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ふたりとゲストの幸せな一日に密着 -先輩の結婚式実例集-

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マジックアワーの光に包まれた誓い
大分県

ゲストは両家と親友のみ。親密な空気感を大切にしたふたり。日の入り直前の17時に人前式をスタートさせた。芝生の上にキャンドルを置き、マジックアワーの素晴らしい光に包まれた誓いのシーンは絵のような美しさ。

 
幸せな姿を
見せたい
落ち着ける場所で本当の気持ちを伝える

「結婚式で幸せな姿を見せたい」と語っていたふたりは丘の上に立つ古民家レストランをセレクト。新郎が「亡き父に直接見せられなかったけど、これからも天国で見守ってくれると思います」と涙ながらに話すと、すかさず親族席から「いいぞ!」の声が飛んだ。

ガーデンと逆側のバルコニーからは大分市内の街並みが一望できる。天国の父からもよく見えるだろうロケーションだった
古民家をリノベーションした造り。向かって右で挙式のリハーサル中。左の部屋ではゲストが庭を眺めてくつろいでいる
新婦は兄弟と手を繋いで中座へ。「娘は私一人だけなので結婚式をして、父母に花嫁姿を見せたいと思っていました」と笑顔
梁(はり)やかもいも見事なレストラン。雰囲気にぴったりの和装でお色直し入場したふたりをすぐそばからゲストが拍手で迎えた
大分の食で
もてなす
ベースはフレンチのフルコースディナー

レストランでの結婚式はランチタイムかディナータイムの2択。ふたりはディナータイムを借り切りに。フレンチのフルコース料理をベースに、だるまケーキでふたりらしさもプラスして喜ばれた。

レストランウエディングらしくシャンパンサーベルで披露宴の幕開けを。ソムリエが一度で見事に成功させた
シェフはメインの肉料理の盛り付けに余念がない。「オマール海老のソテー、焼きナスのソース」など海の幸も好評だった
「袴が着たい」という新郎の希望でケーキも和風のデザインに。だるまの赤をイチゴで表現した個性的なビジュアルは注目の的
「ケーキ入刀」ではなく、チョコペンで目を入れる「目入れ」を行った。ファーストバイトの後は両家母からラストバイトも
ふたりらしい
グッズ
温かな人柄がアイテムからも伝わった

元は古民家だったレストランは重厚な雰囲気が魅力。そこに新婦の手作りアイテムやフォトプロップス役を果たすハッピーバルーンを持ち込むことで、可愛らしさや軽やかさも演出することができた。

新婦手作りの紙粘土人形が受付でゲストをお出迎え。その愛らしさで小さなサイズでも十分に大きな存在感を発揮していた
全員の席札にメッセージを準備。新婦友人席には写真付きのレターを。開宴前のひととき、思い出にふける姿が見られた
手作りの結婚証明書。名前の頭文字を取ってあいうえお作文に。ガーデンで読み上げた後、受付に飾ってゲストにお披露目も
余裕のあるプログラムでテーブルフォトを洋装と和装で2回実施。HAPPYバルーンを使ってよりおめでたい雰囲気を伝えた
Bride & Groom
吉村 拓真さん 香菜子さん
友人主催の意見交換会で出会ったふたり。交際1年目で結婚を決意。2017年5月23日に婚姻届を提出。
会場
フレンチレストラン蔦の葉(大分県大分市)
挙式日
2017年12月2日
ゲスト数
53名
当日のタイムスケジュール
1700
ガーデンにて挙式
1800
新郎新婦披露宴入場
1802
ウエルカムスピーチ、祝辞
1808
シャンパンサーベル、乾杯
1825
洋装でテーブルフォト
1900
新婦兄弟のエスコートで中座
1910
新郎弟のエスコートで中座
1925
新郎新婦再入場
1935
だるまケーキに目入れ、和装でテーブルフォト
2010
花嫁の手紙、親へ三連時計と花束贈呈
2015
新婦父謝辞、新郎謝辞、新郎新婦退場、お開き
構成・文/水野康子 撮影/松原利広 プロデュース/シュシュウェディング