結婚式のお金の相場【演出&アイテム編】先輩花嫁の実例付き
結婚式にかかる費用の中で、内容によって大きく変わるのが、演出や装飾などのアイテム費用。費用の内訳は大きく分けて3つ。受付やウエルカムコーナーにかかる費用、披露宴のテーブル周りにかかる費用、そしてパーティ演出にかかる費用。相場観を知って、目的別にお金のかけどころを考えてみよう。
1.受付・ウエルカムコーナーに必要なアイテムのお金
【受付装花】9844円
受付に飾るフラワーアレンジメントは3000~7000円ほど。貸し切り会場でパーティを行う際には、エントランスの装花を頼む人も。
【席次表】340円/1部★
【芳名帳】2801円
席次表は主に表紙のデザインで金額が異なり、プロに頼むと1部500~1000円ほど。内容は、プロフィールや料理のメニューも加えた冊子型が人気。芳名帳は、会場で手配するか自分で購入することが一般的。
【ウエルカムアイテム】総額1万5000円★
○ウエルカムボード(購入) 1万7699円
○ウエルカムボード(手作り) 4791円
○ウエルカムアニマル(購入) 7681円
○ウエルカムアニマル(手作り) 5092円
○ウエルカムドリンク 1329円/1人当たり
受付やロビー、控室に飾るウエルカムアイテムは、手作りするか購入するかで値段に差が出てくる。人気のウエルカムアイテムはウエルカムボードで、9割以上のカップルが準備している。ウエルカムドリンクは、ゲストの控えスペースで振る舞うドリンク。用意するドリンクの内容や種類の数によって変動する。
【ゲスト控室使用料】3万783円
親族用、その他ゲスト用など、何部屋手配するかによって変動。
こだわり?節約?先輩花嫁の実例
【ウエルカムアイテム:こだわった】5000円
ウエルカムボード、ウエルカムドールともに手作りしました。夫の会社のイメージキャラクターを使用して、衣裳を着せました。(りんごさん)
【ウエルカムドリンク:節約した】200円/1人当たり
持参したウコンドリンクなどを配って、一人200円弱くらいで済みました。でも後になって、会場で準備できるちゃんとしたものをお出しすればよかったと少し後悔してます。(香菜子さん)
2.披露宴のテーブル周り・装花に必要なアイテムのお金
【テーブル周り】
○テーブルクロス 3101円/1枚
○ナプキン 307円/1枚
○席札 179円/1部★
○乾杯用ドリンク 1044円/1人当たり
○料理 1万6700円/1人当たり★
○飲物代 4400円/1人当たり★
料理の価格帯は会場によって異なり、各会場で金額が異なるさまざまなコースが用意されていることがほとんど。飲物も、何種類のメニューを用意するのかに加え、フリードリンクにする場合とそうではない場合とで料金が異なってくる。
【装花】総額平均/18万7000円★
○メイン卓装花 7万2836円
○ゲスト卓装花 8436円/1卓
○マイク装花 2618円
○ウエディングケーキ装花 1万670円
○ケーキ入刀用ナイフ装花 6208円
○新郎新婦のシャンパングラス装花 2904円
装花代は花材や使用する花の本数、花を飾る花器の種類などで異なってくる。ほぼ全員がオーダーするのは、テーブル(メイン卓・ゲスト卓)装花とケーキ装花。その他は要望に応じてプラス。
【ウエディングケーキ】
○生ケーキ総額 7万5705円
○生ケーキ 1115円/1人当たり
○オリジナル生ケーキデザイン料 1万6437円
○イミテーションケーキ 4万9717円
生ケーキの金額幅は、1人500~1500円ほど。オリジナルケーキのデザイン料の有無は、会場によって異なるので確認を。
こだわり?節約?先輩花嫁の実例
【料理:こだわりつつ節約できた】1万3000円程度/1人当たり
高いプランとノーマルプランの料理を組み合わせた内容で準備してもらいました。満足感もしっかり持たせつつ、金額も抑えることができました。(Yさん)
【装花:こだわった】約28万円
多肉植物やエアープランツ、テラリウムや丸太を使った装飾がいいという希望があったので、ゲスト卓の装花は1卓当たり1万800円、16卓分で、17万2800円でした。メイン卓は約10万円かかりました。(須田エリさん)
【装花:節約した】11万5000円
装花プランの最低ランクを選択しましたが、ボリュームが出るようにグリーンを多めにお願いし、小物やキャンドルを持ち込んで、貧相な印象にならないように工夫しました。メイン卓が5万円、ゲスト卓が1卓当たり5000円×13卓でした。(沢 桃子さん)
3.パーティ演出にかかるお金(プログラムに盛り込むもの)
【プロ司会者への依頼料】7万円★
