「おめでた婚」親が娘の妊娠を祝福できるかどうかは、報告次第!?
妊娠をきっかけに結婚を決める「おめでた婚」。ダブルでハッピー&うれしいものだけど、「親にどう伝えよう……」「反対されたら?」という不安の声も。実際におめでた婚をした娘を持つ親の本音をリサーチしたところ、親に心から祝福してもらう決め手はどうやら「報告」の仕方にあるみたい! リアルな声をぜひ参考にして。
今どきは結婚するカップルの5組に1組がおめでた婚!?
親は娘のおめでた婚を本音ではどう思っている?
厚生労働省のデータ(*)を見ると、結婚期間が第1子の妊娠期間より短いカップルを「おめでた婚」とした場合、5組に1組が該当するという今やおめでた婚は珍しいことではないという現状が。
また、おめでた婚の報告を受けた親に聞くと「喜んだ」という声が約5割。「家族が増えるのがうれしい(67歳男性)」と、年代が高い親ほど喜ぶ率が上がりました。
「心配なこと」については「これからの生活が心配 (52歳女性)」という経済力に対する声が最多。「結婚式はできるのか(58歳男性)」「夫婦、親になる自覚があるのか(69歳男性)」などを気にする声も。
きちんとした報告で親の心配や戸惑いを取り除けるかが重要なポイントになりそうということがわかりました。
*出典:厚生労働省「令和3年度人口動態統計特殊報告」
親VOICE
おめでた婚に関して、規定概念に必要以上にとらわれる必要はないと思います。ふたりの考えがしっかりしていて、将来の家庭づくりに対する責任感を持っていることが大切。新しい人生の出発を祝福すべきです(61歳女性)
赤ちゃんはみんなから祝福されるので、親として何があっても赤ちゃんを大事にして、親になるふたりも幸せになるよう力を合わせてほしいです(68歳男性)
昔と違ってとやかく言う人はいないでしょう。式よりも先に婚姻届を出すことは一般的だし、結婚式をするなら出産後でも良いと思います。ふたりでお金を貯めて親子でする結婚式もまた思い出に残ると思いますよ。子どもは宝です。結果オーライで皆幸せ!素敵なことではないでしょうか(65歳女性)
これで安心報告1.<早めの報告>でふたりの愛と思いが伝わる!
親への報告は「妊娠がわかったらすぐに」が鉄則。時間差があると、「結婚&出産を迷ったのかな?お互い愛情はあるの?」などと親は不安に。経緯を説明する際も、気まずいからと暗い顔で話すのはNG。うれしさがにじむ報告の方が「娘が幸せなら」と親も前向きになれます。彼の誠実さや長所も話し、「できるだけ早くあいさつに来たいと言っている」と日時の相談もできると、本気度が伝わります。
すぐにあいさつに行けない場合は、彼からも電話で「遠いためすぐあいさつに伺えず申し訳ありません」というおわびとともに報告ができるとよいでしょう。
これで安心報告2.<順序立てて丁寧に>すれば親の納得度アップ!
「うちの娘でいいのか、相手が結婚を望んでなかったら……」という親の心配を払拭(ふっしょく)するためにも、「もともと結婚前提で真剣に交際していた」と、経緯をしっかり説明。「順番が違う(62歳男性)」と感じる親もいるので、「結婚と妊娠の順番が逆になったこと」をわびた上で、堂々と「○○さんと結婚させてください」とあいさつしましょう。「彼がとても良い人だったので、おめでた婚報告も喜べた(65歳女性)」という親の声も。
これで安心報告3.<覚悟や自覚を強調>することで親の不安を払拭!
「ふたりとも若いので、自覚があるか心配(69歳男性)」など、年齢の若いカップルだと特に、ふたりの覚悟を問う声も多数。中でも多かった心配は経済面。仕事内容や収入、今後のビジョンなどを可能な範囲でしっかり答え、「責任を持って家族を一生守ります」と誠意を持って伝えれば、親にとって大きな安心材料に。共働きの場合、家事や育児について「彼女といっしょに頑張ります」と言及すると、親に誠意が伝わります。
From 編集部
おめでた婚は親にとってもうれしい! よりよい報告でさらに安心させて
今や珍しくないおめでた婚ですが、戸惑ったり心配する親の気持ちもわかりますよね。だからこそ、「早め」の結婚報告で「幸せそうなふたりの姿」「結婚後も頑張る決意と覚悟」を見てもらい、親に安心してもらうことが大事。おめでた婚がさらにハッピーになること間違いなし♪ よい親あいさつになりますように!
取材・文/笠原恭子 イラスト/田中麻里子 D/ロンディーネ 構成/松隈草子(編集部)
※記事内のデータ・コメントは2022年2月に実施した「マクロミル」会員206人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2019年10月時点のものです
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