結婚を具体的に考えた時、まず浮かぶのは、
結婚式を挙げるお金を用意しなければ、ということだろう。
挙式、披露宴にはどのくらいの予算を見込んでおけばいいのか?
結婚式にかかる費用のおおよその相場をあらかじめ把握して、万全の資金計画を立てておこう。
挙式スタイルや会場、用意する料理やアイテム、招待ゲストの人数などによってかかる費用は上下する。どんな結婚式にしたいのか、まずはふたりでじっくり話し合ってみよう。
挙式と披露宴、そしてその後の二次会などにカップルが投じた予算の統計で、最も多いのは「400~450万円未満」で、これは全体の15.5%を占める。次いで「300~350万円未満」が13.0%を占め、「300~550万円」あたりがボリュームゾーンといえそうだ。ちなみに平均額は、354.9万円。招待ゲストからのご祝儀に期待できるとはいえ、それなりの蓄えは備えておきたいところ。 よりシンプルに、あるいはよりゴージャスに挙式をアレンジするのもふたり次第。せっかくの晴れ舞台なのだから、ふたりの希望に合わせて結婚式を自由にデザインしよう。
挙式料 | 37.1万円 |
---|---|
料理・飲物 |
121.7万円 |
新婦衣裳 | 47.9万円 |
新郎衣裳 | 17.0万円 |
引出物・引菓子・ プチギフト |
34.8万円 |
ブーケ | 3.3万円 |
会場装花 | 3.1万円 |
スタジオ別撮り撮影 | 17.1万円 |
スナップ写真撮影 | 21.6万円 |
ビデオ撮影 | 20.0万円 |
映像演出、司会料 | 17.1万円 |
ブライダルエステ | 8.6万円 |
ふたりが理想とするスタイルで結婚式を行う場合、どれくらいの貯金が必要なのか。会場使用料や挙式料のほか、料理や衣裳、引出物、ペーパーアイテムなどにかける費用は、カップルそれぞれでさまざまだろう。 ただし、結婚式には「支出」ばかりではなく、ご祝儀や親からの援助など、入ってくるお金もあるので、すべてをふたりの貯金でまかなわなければならないというわけではない。ご祝儀や援助をどのくらいあてにできるのか、だいたいの算段をつけておこう。ゼクシィの調査では、ご祝儀の全国平均総額は224.3万円。親・親族からの援助の全国平均総額は187.8万円。挙式・披露宴にかかる費用の総額からこれらを引いた金額が、ふたりで用意しておくべき貯金額だ。
親族 | 6.7万円 |
---|---|
上司 | 3.9万円 |
恩師 | 3.7万円 |
友人 | 3.0万円 |
結婚に かけられる予算 (挙式・披露宴費用) |
= |
ふたりの貯金 (平均323.8万円) |
+ |
ご祝儀総額 (平均224.3万円) |
+ |
親からの援助 (平均187.8万円) |
たくさんのゲストを招待すると用意しなければならない料理や引出物の数も増えてお金がかかる!と思いがちだが、必ずしもそうではない。招待ゲストからご祝儀がもらえるからだ。招待ゲストの人数や内訳にもよるので一概にはいえないが、統計では披露宴の招待人数は60~90人未満が一番多く、平均は66.3人。これに対してご祝儀総額の平均は前出の通り224.3万円なので、単純計算で招待ゲストひとりあたりおよそ3万円のご祝儀がもらえると見積もることができる。予想より少ないこともあるので、あてにし過ぎるのは禁物だが、ひとつの目安として頭に入れておこう。