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結婚式スタイル
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ゲストとしっかり向き合える! シンプルで上質な結婚式のすすめ

ゲストの人数を絞り込んで、派手さはなくても上質なおもてなしと心配りでゲストとの時間を楽しむ結婚式。そんなシンプルウエディングを実現するためのポイントと、先輩花嫁の素敵な実例をご紹介します。

シンプルウエディングって何?

<シンプルウエディングの3つのポイント>

ゲストテーブルのイメージ

・ゲストを厳選
本当に来て欲しいと思える親しい人だけを招待。ゲスト全員としっかり触れ合える、ゲスト人数30人以下の小規模ウエディング。

・演出や装飾をひかえめに
お色直しの回数や余興を最小限に絞り、テーブル装花や会場装飾に豪華さを追求せず、全体的にシンプルでナチュラル志向が貫かれている。

・上質なおもてなし
お金をかけないのではなく、ゲストがふたりのおもてなしの気持ちを実感できるよう、ゲストのためにしっかりお金を使う。

<ゲストが嬉しい5つのこと>

Thank youのカードを持った新郎新婦

・招待してもらえたことが喜びに
ゲストを厳選する少人数ウエディングだからこそ、招待されたゲストは自分がふたりにとって大切な存在であることを実感できる。

・ふたりを独占できるチャンスがある
近い距離で会話したり、一緒に写真が撮れたり、他のゲストに遠慮せず、全てのゲストがそれぞれふたりと向き合い、一緒に過ごせる。

・パーソナルなおもてなしがしてもらえる
好き嫌いやアレルギーにきめ細やかに対応した料理、全員内容の違う引出物など、行き届いたおもてなしに、ふたりが自分のことを考えてくれていると実感。

・ゲスト同士の距離も近く、一体感が味わえる
たとえ初めましての間柄でも、ふたりにとって特別な存在であるという共通点は、ゲストとゲストの距離を自然と近づけてくれる。

・待ち時間が短く濃厚な時間が過ごせる
会場内への入退場の時間やテーブルクルーズなど、ゲストの人数が多いほどゲストの待ち時間は長いもの。シンプルウエディングではそんな待ち時間は最小限だから、ふたりと過ごす時間もより濃厚に感じられる。

シンプルウエディングを成功させた先輩花嫁の実例を紹介

「大切な存在であることをしっかり伝えたい」ちーさんの場合

大好きな親友と花嫁

<Point>
●ゲストを厳選(家族・友人合わせて25名ほど)
●上質なおもてなし(料理をグレードアップ)

社会人1年目のときに、職場でほとんど接点のなかった人から結婚式に招待されて戸惑ったことがあります。その経験から、自分の結婚式に招待するゲストは大切な人だけに絞ろうと考えるようになりました。

自分の結婚式では、学生時代とは交友関係も少しずつ変わっている中で、あまり会えなくてもお互いに友人だと胸を張って言えような人たちに声をかけました。その結果、肩肘張らず、アットホームな雰囲気で楽しんでもらえるメンバーが出席してくれました。

写真:披露宴で友人代表スピーチをしてくれた大学時代からの友人とともに。「私が弱気になってるとき、常に励まして味方になってくれます。私も彼女が困っていたら、いつでも手を差し伸べたいと思っています」と新婦のちーさん

ゲストの祝福を受ける新郎新婦

当日の進行では特別なことはせず、内容はいたってスタンダード。そのため、多少堅苦しくなるかも……と思っていましたが、挙式では新郎の入場シーンでなぜか笑いが起こったり、披露宴ではテーブルフォトや高砂での写真撮影でも、友人たちが面白いポーズをしてくれたり、終始笑顔があふれる結婚式になりました。ふたり共通の友人たちが作ってくれた余興ビデオには、新郎がサプライズ出演。内容もとても面白く、思い出になりました。

写真:特別な演出はなくても、ふたりとゲスト全員の笑顔や歓声が最高の演出に。ゲストとの距離が近いシンプルウエディングだからこそ、お互いの気持ちが行き交うあたたかな雰囲気に満ちた時間が過せたそう

ケーキカットをする新郎新婦

おもてなしの面では、料理が要だと考えたので、ふたりで実際に試食していちばん美味しいと思ったコースにランクを引き上げました。また、両家の親による各卓へのあいさつ回りは通常お酌だと思いますが、お酒の飲めない友人も多かったため、私の母がフォトラウンド用に作成したペーパーフラワーのプロップスを配って回ったところ、とても好評でした。

