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先輩花嫁が「サムシングフォー」を取り入れた本当の理由

「何か古いもの」「何か新しいもの」「何か借りたもの」「何か青いもの」。これら4つのアイテムを、結婚式の日に身に着けた花嫁は幸せになれる。そんな西洋の言い伝えがあります。実際に多くの先輩花嫁が取り入れていますが、ただ単に「幸せになるためのおまじない」としてだけでなく、そこにはアイテムに込めたさまざまな思いや素敵なエピソードがありました。

Something Four~サムシングフォー~って?

サムシングフォーとは、結婚式の日、身に着けると花嫁が幸せになれると言われる「4つのもの」。英国伝承の古い童謡マザーグースが始まりという説があるものの、そのルーツは謎に包まれています。今では、発祥の地である欧州はもとより日本でも知られており、多くの先輩花嫁が取り入れています。そこで、今回は4つそれぞれにどんな意味があり、先輩花嫁はどのようなものを取り入れているのか見ていきましょう。

◆Something Old~何か古いもの~

サムシングオールド

【意味】
伝統や祖先を象徴するもの。

【取り入れるもの】
家に伝わるものや母や祖母から譲り受けたアクセサリーなど。婚礼衣裳やベールなどを身に着ける人も。

実例1/父と母の愛、親からの愛を受け継ぐ真珠

まかろんさん

真珠のネックレスは母が父からプレゼントされたもの。ずっと前から「真珠はあなたの誕生石だから、いずれあなたに譲るからね」と言ってくれていたので、父と母からの愛情を示す象徴として、結婚式で身に着けました。(まかろんさん)

実例2/父母が結婚式で使用したブーケをリメイク

(パンモカさん)

父と母がとても仲が良いので、そんな関係にあやかってふたりが結婚式で使用したものを使いたいと思っていました。そこで、ずっと実家で大切に飾られていたブーケとブートニアをリメイク。生まれ変わった姿で手元に届いたとき、父も母はとても嬉しそうでした。(パンモカさん)

サムシングオールドを取り入れた理由

上記2組に限らず、「母のかんざし」「母が着たドレスをリメイクしたもの」「祖母の形見のパールのネックレス」など、多くの先輩花嫁が母や祖母から譲り受けたものを身に着けていました。「身に着けていることで母や祖母に喜んでほしかった」、「母の愛情に包まれたような気持ちになった」など、家族から受けた愛情を実感し、感謝を届けたいという気持ちが発端のようでした。

◆Something New~何か新しいもの~

ニュー

【意味】
ふたりの新しい生活を象徴するもの。

【取り入れるもの】
新調した靴やグローブなどを用意する花嫁が多く、白いものが選ばれることが多い。

実例1/挙式で初めてはめた結婚指輪でより新鮮な感動

Emmyさん

結婚指輪は結婚式の指輪交換の時点で汚れていたり傷が付いていたりしたら嫌なので、それまでは大切にしまっておきました。挙式のとき新品で指輪交換をして、「やっと着けられる!」というわくわく感がプラスされ、幸せをよりいっそう感じました。(Emmyさん)

実例2/幸せな未来を願い、ドレスとシューズを新調

藤原さん

ウエディングドレスと白いシューズを新調。準備中はケンカが多かったので、ふたりの今後の穏やかな関係を願って、サムシングニューをアイテムに取り入れました。前日までケンカしていたものの、当日は仲良く過ごすことができたのは、サムシングニューのおかげかも。(藤原 彩さん)

サムシングニューを取り入れた理由

サムシングニューは、「結婚式は神聖な気持ちで行いたかったので」など、ふたりで歩む未来への決意を込めて取り入れる人が多いようです。また一方で、「義理の母から頂いたダイヤのネックレス」「友人から贈られたハンカチ」など、プレゼントされたものを積極的に取り入れたという声も。ベールやハンカチ、そして白いシューズを新調する人が多いようです。

◆Something Borrow~何か借りたもの~

ボロー

【意味】
友人や隣人との縁を象徴するもの。

【取り入れるもの】
幸せな結婚をした友人や隣人にあやかって、アクセサリーやハンカチなどを借りる人が多い。

実例1/妹の幸せとともに借りたベール

AnRiさん

ドレスにセットアップのものもありましたが、妹の結婚式で着けた手袋とベールを借りました。妹の涙をぬぐったファンデーションの跡がほんの少し残っていて、何だか幸せと結婚式の喜びも一緒に貸してもらえたような気がしました。(AnRiさん)

実例2/大切な人のグローブのぬくもりと共に誓う

mayuさん

ふたりのこれからを家族や友人に誓いたいと、人前式を選びました。だから、できるだけ手作りやその人との関わりを感じさせる、ぬくもりがあるものを取り入れたいと思い、親友が結婚式で使ったグローブを貸してもらいました。(mayuさん)

サムシングボローを取り入れた理由

サムシングボローは「貸してくれた人の幸せにあやかりたくて」という声がある一方、サムシングオールドと同じく、実際に身に着けたら「貸した友人や家族がとても喜んでくれた」という声や「周囲の人とゆかりのあるもの」を身に着けることで、貸してくれた相手に感謝を伝えたいという人も多数。「子どもや妹にアイテムを受け継げたら素敵」など、もともとの意味合いの通り、周囲とのつながりを象徴するアイテムとして取り入れられていました。

◆Something Blue~何か青いもの~

ブルー

【意味】
聖母マリアの色、つまり純潔を意味するもの。

【取り入れるもの】
目立たないところに身に着ける。欧米では、白いガーターに青いガーターベルトを着けるのが一般的。

実例1/友人たちの思いがこもった青い刺繍入りハンカチ

(西山 愛さん)

友人たちが、「気に入ったものはあるだろうから、泣き過ぎて大変なときのためにサブで使って!」と贈ってくれたハンカチ。もちろんメインで使わせてもらうと決め、挙式後のフラワーシャワーで「持ってるよ!」と友人へアピール。「わー!!!」と喜んでくれ、こちらも感激しました。(西山 愛さん)

実例2/思い入れのあるリングピローに、さりげなくブルーを

ゆきさん

サムシングブルーの存在を知り、言い伝えにあやかり、ぜひ取り入れたいと思っていました。リングピローは結婚式だからこそ用意できる特別なアイテム。愛猫をテーマにした結婚式だったので、猫の顔をかたどったピローの目やリボンをブルーにしたのがこだわりです。この日を境にブルーが思い入れのある色になりました(ゆきさん)

サムシングブルーを取り入れた理由

本来は目立たないところに使用するのがよいとされていますが、アイテムやドレスの差し色として、また、結婚式のテーマカラーとして全面に、など取り入れ方もさまざまです。「ずっと憧れていた」など、他の3つに比べてラッキーアイテムとして取り入れているという声が目立ちました。

From 編集部

こだわって選ぶことで、幸せや感謝を深く実感

サムシングフォーを意識することが、それぞれに込められた意味合いと相まって、アイテム一つ一つを大切に選ぶきっかけに。アイテム一つで周囲の人とのつながりや幸せを実感したり、身に着けることで感謝を伝えられたり、そんな素敵な効果もあるようです。皆さんも、思い入れのあるアイテムで花嫁姿を彩ってくださいね。

構成・文/小松七恵 イラスト/利光春華
※掲載されている情報は2017年3月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは2017年1月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー107人が回答したアンケートによるものです

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