結婚式のお金の相場【ギフト&お礼編】先輩花嫁の実例付き
ギフトとしてゲストにお渡しする引出物や引菓子は、何種類かの品物を組み合わせて渡すのが一般的。加えて、お渡しする相手や地域のしきたりによって品数を増減することもあるので、相場を参考にしながら、親や結婚式会場の人に相談して決めていこう。
1.ゲストへのギフトにかかるお金
【引出物】5900円/1人当たり(*)
○親族や上司への引出物 6266円/1人当たり
○友人への引出物 3650円/1人当たり
○職場関係への引出物 4651円/1人当たり
○カタログ式ギフト 7000円/1人当たり(*)
【引菓子】1400円/1人当たり(*)
【プチギフト】294円/1人当たり(*)
友人よりご祝儀を多く下さる親族の引出物は、値段を高くするのが一般的。親族のみメインの品物と引菓子に加え、かつお節などの縁起物を入れる地方も。友人の場合、3000~4000円くらいの品物、あるいはカタログ式ギフトと、1000円前後の引菓子の2品にするケースが多い。職場でも同僚、先輩、後輩として招待する人は友人と同程度だが、主賓をはじめとする上司の引出物は親族並みに高くする人が多い。失礼にならないように選びたい。
※ただし会費制ウエディングでは引出物の代わりに2000円程度のギフトを1つ渡すのが一般的。
【引出物用紙袋】366円/1枚
引出物を入れる紙袋は、厚手で雨にぬれても破けない上質な物にするのが一般的。金額は1枚200~500円で、大きいものほど高くなる。
こだわり?節約?先輩花嫁の実例
【親族や上司への引出物:こだわった】1万9700円/1人当たり
カタログ式ギフト(1万円)、盛り鉢:(5400円)、カステラ(1300円)、吸い物(2000円)、かつお節(1000円)をお渡し。引出物を節約していることが伝わると後味が悪くなると思ったので、しっかりした内容で選びました。(久米路子さん)
【友人への引出物:こだわった】4000円
ティファニーブルーをテーマカラーにした結婚式だったので、引出物にもティファニーのアイテムをプレゼントしました。(カナさん)
【プチギフト:節約した】約80円/1人当たり
お菓子まきや引出物で甘いものをお渡ししていたので、かさばらずにスッキリするものを考えてミンティアをプレゼントしました。ミンティアのラベルには、前撮りで撮影した写真を貼り付けました。(横山晴香さん)
2.親へのギフトにかかるお金
【親ギフト】3万2000円(*)
定番かつ人気の花束に加えて、衣類、お酒、旅行券、手作りのアルバムなど思い思いのものを贈る傾向があり、内容によっては数万円かける人も。花束の価格相場は1個5000~1万円程度。
こだわり?節約?先輩花嫁の実例
【親へのギフト:こだわった】10万円
親へのギフトは一番高いお礼にしたかったので、旅行券10万円分をプレゼントしました。(aykさん)
【親へのギフト:こだわった】3万円
花束だと持ち帰りが大変だと思ったので、3連時計とフォトフレームをプレゼントしました。3連時計には、メッセージも刻印してもらいました。(はちさん)
【親へのギフト:こだわった】1万円
彼と一緒に陶芸教室に通って、手作りの食器を作ってプレゼントしました。両家分で1万円ほどでした。(めろんさん)
3.演出協力へのお礼にかかるお金
【お礼総額】5万6251円
○受付へのお礼 3823円/1人当たり
○スピーチへのお礼 6738円/1人当たり
○余興へのお礼 3781円/1人当たり
○アイテム手作りへのお礼 5300円/1人当たり
スピーチへのお礼としては3000~5000円くらいで十分だが、日頃の感謝の気持ちを込めて奮発した人も多く、平均金額はやや高めになっている。受付や余興へのお礼の金額も、スピーチのお礼と同様3000~5000円くらいでOK。グループで頼む場合、後日食事会を開いてごちそうするパターンも。また、余興にかかった諸経費の負担も忘れずに。リングピローやウエルカムボードなどの手作りアイテムへのお礼は、材料費と手間代を合わせて支払うのが一般的。
【ご祝儀袋・ポチ袋】1454円
数枚セットのものが100円ショップにも売っているが、1枚50~100円と多少高くても、風合いの良い和紙製など、上質なポチ袋を選ぶのがおすすめ。
こだわり?節約?先輩花嫁の実例
【スピーチへのお礼:こだわった】1万円/1人当たり
5000円でもいいかと思いましたが、少し少ない気もしたので、切りよく1万円ずつお渡ししました。(kd0811さん)
【余興へのお礼:こだわった】5000円/1人当たり
名前をケースに刻印した、イヴ・サンローランのリップをお礼としてそれぞれプレゼントしました。加えて、手作りアルバムも添えました。(nanaさん)
【余興へのお礼:こだわった】3000円/1人当たり
和太鼓愛好会の皆さんに和太鼓の演奏をお願いし、お礼として1人3000円ずつお渡ししました。(きつこさん)
4.心遣いのお礼にかかるお金
【送迎バスの手配】7万8069円
費用はバスの大きさや距離、高速料金の有無、曜日などによって異なる。最寄り駅-会場間だけなら、無料サービスしてくれる会場も多い。
【主賓や乾杯の発声をお願いした人へのお車代】1万1372円/1人当たり
主賓と乾杯の発声を頼む人には、自宅からの往復タクシー代に相当する額を1万円単位で包む。ハイヤーを手配した場合は不要。
【遠方ゲストの交通費】1万4983円/1人当たり
【遠方ゲストの宿泊費】1万4993円/1人当たり
地元や親族間、仲間うちの習慣を重視し、負担する割合を実費の半分あるいは全額と決めて、切りのいい金額をお車代や宿泊費として包む人が多い。
こだわり?節約?先輩花嫁の実例
【主賓へのお車代:こだわった】
主賓へのお礼として、彼側に1人当たり10万円、私側には1人当たり3万円ずつそれぞれお渡ししました。(増田円佳さん)
From 編集部
大事なのは気持ち、だけど失礼のないように!
ギフトやお礼の金額は、親族や恩師、職場の上司、友人や遠方からのゲストなど、相手に応じて結構な変動があるもの。もちろん、金額以上に気持ちを込めることが大事だけれど、相手に失礼のないように、配慮も意識して予算を検討してくださいね。
構成・文/島袋芙貴乃 イラスト/戸屋ちかこ D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2018年2月時点のものです
※記事内の(*)のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2022(全国推計値)」その他のデータならびにコメントは2017年12月に実施した「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー93人が回答したアンケートおよび「花会調査2017」のものです
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