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ふたりとゲストの幸せな一日に密着 -先輩の結婚式実例集-

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幸せを運ぶ“レイニーウエディング”
東京都

「雨の日には良いことが起きるんです」と新婦。深い悩みにアドバイスをもらったり、彼とふたり大好きな読書をカフェで楽しんだり。「雨の匂いも音も好き」とニッコリ。そんなふたりの結婚式のテーマは、雨。

 
皆でつくる
人前式
雨粒のコンフェッティをゲストが降らした

水たまりをデザインしたバージンロードの先には、相合い傘の祭壇。背景には、ゲストの名前入りの雨粒がポツリポツリ……。母の手紙に涙が溢れ、予想外のリングボーイの登場に笑いが起こり、ふたりのレイニーウエディングは幸せいっぱい。フィナーレは雨粒のコンフェッティも。そして窓の外も雨。

ふたりの軌跡を振り返る両家母の手紙を司会が代読。長男の新郎は我慢も多く、母と2人、こっそりご褒美アイスを食べた甘えん坊タイムは親子の思い出
水たまりのバージンロードに、相合い傘の祭壇というファンタジックな世界観。「型にはまらない仁美らしい」と友人たちは、カメラが手放せなかった
人前式の承認アイテムも雨をデザインしたもの。よーく見ると、雨粒の色は一つ一つ違うブルーのグラデーション……
実は背景の紙は、ゲスト全員が描いたもの。受付を済ませると一人一人が好きな絵の具を選んでスポイトで垂らし、即興のレイニーアートを制作
「リングボーイというよりは、成長したリングブラザーです」と紹介されて現れたのは、カラフルな傘をかぶった新婦兄。新婦のことが大好きなんだそう
涙あり、笑顔あり、みんなでつくり上げた人前式のフィナーレは、雨粒のコンフェッティが舞った
雨色の舞台
遊び心満点のブルー

挙式会場からパーティ会場へ向かうと、そこもまたファンタジックな雨の世界。高砂席もゲスト卓も天井からも、ふたりが好きなブルーモチーフが遊び心いっぱいにあちらこちらに♪

ゲストは親族、職場関係、友人など62名。流しのテーブルにライトを灯した空間は、何かかが起こりそうでワクワク
見上げると、天井からはアジサイのアンブレラ♪ ふたりが好きなブルーの花もゲスト卓を彩った
「ひゃ、コップの水が!」なんて吹き出しがモコモコ出ていそうな、ユーモア溢れる演出。本は読書家のふたりのために作られたオリジナルアイテム
傘と雨粒いっぱいの高砂席では写真を撮ったり、おしゃべりしたり。たわいない会話だったけれど、「すごく楽しかった」とふたり
傘の先端に滴る雨粒にも、ゲストの名前が! 雨粒を一つ一つ見ているだけで、温かな気持ちで胸いっぱいに
こちらは挙式会場。ふたりの名前もちゃんと雨粒化。壁に貼って、レイニーウエディング完成♪
ときめく演出
予想を上回る贈り物のようなパーティ

「何だか面白いことが始まりそう」とゲストが期待した以上に、オリジナリティー溢れる演出が続々。中でも、女性ゲストに贈られた“雨にまつわる言葉”の手紙は、一人一人の宝物になった。

女性ゲストへの手紙の表書きには、雨にまつわる言葉が。例えば「時知る雨」とは冬の到来を知らせる雨のことで、新婦を指南してくれた友人に贈った
「梅雨でも爽やかに」と、ケーキではなくフルーツポンチにふたりでソーダ水を入れるセレモニーをしてゲストへ
ゲストが教えてくれた“雨の日の過ごし方”を発表するなど楽しい時間を過ごし、ふたりはハイタッチしながら退場。新郎母は雨色のコーラスの衣裳で♪
ふたりを見送る友人たちも、「楽しかった」「ありがとう」の気持ちでいっぱい、笑顔が溢れた
花嫁の足元はサムシングブルーの靴。「みんなにこんなに思ってもらえていたなんて」と振り返り、「やっぱり雨の日は良いことが起きました」
Bride & Groom
天野拓也さん 仁美さん
当初、新婦は結婚式を挙げないつもりだったが「準備の途中でやめてもいいし」と、新郎が背中を押してくれた。当日は31歳の誕生日。挙式前に新郎からサプライズレターも贈られた。
会場
HOTEL EMANON(東京都渋谷区)
挙式日
2019年6月22日
ゲスト数
62名
当日のタイムスケジュール
1215
ファーストミート
新郎からのサプライズで新婦の誕生祝い
1400
挙式
集合写真撮影
1440
オープニング映像
ウエルカムスピーチ
主賓祝辞、乾杯
1530
フルーツポンチセレモニー
新郎新婦、キューピッドと中座
1600
相合い傘で再入場
ゲストの“雨の日の過ごし方”発表・プレゼント
余興、テーブルインタビュー
1650
親と祖母に記念品贈呈
花嫁の手紙、謝辞
退場、エンディング映像
構成・文/千谷文子 撮影/筒井聖子 取材協力/HAKU(プロデュース)