」にちなんで、ゲストに飴(あめ)を配る
雨ならではのアイテムを使った演出で楽しむ
雨を利用して、雨だからこそ意味を持つ演出を用意するのも素敵。「あいにくの雨でしたが……」という言葉を忘れるくらい、楽しい時間を過ごせそう。
・ベストアンブレラ賞をプレゼント
当日ゲストが持ってきた傘の中から一番おしゃれな傘を選んで表彰
・「雨」をテーマにした装飾
ハンカチサイズのタオルでてるてる坊主を作っておき、ウエルカムツリーに飾るか、ゲスト卓に置いておく(ウエルカムスペースにおけば、来場時に使ってもらえる)、他にも傘やアジサイなどを装飾に使って、パーティ全体に統一感を
・傘にゲストのメッセージを
無地の傘を用意して、受付でゲストにメッセージを書いてもらい、相合い傘でふたりが入場する
最後に……
雨だから、のゲスト配慮も忘れずに!
「雨だったけど、ふたりらしくて楽しかった!」とゲストに思ってもらうためには、こまやかな気遣いが大事。最後は、MAARU weddingsのウエディングプロデューサー 萩原 梓さんに、ゲストのための雨対策を教えてもらいました。
ゲストに優しい6つのリスト
□ウエルカムドリンクに温かい飲物を
□女子用に、お化粧ブースを特設(ヘアアイロンやまとめ髪セットを用意)
□到着ゲストにミニタオルを用意してお迎え
□自分の傘がわからなくならないように、クロークでしっかり傘を管理
(意外に傘立てしか用意していない会場が多いので!)
□引出物を紙袋で渡す場合には、濡れないようにビニールカバーをかけて
□幸せな笑顔のふたりでいること!
取材協力/MAARU weddings ウエディングプロデューサー萩原 梓さん(http://maaru-weddings.com)
From 編集部
恵みの雨と思って最高の1日を楽しもう!
たとえ雨でも、ゲストに心地よく過ごしてもらうための準備や配慮さえしっかりしておけば、しょんぼりする必要はなし! どんな天候でも、ふたりがHAPPYでいることが何より大切。ふたりの幸せな姿がゲストにとっては一番の喜びでもあるのです。雨が降るたびに「いい結婚式だったな」と、ふたりもゲストも思い出せるよう、満面の笑みで楽しみましょう。
取材・文/大平美和 構成/真坂千稔
※掲載されている情報は2017年5月時点のものです
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