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新婚のケンカはあるある!先輩夫婦のバトルエピソード&衝突を防ぐコツ

先輩夫婦のバトル

これまで別々に暮らしていたふたりが一緒になるのだから、価値観や生活スタイルが合うようになるまでは、互いにストレスを抱えがち。ささいなことがきっかけでケンカ勃発、なんてことも人ごとではありません。今回は、先輩夫婦に聞いた新婚期間中に起こった5つのバトルエピソードをご紹介。公認心理師に聞いた「自分の不満や怒りを彼に上手に伝えるコツ」も必読です。

♯1 不在時に勝手に掃除する義家族。「それはやめて!」と彼と衝突

ケンカエピソード

結婚後初めて迎える年末年始。彼が仕事だったことから、ひとりで京都の実家に帰省した彼女。

ひとり残った彼を心配した義両親は、彼女の不在時にふたりの家を訪問し、冷蔵庫やキッチン家電、食器や調味料の配置変更など、勝手に大掃除をスタート。まさかそんなことが起こっているとは想像もせず、彼女は実家での年末年始を満喫していた。

年が明け、自宅に戻ると「あれ?これ、ここにあったっけ?」「なんか場所が変わっているような……」。キッチン周りの配置が変更されていることに気付いた。

自分の留守中に勝手に掃除をされたこと、それを許した彼に怒り心頭の彼女。
「泊まりに来るのはいいけれど、勝手に掃除したり配置変えするのはあり得ない!」と彼を問い詰めると、自分の家族を悪く言われたと感じた彼も「そんなに言わなくてもいいやん!」と猛反撃。大激突したのであった。

それからどう?

花嫁

「〇〇ってどこに置いた?」と親にLINEで確認するなど、配置が変わり彼も困っていたので、翌日には仲直りしました。
「家に泊まりにくるのはいいけれど、勝手に配置変更や掃除をしない。息子の家とは言え、自分の家ではないのだから勝手にするのはやめてほしい」と彼から義両親に伝えてもらいました。義両親は何が悪いか分かっておらず「そう?」という反応でしたが、あれから勝手に掃除はされてません。(misaさん)

♯2 酔いつぶれて帰宅困難になる彼。もう少し飲み方考えて!

ケンカエピソード

弱いくせに、お酒大好きな彼。
会社や友人たちとの飲み会では、酔いつぶれてしまい、帰りの電車で寝過ごして終点まで行ったり、公園のベンチで朝まで寝てしまい、通りがかった通勤途中のサラリーマンに起こしてもらうなど、帰宅トラブルもしばしば……。

過去に職場の飲み会後に急性アルコール中毒で病院に運ばれたこともあるため、「他人に迷惑をかけているかもしれない」と、彼女は心配し飲み会のたびに彼が帰ってくるまで起きて待っていた。

結婚前に互いの趣味は尊重すると約束していたので、お酒の飲み方についてなかなか口に出せないでいたが、心配が度を越えたある日、「飲み会の時は小まめに連絡して!」「家にはちゃんと帰るようにして!」と彼に伝えたところ、「仕事上の付き合いもあるからそれは無理」「飲み会くらい好きに行かせてほしい」とケンカが勃発したのだった。

それからどう?

花嫁

ケンカの翌日、彼から謝罪を受けて仲直りしたのですが、ケンカを経て、「お酒と同じ量のお水やお茶を一緒に飲むこと」というお酒を飲む際のルールをふたりで決めました。最初のうちはルールを守っていましたが、今でも真っすぐ家に帰ってこない時があるので多少の不安は残っていますが、気を付けるようになってくれただけマシだと思うようにしています。(友希さん)

♯3 家事をやらない彼。「ありがとう」で何でも済ませないで!

ケンカエピソード

毎日の料理や買い物、掃除や洗濯など日々の家事に対する意識が全くない彼。家事にも無頓着だし、上げ膳据え膳は当たり前。優先順位がマンガ、テレビ、とにかく娯楽!なお子ちゃまタイプ。

淡々とふたり分の家事をする彼女に彼は「ありがとうー」と軽く言葉をかけ、「俺は良い嫁を手に入れた、うんうん」とでも感じているかのような態度。

「『ありがとう』と言ってくれるのはまだ良いけれど、『ありがとう』と言えば何でも許されると思ってる?」そんな不満がたまったある日、彼女の怒りが爆発し、「ありがとうで済むなんで、安くていいね。私も何でもありがとうで済ませたいよ」とチクリ。
彼はそんな彼女の言葉に凍り付き「へ……?あ……?」と情けない相づちと共にそそくさとどこかへ避難。

彼女が次に取った策は、「『稼いでいるからやってもらって当たり前』という理由をなくすため、普段家事をしている時間帯に短期のバイトを入れ、上げ膳据え膳状態を強制的になくすこと」だった。

それからどう?