司会者が会場のパックプランに盛り込まれていない場合には、司会を別途依頼する必要があり、司会依頼料が発生する。
【ピアノレンタル料】3万5133円
披露宴でピアノ演奏を行うプログラムを取り入れる場合には、ピアノの使用料金が必要になることも。
【パーティ演出】
○テーブルフォト用アイテム 3151円
○鏡開き(たる酒)6万3646円
○景品付きゲーム 1万2727円
○光の演出 4万9804円
○ファーストバイト 4677円
○キャンドルリレー 3万4107円
○キャンドルサービス 4万8738円
テーブルフォト用のアイテムは「HAPPY」や「LOVE」などの文字バルーンを用意したり、小物を準備する際に料金が発生する。
景品付きゲームの内容は「お色直しドレスの色当てクイズ」や「利き酒大会」などさまざまだが、ゲームに勝利した人には数千円程度のギフトを複数準備することが多い。
キャンドルサービスではゲスト卓に置く大きめのキャンドル、キャンドルリレーではゲストの手に持ってもらう人数分のキャンドルの準備が必要。
こだわり?節約?先輩花嫁の実例
【司会者への依頼料:節約した】5000円
新郎の兄に司会を頼むことができたので、和やかな雰囲気になり、かつ節約にもなりました。(Leoさん)
【パーティ演出:こだわった】4万5000円
キャンドルサービスは普通だと思い、ゲストがあまり見たことのない演出がしたくて「アクアリング」でテーブルラウンドを実施しました。費用は4万5000円でした。(はちさん)
【パーティ演出:こだわった】10万円
プロダンサー7人によるフラッシュモブをプログラムに組み込み、依頼料として10万円支払いました。(鳥山智穂さん)
4.パーティ演出にかかるお金(BGM・音響・映像編)
【音響・照明料】5万7908円
音楽を操作する人と設備に対する費用で、照明とセットで「音響・照明料」となっている会場が多い。
【BGM編集料】3万6351円
BGMのセレクトや音源の手配、編集を会場に頼むと編集料が発生。自分たちで曲を選ぶ場合には、CDのレンタル料や音源購入費用のみで済むことが多い。
【映像を使った余興や演出(総額)】10万9000円★
○プロジェクター使用料 4万1084円
○オープニングビデオ(プロへ依頼) 4万9507円
○プロフィールビデオ(プロへ依頼) 4万4543円
○エンディングビデオ(プロへ依頼) 15万4275円
ビデオは、使用する写真の枚数が多くなったり、写真の出し方やBGMの使い方にもこだわったオリジナルの内容で依頼すると必然的に金額もアップ。金額が高いエンディングビデオに関しては、事前制作だと3万~7万円程度で済むことが多い。挙式から披露宴中盤までの主要シーンを当日その場で編集して作ってもらうタイプは10万~20万円ほどに。
こだわり?節約?先輩花嫁の実例
【音響・照明料:節約した】4万5000円
BGMの編集は結婚式会場にお任せでお願いしたので、音響・照明料は初期見積りで出していただいた金額のままで済みました。(R.Kさん)
【BGM編集料:節約した】0円
式で流すBGMはすべて結婚式会場で用意されているものを使用したので、無料でお願いすることができました。(ちえさん)
【プロジェクター使用料:こだわった】3万円
自分たちで作成したムービーを上映したかったので、ムービーの持ち込み上映料金として、3万円のプロジェクター使用料がかりました。(うめぼしさん)
From 編集部
おもてなしとふたりの希望、両方大切に
落ち着いた空間を演出したい、料理やドリンクをじっくり楽しんでほしい、楽しい余興でワイワイしたいなど、当日ゲストにどんなふうに過ごしてほしいかに加え、ふたりがどんな結婚式を実現したいかを軸に、お金のかけどころと節約どころをしっかり計算しよう!
構成・文/島袋芙貴乃 イラスト/戸屋ちかこ
※掲載されている情報は2018年2月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは2017年12月に実施した「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー93人が回答したアンケートおよび「花会調査2017」「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」(★印のもの)のものです。また、データは全て全国平均額であり、100の位または10の位で四捨五入した値を使用しています
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