婚約食事会、ふたりが調整すべき7つのこと
婚約食事会を笑顔で楽しむためには、ふたりの調整力がカギ。7つの基本ステップを基にふたりで話し合い、親に相談してイメージを共有すれば、準備も当日もスムーズ!
STEP1 “雰囲気”こそが婚約食事会を決める!
どんな雰囲気の婚約食事会にするか、まずはふたりが親の希望を聞き、両家の間に立って調整。目指す “雰囲気”が決まったら、両家の親にも報告を。当日のイメージを共有できて安心だし、その後の婚約食事会の準備もぐっと進めやすくなる。
★フォーマル
結納ほど堅苦しくないけれど、婚約食事会=「けじめの場」と考え、あいさつや両家紹介、婚約記念品の交換などをきちんと行いたい家族におすすめ。どちらかの親がフォーマルを希望するなら、こだわりを叶えてあげて。
★カジュアル
ふたりも両家の親も堅苦しい雰囲気が苦手で、婚約食事会=「気軽な食事会」として親睦を深めたい家族向き。あいさつや家族紹介、婚約指輪披露など、食事会の中で和やかにさりげなく行う人も多い。
私はこうした!
最初にふたりで悩んだのが、「厳粛に行うか」「リラックスして楽しんでいいのか」という婚約食事会の雰囲気決め。両家の親に聞いたらどちらも「堅苦しいのは嫌」だったので、楽しい雰囲気を優先することに。おかげでお店選びや服装決めもスムーズに進みました。(川原梨沙さん)
STEP2 “日程・開催場所”はふたり主導で決めよう
親の事情をリサーチした上で、ふたりから候補日を数日提案し、両家の親に選んでもらおう。六曜(大安など)を気にする親には事前に相談を。
場所は彼の地元か彼女の地元、またはふたりの在住エリアに親を招くのが主流。遠方から来てもらう場合は交通費や、前後で宿泊を検討するなどの配慮をする人も。
私はこうした!
彼の親が自営業で忙しく、両家とも他県在住。いつどこで行うか、ふたりが間に入り、両家が納得いく日時と場所を調整しました。結婚式の相談も兼ね、親にじっくり希望を聞き、ふたり主導で決めると角が立ちません。(NOZOMIさん)
STEP3 “会場”は、下見に行くと安心
両家の親の食の好みやお酒の強さなどをリサーチした上で、STEP1で決めた“雰囲気”に合う会場を選ぼう。フォーマル派には、料亭やホテル、格式あるレストランなどが人気。カジュアル派は家族好みの行きつけの店やきれいめの居酒屋などを選ぶ人も。高級店もランチなら意外にカジュアル。どちらも両家水入らずで過ごせる個室がおすすめ。下見すれば、料理や接客も確認できる。
私はこうした!
きちんとした店がいいけれど、堅くなり過ぎるのも嫌。雰囲気を直接確認したかったので、気になるお店を何軒かピックアップして下見に行きました。駅からのアクセス、親に喜ばれそうなメニューか、接客なども確かめ、条件が一番いい所に決めました。(川内真梨代さん)
STEP4 “服装”は場所の雰囲気に合わせ事前に相談を
両家の服装は会場の雰囲気に合わせるのが基本。料亭なら和装、レストランやホテルならきちんと感のある洋装、カジュアルな店ならノーネクタイなど、何を着ていくか事前にふたりが間に入って情報交換しておこう。両家の服装が違い過ぎたり、場所にそぐわないと気まずいので注意して。
私はこうした!
関東から来てくれる彼の親に挙式会場の下見をしてほしかったので、会場のレストランで食事会をすることに。着物を着るか悩みましたが、レストランの雰囲気に合わせると堅過ぎると思ったので、男性はスーツ、女性はワンピースで出席することに。ふたりで相談し、親に伝えました。(みさきんぐさん)
STEP5 “費用分担”は事前に決め親にも伝えて
最近はふたりが親を招待し、費用全てを負担するケースが多い。前もって伝えておけば親も安心。食後のデザートが出たら彼はさりげなく席を外し会計を済ませよう。
どちらかの地元で行う場合、遠方から来た側の親に交通費がかかるので、開催地側の親が食事代を出したいと申し出ることも。その場合も事前に両家で相談し、当日は子どもが親の代わりに精算するとスマート。
調整しておけば><
婚約食事会の費用はふたりで出そうと決めていましたが、当日その場で義父母が出してくれることに。事前に「ふたりが出します」と伝えておけばよかったかも。(やんさん)
STEP6 “プログラムと進行役”は親にも共有
婚約食事会のプログラムに決まりはない。最近は「婚姻届に両家親がサイン」「婚約記念品の贈呈や披露」などを、フォーマル派は食事の前にセレモニーとして、カジュアル派は食事の途中などに行うことも。会話が弾むよう両家の家族紹介ブックを手作りしたり、幼い頃のアルバムを持ち寄るのもおすすめ。進行役は彼が行うのが主流だが、カジュアルにしたい人はふたりで仲良く行ってもいい。フォーマルな場合は彼の父親が務めることも。事前に親に相談しておくと安心。
私はこうした!
婚約食事会当日のプログラムは事前にふたりで案を作成。両家の親に相談し、確認してもらいました。司会進行役も夫がやっていいか、夫が自分の親に確認。みんなが納得&安心して婚約食事会を楽しめました。(ゆんさん)
婚約食事会=みんなが家族になった記念の日。全員が緊張して忘れてしまったけど、記念写真を撮っておけばよかったです。お店の人に事前に頼んでおくといいかも。(あやさん)
STEP7 “話す内容”は「タブー」に注意!
相手の家族について、自分は知っているけれど、親はまるで知らないということがないようにしておきたい。それぞれの家庭にとって触れてほしくない話題もあるはずなので、事前にふたりで情報交換し、「この話は出さないで」などさりげなく相手の親に伝えておいてもらおう。また、自分が話してほしくないことは、親に口止めするのも忘れずに。
調整しておけば><
食事会を楽しく盛り上げようと、親が私の学生時代の失敗談を話してしまいました。私にとっては恥ずかしくて知られたくないエピソード。事前に口止めしておけばよかった。(みさきさん)
食事会当日は、こんなことも話せるとGOOD
両家の親が揃う婚約食事会は、挙式会場や日取り、準備のスケジュール、ゲストの顔ぶれ、どんな式にしたいかなどを相談する絶好の機会。和やかな雰囲気になったところで切り出して。
From 編集部
ふたりの調整力でみんなを笑顔に
婚約食事会といっても「気軽な食事会」「けじめの場」などイメージはさまざま。だからこそ、ふたりが話し合って調整することが大切。1ステップずつ丁寧に、両家が一つになる大切な記念日を楽しんで。
取材・文/笠原恭子 構成/小森理恵(編集部)
※掲載されている情報は2017年6月時点のものです
※記事内のコメントは2017年5月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー82人が回答したアンケートによるものです
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