花嫁

1カ月間ほど強制的に上げ膳据え膳状態をなくしました。「仕事があるから、ご飯とか掃除よろしくね」と私が出かけたあと、彼は、ご飯は自分で作れず毎回出前、ごみの分別も分からないのでシンクはごみだらけ……。そんな状態が続き、「俺が働くために彼女が支えてくれている」という自覚が少しついたようです。ケンカして彼の遅すぎる自立を促せました。(コアラッこさん)

♯4 遊びに出かけてばかりの彼。「自分ばかりずるい」と彼女の不満爆発

ケンカエピソード

友人も多く遊びのお誘いも多い彼。
休日の外出だけではなく、夜中でも釣りの誘いがあると車で出かけてしまうことが続いた。

住み慣れた場所を離れ、彼の地元に移り住んだ彼女は、近くに友人もいないし車を持っていないため、なかなか思うように外出できない日々。
慣れない地で唯一の支えである彼も昼夜問わず遊びに出かけてしまう彼に対し、彼女は「自分ばっかりずるい!私だって出掛けたいのに、近くに友達もいないし、車もないしどうしたらいいの!」、そんな嫌みを言いつつも彼を送り出していた。

ある日、我慢を続けて日に日に元気がなくなる彼女の様子を見た彼が発した「遊びに行くのにそんな顔されたら気持ち良く行けない」「具体的にどうしていいか教えて」という言葉に彼女の怒りは大爆発!

「は?今更?何それ?散々どうしてほしいかは伝えていたんだけど!?」と彼女。
「はっきり言ってくれないと分からないし、友達付き合いだって大事じゃん!」と彼も応戦し、ふたりは衝突したのだった。

それからどう?

花嫁

事の重大さに気付いたのか、最後は私の気持ちを受け入れてくれました。今では、私が友達と遊びたい日は彼もできる限り協力してくれて、車で送ってくれたり遊ぶお金を持たせてくれます。彼自身も夜中に突然出かけることはなくなり、遊ぶ予定を立てる前に相談してくれるようになりました。お互いがストレスをためずに、友達との時間をつくることで、夫婦で過ごす時間も穏やかになったと感じています。(E子さん)

♯5 結婚時に彼の借金が発覚。やりくりに苦労する彼女と言い争いに

ケンカエピソード

同居して半年くらいたった後、「いつ婚姻届を提出するか」の話し合いの際に、彼からリボ払いの借金があることを打ち明けられた。その額おおよそ50万~60万円。

家計の管理は彼女が行っていたが、リボ払い完済までの道のりは長く、日々のやりくりも大変で、だんだんと彼女の負担となっていった。

彼に家計の管理を一緒に考えてもらいたいと願う彼女と、その話を避けて通りたい彼。

彼女に負担をかけているという負い目があったからか、単にお金の話はしたくなかったからなのか、
「今月の給料の振り分けなんだけど……」などと彼女がお金のことを話そうとするたびに、彼は無言になったりその場を立ち去ろうと明らかに不機嫌になるため、ふたりの間でケンカが続いた。

それからどう?

花嫁

ある日の夕食後、一息ついたタイミングで「ひとりで抱えるのはつらいことだし、返済が残ることは承知の上で結婚したのだから、今は怒ってないし、責めてもいない。だからちゃんと聞いて一緒に考えてほしい」と伝えたところ、彼も気まずさから避けてしまっていたことを謝罪し向き合ってくれました。1年半後に完済したときは心の荷が下りたような気持ちでした。きちんと言葉で思いを伝え合うことが大切だなと思いました。(Rさん)

プロに聞いた、自分の怒りや不満を上手に伝えるコミュニケーション術

ケンカは悪いことじゃないし、時には必要だけれど、彼との衝突は疲れますよね。かといって自分の不満や怒りを抱え込むのはナンセンス。大きなケンカにならずに自分の思いを伝えるコツを公認心理師の大美賀直子さんに教えていただきました。

