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訪問マナー
New Life Manual

覚えておきたい訪問先での「礼儀作法」と「立ち居振る舞い」マナー

結婚後に気になるのが、お互いの実家や親戚を訪ねるときの礼儀作法や立ち居振る舞いです。身につけておきたいポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてください。

#01|訪問の基本ルール

相手の立場に立って考えるのが基本

もしも、部屋が散らかっているときに突然の訪問を受けたら、困ってしまいますよね?訪問するときは、相手の立場で考えてみると気持ちの良いマナーがわかるもの。相手を困らせないために、次の3つは必ず守りましょう。

必ず守りたい訪問時の3つのルール

訪問時は必ずアポイントを

訪問するときは、たとえ親しい間柄でも事前に連絡をしておくのがマナーです。「近くまで来たので」という予告なしの訪問は失礼に当たります。
「食事を一緒に」と誘いを受けた場合は別ですが、一般的には食事の時間帯は避け、午前なら10~11時、午後なら2~4時ごろに伺うのが常識的な範囲です。車で訪問するときは、駐車場の確認も忘れずに。

約束の時間より5分程度遅めに到着を

訪問当日は、先方も迎える準備で忙しいはずですから約束の時間より早い到着は避けたいもの。3~5分程度遅めにチャイムを押すのが心遣いです。
ただし、10分以上遅れるときは必ず連絡を。訪問先に到着したら、帽子や手袋は外してからインターフォンを押しましょう。

手土産は訪問先の近くでは買わない

訪問相手から「気を使わないで」「手ぶらでどうぞ」と言われたとしても、お茶をいただくのがわかっていれば、手土産を持って伺うのがマナーです。とはいえ、訪問相手の近所の店で調達したのでは、急きょ間に合わせで買ったように見えてしまうので、必ず事前に用意しておくようにしましょう。相手の好みが分からないときは、自分がおいしいと思ったものや生花などを用意しましょう。

#02|訪問先での立ち居振る舞い

「相手への気配り」と
「丁寧な所作」がポイント

訪問先では、ドアなどを静かに閉める、部屋を汚さないように靴下をはく、家具や食器類など、相手が大切にしているものを丁寧に扱う心配りがあれば、大きな失敗はないはず。相手がすすめてくれるまで待つ、相手に聞くなど、相手を立てた行動をしながら、次の7つのマナーが守れれば、訪問先でも好印象に!

好印象を与える訪問時の7つのマナー

玄関では正面向きで上がって、必ず靴を揃える

玄関では正面向きで上がって、必ず靴を揃える

後ろ向きで上がるのはNGマナー。靴は揃えて脱いで正面向きで上がり、相手にお尻を向けないようにかがんで靴の向きを直してから下座に置くのが基本です。帰るときは、下座に置いた靴を中央に置き直してから履きましょう。

素足で訪問先に上がらない

畳の上で食事をし、お茶をたててきた日本では、清浄の象徴として室内では白い足袋を着用する習慣が生まれました。素足のまま訪問先に上がるのは清潔な印象を与えません。訪問直前に気が付いた場合は、ストッキングや靴下を購入し、はいてから訪問をしましょう

和室では、すすめられるまで座布団に座らない

和室では、すすめられるまで座布団に座らない

和室に通されたときは、たとえ座卓の周りに座布団が準備されていても勝手に使うのはタブー。出入り口近くの下座に控え、あいさつをし、手土産を渡し、訪問先の相手から「どうぞ座布団をお当てください」とすすめられたら、「失礼します」と受けて座りましょう。

敷居や畳の縁(へり)は踏まない

敷居は内と外を分ける境界線であり、土台を支える大切な部分です。畳の縁も境界線であり、家紋を入れた高価な織物を使うことも。古くから「敷居や畳の縁を踏むのは家の顔を踏むようなもの」といわれてきたので注意しましょう。また、座布団などを踏んで歩くのもNGです。

洋室で席を指定されないときは、下座に

洋室に通された時は、訪問相手に指定されない限り下座(出入り口に一番近い席と覚えておきましょう)に座るのがマナー。あいさつするときは椅子から立ち、手土産を渡してから、相手がすすめてくれた椅子に腰掛けます。

テーブルの上にバッグなどを置かない

テーブルは食事をする場所。荷物を置くのは失礼です。和室なら座っている脇に手荷物を控え、洋室なら椅子にバッグと手土産を置くのがマナー。洋室で床に手土産を置いてしまうと、床に置いたものを差し上げることになるので、これも失礼な印象に。

手みやげは紙袋ごと渡さない

手みやげは紙袋ごと渡さない

紙袋や風呂敷は手土産を汚さないために使うものなので、そのまま渡すのは失礼にあたります。手土産を取り出してから表書きやリボンの結び目が相手の正面に向くように直し、両手で渡しましょう。使い終わった紙袋は持ち帰るのがマナーです。

#03|覚えておきたい和室・洋室の
上座・下座

和室や洋室に通されたとき、何も知らないで上座に座ってしまうと、「態度が大きい」と誤解を受けることにもなりかねません。訪問先では、部屋に通されたら下座へ。相手から「こちらの席へどうぞ」とすすめられてから、移動するようにします。

和室の席次

床の間ありの部屋

床の間ありの部屋

出入り口から遠い席で、床の間の前が上座

仏壇と床の間ありの部屋

仏壇と床の間ありの部屋

出入り口に遠い席で仏壇の前が上座

床の間や仏壇のない部屋

床の間や仏壇のない部屋

出入り口から一番遠い席が上座


洋室の席次

長椅子と肘掛け椅子がある部屋

長椅子と肘掛け椅子がある部屋

出入り口から遠い、長椅子の奥が上座

種類の違う椅子のある部屋

種類の違う椅子のある部屋

椅子の種類別では(1)長椅子、(2)肘掛け椅子、(3)肘掛けなしの椅子、(4)スツールの順に上座が決まります。

全て同じ椅子の部屋

全て同じ椅子の部屋

出入り口から一番遠い席が上座

イラスト/moeko 構成・文/小田真穂(編集部)

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