手作りした席札には一人ずつメッセージを。伝えたい思いがあふれてしまい、読みやすさ優先でパソコンを使いました。ある友人は本当に喜んでくれて、今も定期入れに挟んで持ち歩いてくれています。

写真:楽しくて嬉しくて、緊張することなく友人と盛り上がれたけれど、新婦側のゲストの方が多かったため「もっと新郎の紹介をする工夫があれば良かったかも」とちーさん。ウエディングケーキはイチゴと生クリームたっぷりの生ケーキをオーダー

「本当に必要なことを選び抜いてアットホームに!」笑里さんの場合

友人たちに囲まれる新婦

<Point>
●上質なおもてなし(料理をグレードアップ)
●演出や装飾を控えめに(2WAYドレスでイメージチェンジ)

新婦は沖縄、新郎は北海道で出身地の違う私たち。私の故郷であり、ふたりの思い出の地でもある沖縄で結婚式をしようと決めました。沖縄の海が見える式場への憧れもあったので、理想通りのリゾートホテルを会場に選びました。

沖縄の親族が勢ぞろいしてくれた挙式のゲスト数は50名ほど。挙式後は、家族と県外からのゲストのみ16名でのパーティを実施しました。人数が少ない分、みんなの都合が調整しやすく、気候が良く旅行も楽しめるGWに決めることができました。リゾートも兼ねていたのでゲストに喜んでもらえたし、私たちも緊張せずにワイワイできる雰囲気がとても良かったと思っています。

写真:ブライズメイドもお願いした友人ゲストと、新婦の笑里さん。事前に東京で顔合わせの場を用意したので、当日は最初から打ち解けた雰囲気に。笑里さんは友人から「今までたくさんの結婚式へ出席したけれど、その中でいちばんだと思うくらい良い結婚式だった」と言われたことがとても嬉しかったそう

グレードアップした料理

ゲストは沖縄県外から来てくれる人が多かったので、交通費を負担してもらう代わりにご祝儀はいただかず、美味しい料理を楽しんでもらいたくて、料理は迷わずグレードアップしました。料理は東京の有名ホテルのシェフ監修による、沖縄食材をふんだんに使った和食のフルコースです。

ゲストが少人数で気心の知れた仲であっても、ご祝儀や旅費の問題は早めに解決しておくのが良いと思います。私たちは、家族の旅費は負担しましたが、友人には旅費を負担してもらう代わりに、ご祝儀を辞退する旨を招待状の中に記載。それに納得したうえで出席してもらうことができました。

写真:ブルーが華やかなガラスのお皿に盛られた料理。ゲストからも好評で、ふたりは「グレードアップして良かった」と思えたそう。もちろんふたりもゲストと一緒に食事を楽しんだ

挙式ではロングトレーンで後ろ姿も意識したドレスコーデ
パーティでは小物でアレンジして2WAYドレスを楽しんだ

結婚式では、できるだけゲストのためにお金をかけようと考えていたので、私の衣裳は1着でいろんなアレンジができる2WAYドレスを選択。当日はトレーンやリボン、ヘッドドレスをチェンジして変化をつけたので、みんな別のドレスにお色直しをしたと思ったそうです。

ほかに心がけたことは、ゲストが事前の旅支度で困らないように気候や服装について伝えたり、後日あらためてお礼メッセージを送るなど、ゲストへのフォローをマメに行ったこと。そうすることで、ふたりがゲストのことを大切に思っている気持ちが伝わると思います。

写真1:笑里さんが選んだウエディングドレスは、異なるアレンジが楽しめる2WAYタイプ。挙式ではボリュームたっぷりのロングトレーンを着けて、チャペルに映えるバックスタイルに

写真2:パーティではトレーンを外して軽やかに。ウエストのリボンやピンクの花冠でイメージチェンジ

From 編集部

シンプルだからこそ、ふたりの気持ちを大切に!

シンプルウエディングは、いろいろなモノをそぎ落とした分ふたりの思いや考え方が浮き彫りに。不要なものを探すのではなく、より必要なものを吟味して選び抜くスタンスがおすすめ。そうすればきっと、本当のふたりらしさがゲストにまっすぐ届くはず。

取材・文/田中英代(Blue Ladybird)
※記事内の実例は2017年11月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー151人が回答したアンケートによるものです
※掲載されえいる情報は2018年1月時点のものです

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