気持ちを伝えるときは、大きく深呼吸してから話し合いの場をつくって

深呼吸してから話し合いの場を作って

「察して」ではなく、自分の不満や心配、気になっていることはきちんと伝えるのが大切です。気持ちを伝える際は感情に任せず、まずは大きく深呼吸して冷静になって。深呼吸して時間を置くことで自分の考えも整理できます。
場をつくるときは彼に「ちょっと話したいのだけれどいい?」「少し相談があるのだけれど……」と話し合いのテーブルに着いてもらうようにしましょう。座る位置は彼の斜め前が◎。互いに目線を反らすことができるスペースを取ることで、緊張し過ぎずに和やかな雰囲気で長く話すことができます。

不満や怒りの感情を伝える前に、何に対して不満か怒っているかを伝えて

不満や心配、落胆、悔しさなどが蓄積してくると、つい感情的に相手に気持ちを伝えてしまいがち。ただ、感情的に伝えると、相手も攻撃されていると感じて防御姿勢になってしまいます。
それぞれの感情の前には「なぜそう思っているのか」「何が原因か」という理由があるはず。それらを初めにきちんと伝えましょう。彼にもあなたの気持ちを理解してもらいやすくなりますよ。

彼の意見も聞きながら、解決策までを具体的に話し合って

解決策を具体的に話し合っている2人

自分の意見をしっかりと伝えたら、そのままで終わらせず「あなたはどう思う?」と彼の意見も聞いてみましょう。そして、「次からはどうするか」という解決策についてふたりで話し合って。例えば、生活スタイルの違いによるケンカであれば、「どちらかに負担がかかり過ぎないように、曜日に応じて分担してみよう」、金銭感覚の違いであれば「いくら以上の高い買い物をする場合は、お互いに報告し合おう」などと解決策(着地点)を彼と一緒に導きだしましょう。
ポイントとしては「こうしてほしい」という要望を一方的に伝えることなく、「どんなことならできそうかな?」と彼の意思を引き出して、一緒に考えてもらうと◎。

話し合いの中で「なぜ?」があったら曖昧にしないで

話し合いの中で、彼が納得いかないような返答をしてきたり「なぜ?」と感じた場合は、曖昧にしないようにしましょう。「なぜ?」を心の中に残してしまうと、わだかまりとなってしまいます。わだかまりを抱え続けることは新婚生活に悪影響を及ぼすことも。
「なぜ?」「あれ?」と思ったら、「それはどういう意味?もう少し教えて」「あなたのことを理解したいからもう少し詳しく説明して」と確認していきましょう。曖昧にすると勘違いや思い込みが生じ、相手の気持ちを正しく理解できなくなり徐々にズレが生じてきます。新婚生活期間中は小さい「あれ?」「なぜ?」をきちんと修復していく期間でもありますよ。

話し合いの最後はフォローの言葉を忘れずに!

自分の気持ちを伝えたり、彼との話し合いが終わったら、「話し合いができてよかったよ」や「気持ちを聞いてくれてありがとう」「解決できてよかったよ」など、話し合いに応じてくれたことや、一緒に解決策を導けたことについての感謝の言葉を伝えましょう。話し合いは双方に負担があるもの。話し合いに応じてくれた彼の負担を思いやることでふたりの信頼関係がより強くなりますよ。

From 編集部

新婚期間中のケンカはあるある。互いに歩み寄りながら解決策を見つけて

これまで別々に暮らしてきたふたりが一緒になるのだから、初めのうちは認識のズレや考え方の違いがあるのは当たり前。大切なのはそのズレや違いをふたりで歩み寄って解決していくことです。新婚期間中は小さい「あれ?」や「なぜ?」を修復していく期間なので、ひとりで抱え込まず、彼と話し合っていきましょうね。

監修者
Profile

大美賀 直子さん 公認心理師

公認心理師、精神保健福祉士、産業カウンセラーの資格を持つメンタルケア・コンサルタント。ストレスに関する基礎知識と対処法について情報発信を行っている。近著・監修に『アメリカ式子育てマジックフレーズ』(KADOKAWA)、『大人になっても思春期な女子たち』(青春出版社)などがある。

※構成・文/RIE☆ イラスト/黄身子
※記事内のコメントは、2023年1月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー61人が回答したアンケート、および20~30代の既婚女性220人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2023年3月時点のものです

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