「ゲスト巻込み型演出」を成功に導く2大テクニック
参加者全員が幸せになれる結婚式を望むなら、ゲストをどんどん巻き込む演出がオススメ。そんなゲスト参加型演出を盛り上げるために、意識しておきたい2大テクニックをご紹介。ゲストを巻き込むことで、一体感のある雰囲気が生まれ、みんながハッピーな笑顔になるはず!
【1】ゲストが体を動かすことで盛り上がる!
体と頭を働かせながら楽しむデザートビュッフェ
ゲームを組み合わせることで、デザートビュッフェが食べる演出アイテムに変身! 新婦がかつて新郎に作ってあげた「ばらのアップルパイ」をシェフに再現してもらい、ゲストにどのケーキがふたりの思い出のケーキかをデザートビュッフェの中から選んで投票してもらうというゲームを実施。
いくつか用意されたお菓子ラッピング用の可愛い紙袋を投票箱の代わりに使い、プールとガゼボ付きのガーデンで、BGMはジャズ演奏。開放的でリラックスした空間の中で、ゲストには食べるクイズを楽しんでもらった。
やってみてどうだった?
各テーブルで写真撮影を行った際に投票用の手作りチケットを配り、その後サプライズでデザートビュッフェをお披露目しました。正解者には抽選でお菓子の詰め合わせもプレゼント。二次会のような楽しい雰囲気に包まれました。(鈴木優子さん)
披露宴退場時にゲストが放つ大人向けコンフェッティーシャワー
披露宴退場時に、押し上げるタイプのプッシュアップコンフェッティーと普通のコンフェッティシャワーを実施。ゲストに配っている際、「何これ? どうなるの?」と見慣れないアイテムに驚きの反応を見せたゲストたち。実際にシャワーが放たれるとキラキラが高く舞い、「わぁー」「すごーい」という歓喜の声が。
プッシュアップを担当したゲストからは「面白かった!」「もっとやりたかった(笑)」という感想が聞こえ、普通のコンフェッティーを担当したゲストからは「私も(プッシュアップを)やりたかった!」という嬉しい声も。全員が歓喜に包まれた瞬間に。
やってみてどうだった?
退場時は一人一人の笑顔と拍手でお見送りしてもらえました。中には指笛やハイタッチで送り出してくれた方も。しんみりした雰囲気ではなく楽しく式を終えられたことが、ふたりとゲストにとって良かったと思います。(ひかりさん)
ゲスト全員を巻き込んでクイズとペアゲーム
「お姫様抱っこスクワット何回できるか」、「今日は出会ってから何日目?」などの新郎新婦に関わるクイズをゲスト全員参加で実施。その他にも、ペアを組んでもらって「ペア哺乳瓶早飲み対決」を実施。参加者はまず希望を募り、集まらなければ新郎新婦の指名で決定というルール。
勝ったチームにはプレゼントがあることを事前にアナウンスしていたことで、ゲスト同士が「頑張りましょう!」などと自然に会話を交わして励まし合ういいムード。結婚式がハロウィーンの前日だったことで、ドレスコードは仮装に設定。それぞれの衣裳も楽しみつつ、会場中が和気あいあいとした雰囲気に。
やってみてどうだった?
ペアゲームに出てくださったゲストたちは、照れながらも盛り上げようと乗りよく参加してくれました。ペア哺乳瓶早飲み対決ではまさかの新郎が一番飲むのが遅いという結果になり、そこでも笑いが起きて盛り上がりました。(石田ももさん)
ゲストが動き回ることで、会場も自然とホットに!
ゲストが体を動かすことで、ゲスト同士が会話を交わして盛り上がる確率もぐっとアップ! 定番のクイズもゲスト同士がいかに自然に交流できるかを意識して組み立てることで、想像以上の一体感を感じることができるはず。ゲストが手足を動かせば動かすほど、会場中がホットなムードに包まれます!
【2】目に見えない「胸の内」をシェアすることで盛り上がる!
母親が娘のために挑戦した裁縫エピソードを披露
娘の結婚をとても喜んでいた母親が「せっかくだから一つだけでも手作りの物を」とのことで、アンティークの帯を用いて、和婚に合い、赤ちゃんのファーストピローとしても使えるリングピローを作成。裁縫が得意でなかったということで、祖母にも手伝ってもらいながら仕上げたとのこと。そんなエピソードを披露宴中に司会者から紹介してもらった。
やってみてどうだった?
リングピローの話をしてもらうことで母に感謝を伝えたかったこともありますが、多くの方から「素敵」と言っていただけました。またどうやって作ったのかと興味を持ってくださる方も多かったです。現在妊娠しているので、ファーストピローとして使用するのも楽しみです。(山本歩美さん)
母親にスポットライトを当て、胸の内を語ってもらう
新婦のお色直し時に、父母をエスコート役に指名しました。その際、母親からゲストに対して感謝の気持ちを言葉にして伝えてもらうシーンを設定。父親だけでなく、母親にも何かしら話す機会を設けることで、母親の思いをゲスト全員に届けることが実現した。
やってみてどうだった?
思いがあったのでこのプログラムを取り入れました。母のスピーチ中はゲストもたくさん写真を撮ってくれ、和気あいあいとした雰囲気になって良かったです。(ももさん)
親族による新郎新婦紹介を実施
新郎新婦が子どもの頃、どんな子だったかをお互いの身内に質問して答えてもらうというプログラムを実施。
新婦に関しては「絵を描いたり塗り絵をしたり、おとなしい女の子」だったこと、新郎に関しては「3兄弟の末っ子で親戚の中でも一番歳が下だったので結婚も最後になった。いつ結婚するのかと思っていたので安心しました」などの回答が飛び出し、ゲストの笑いを誘った。
やってみてどうだった?
親族の指名はサプライズで行い、それぞれアドリブで回答してもらったのですが、彼のエピソードを披露したときには多くのゲストが笑い、場が和んで良かったです。(poposiさん)
そうだったのか!の発見でゲストの心が動く
当人同士だけで思いを胸の内にしまって大事にするのももちろん素敵だけれど、秘めた思いやエピソードをゲスト全員とシェアすることで、祝福ムードやふたりを応援したいという気持ちがより強くなるはず。「そうだったのか!」という意外な発見に、ゲストは思わず耳を傾け、全員が同じことで感動するという「一体感」を感じることができます!
From 編集部
キーワードは「シェア」体験
ゲストを巻き込む演出を成功させる上で最も大事にしたいのが、体験を「シェア」するということ。何かを一緒に行う、同じ思いを共有する、などのシェア体験を通じて、全員にとって印象深い結婚式を実現することができるはず!
構成・文/島袋芙貴乃
※掲載されている情報は、2017年12月時点のものです
※記事内のコメントは2017年10月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー64人が回答したアンケートによるものです
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