どんな結婚式がいくらで叶うのかイメージをつかみ、予算を考える際の目安になる見積り(費用明細)。会場を比較検討するときの大きな決め手にもなるので、見学へ行く前に、見積りの見方や気を付けるべきポイントなど基本をマスターしておきましょう。
#01 結婚式の見積りってどんなもの?
#02 見積りの変動要素は?
見積りとは
結婚式の「費用明細」のこと
結婚式費用の見積りとは、##s##その会場でやりたい式がいくらで叶えられるかが分かる「費用明細」##e##のこと。項目の単価や総額が分かるだけでなく、プランやランクの違いによる金額差やオプションの内容を探ることもできます。まずは下の見積り例を見ながら、最低限知っておきたいポイントをチェックしましょう!
結婚式の見積りの基本は「項目」「単価」「数量」「金額」の4つです。
これらに会場によって設定される「サービス料」や「消費税」が加わったものが実際に会場へ支払う合計額です。
そのほか「挙式日」や「人数」など、じっくり見ると金額を左右する情報もたくさん載っています。
それぞれの内容は以下の通り。
季節や日時によって費用が変わることがあるので、希望日で出してもらいましょう。
人数によって総額は大きく変化するので、よりリアルな人数で見積もるのが鉄則です。
挙式料や料理、衣裳といった結婚式に必要なアイテムのこと。
それぞれの項目の単価。会場やランクによって差があるので、相場を把握しておくことも大事です。
その項目が何名分(もしくは何点)必要なのかを記したもの。
項目の単価に数量をかけたもので、その項目に必要な金額が分かります。
料理・飲物などに発生。10%のことが多いですが、割合やどの項目にかかるのかは会場によって異なります。
多くの人が利用するお得な「プラン」。含まれる内容までしっかりチェックして。
消費税はサービス料なども含め、全ての項目を足した小計にかかることを知っておきましょう。
消費税まで含めたトータル金額。これが実際の支払額になります。
見積りはさまざまな要素で増減
見積りの金額はさまざまな要素で増減します。
各項目ごとにどのような変動要素があるのかを知って、あらかじめ自分たちにぴったりの見積りをもらえるように話し合っておきましょう。
主な変動要素は以下の通りです。
##sb##A 挙式料##eb##
挙式料は会場によって料金設定が異なり、キリスト教式、人前式、神前式などの挙式スタイルで金額が変わることもあります。
##sb##B 会場費##eb##
会場使用料は「会場料」「席料」など会場によって名称が異なり、「席料」の場合はゲスト1席当たりの料金で計算されます。
##sb##C 料理・飲物##eb##
多くの会場で、料理・飲物は複数のコースが用意されていて、内容によって料金が異なります。結婚式の費用の中で大きなシェアを占める部分です。
##sb##D 衣裳・着付け##eb##
衣裳はパックプランが用意されていることが多いですが、こだわりたい人やお色直しをしたい人は、ここからランクアップ料金が発生します。
##sb##E 装花・ブーケ##eb##
花材やボリューム、デザインなどで変わってくる装花やブーケの費用。テーブル装花はゲスト卓分が必要になります。
##sb##F 引出物##eb##
初期見積りの引出物はあくまでも目安です。実際にはゲストに応じ、品物や金額を変えて「贈り分け」をする人が多いため、金額の変動が発生します。
##sb##G 記録##eb##
カット数やアルバムの有無、納品形態などによって変わる写真料金。別撮りやビデオ撮影は初期見積りには含まれず、オプションで頼むケースが多いです。
##sb##H 印刷物##eb##
初期見積りに含まれる印刷物は主に招待状や席札、席次表など。自作する場合は不要になるので、見積りから削ってもらうことも可能です。
##sb##I 演出##eb##
演出は打ち合わせが具体的に進んだ段階で費用明細に反映してもらうことが多く、初期見積りに含まれているのは「司会」程度です。
このほかにもいろいろと変動要素はあるので、見積りをもらうときにしっかりと確認をしておくことが大切です。
見積りは3、4回もらうケースが一般的
会場見学時やブライダルフェアでもらう最初の見積りは、まだ詳細が決まっていない段階なのでかなりざっくりしたもの。その後、##s##ゲスト数が確定し、やりたい内容が固まるにつれて見積りの内容も具体的になってきます##e##。ちなみに2回目にもらう中間見積りで予算オーバーが分かっても、ここから調整できるので安心して。
見学時やフェアでもらう、必要最低限の内容のもの
打ち合わせ開始直後にもらう、希望を反映した内容のもの
詳細の相談や調整が終わり、全てが確定した段階でもらうもの
現実からかけ離れた見積りにならないよう
ふたりで擦り合わせて!
会場見学時などにもらえる初回見積りの段階では、まだ詳細が決まっていないことも多いため、「およそこれくらいの式ができる」という目安程度に。ただし今後の大幅な見積額アップを防ぎたいなら、##s##見学前にふたりの希望を擦り合わせ、ベースとなる「日取り」「ゲスト数」「大体の予算」をある程度イメージしていく##e##ことをオススメします。
一般的に過ごしやすい春や秋は結婚式のオンシーズンで、夏や冬といったオフシーズンと比べると料金が高めの傾向にあります。加えて、曜日だと平日よりもゲストが出席しやすい土・日・祝日、時間帯だと朝や夜より午後スタートの方が、高めに設定されていることが多いようです。大体の時期や曜日を決めた上で見積りをもらうことで、より実情に近い金額をイメージすることができることを知っておきましょう。
会場との本格的な打ち合わせが始まるのは式の3~4カ月前。衣裳のランクや着数のほか、飲食代やギフトなどのおもてなし費用についても##s##ランクや数量を決め、なるべく正確な数字で見積もってもらいましょう##e##。やりたいことが多い場合は取りあえず全部含めた金額を出してもらい、後から不要なものを削除する方法もあります。
特に気を付けたいのは見積り内で大きなシェアを占める料理・飲物代。×人数分で計算する上、サービス料も発生するため、##s##わずかなランクアップでも総額がかなり変わってきます##e##。シミュレーションしながらじっくり検討をしましょう。
ふたりの希望を最大限に反映したものが2回目の見積りなら、3回目の見積りはいわば調整的な役割を担うもの。2回目で完結した人は問題ないけれど、見積額が大幅にアップしてしまった場合は再度見直す必要があります。
ポイントは優先順位を明確に伝えること。##s##こだわりたいものにはお金をかけ、その分、節約できそうなものを探してやりくりをしましょう##e##。例えば手作りすれば材料費だけで済みますし、会場以外のショップに依頼すれば、持ち込み料を払っても費用を抑えられることがあります。
抜けや漏れがないか、
最後までしっかりチェック!
最終見積りはゲスト数が確定し、全ての項目が確定した最終段階で出してもらうものです。
##s##頼んでいた修正箇所がきちんと反映されているかどうかを確認すると同時に、抜け・漏れしがちな項目もしっかりチェック##e##。例えば親族のヘアセット代や記念写真の焼き増し代などは、当日追加されることも十分考えられるので、余計な見積りアップを防ぐためにもこの段階で忘れず計上しておきましょう。
結婚式の見積りは、同じ内容でも会場によって項目名が変わったり、逆に同じ項目でも含まれる内容が微妙に異なることも少なくありません。この記事を読んで最低限の基本を押さえつつ、分からないことがあればプランナーさんに確認をしましょう。