Wedding Manual
家族のみの沖縄結婚式にかかる費用は?ゲストの負担内訳やポイントを解説
国内リゾートで人気No.1エリアの沖縄。きれいな景色と人気リゾート地ならではの便利さで、家族のみの式を挙げたいカップルに多く選ばれています。そこで、沖縄の結婚式の魅力や、かかる費用、ゲストの交通費・宿泊費の負担など、気になる情報をわかりやすくご紹介します!
ココをおさえて!
- 家族との時間を満喫できて、移動も楽!費用のかけどころも調整可能!
- ゲストの旅費の負担次第で、挙式&パーティの費用は比較的リーズナブル
- ご祝儀辞退や旅費の一部負担など、ゲストを費用面で気遣う方法はさまざま
- 人気時期を避ける、早期プラン・LCC利用などで費用を抑えることが可能
#01|家族だけでする
「沖縄の結婚式」の魅力
家族との時間を満喫できて、移動も楽!
費用のかけどころの調整が可能!
家族のみなので、お金のかけどころを調整しやすく、準備も進めやすい
友人や職場関係のゲストをたくさん招待する結婚式だと、料理や飲物、引出物だけでなく、テーブルコーディネートや大がかりな演出などにも費用がかかります。##s##家族のみの結婚式なら、挙式会場、衣裳、写真、動画など新郎新婦のこだわりや、料理、宿泊、交通費などゲストへのおもてなしなど、かけどころを決めやすいのがメリット。##e##また、席次などゲスト関連の準備に時間がかからないため、準備することや打ち合わせ回数も一般的に少なめです。
海外リゾ―ト挙式と比べると費用もお手頃で移動も楽ちん!
##s##ハワイ、グアム、バリ島などの海外リゾートに比べると、費用・移動時間ともに負担が少ない##e##のもポイントです。家族が体力や語学力に不安があっても、国内なら安心ですよね。また、海外ウエディングだと円安の影響で、現地支払いのアイテムや滞在費が予想外の金額になる可能性も。国内にいながら非日常の空気を味わえることで、多くのカップルが沖縄を選んでいます。
周りを気にせず家族一人一人にしっかり感謝を伝える時間にできる
ゲストをたくさん招いていると、家族はホストとしておもてなしする側になります。家族の席は一番後ろに配置することが多く、式の間も新郎新婦に代わり、主賓やゲストにお礼を伝えたり、お車代を渡すなどの役目も。家族のみの結婚式なら、##s##家族にスポットを当てた演出や、感謝を伝える時間を設けることが可能です。##e##「家族しかいない式なので、ほかのゲストに気を使うことなく、家族と過ごす時間を大切にできた」と、満足しているカップルがとても多いです!
挙式前・挙式後には家族みんなの思い出に残る旅行が楽しめる
結婚式前後も家族と一緒に楽しむことができるのが、沖縄婚の素敵なところ。前日に家族でディナーを楽しんだり、式後の食事会を開いたり、両家の家族でアクティビティーやショッピングに出かけたり……。##s##ふたりきりの時間と、家族との旅行を楽しむ時間を両立できて、思い出に残るウエディング旅行になります。##e##
#02|【結婚式の費用】
家族を招待する沖縄のリゾート婚、
なににどのくらいかかる?
挙式&パーティの費用は
地元婚より比較的リーズナブル。
ゲスト旅費を負担する場合は費用がアップ
それでは、家族だけを招待した場合の沖縄リゾート婚の費用を細かく見ていきましょう。
※以下は、沖縄の結婚式全体(平均招待人数15.6名)のデータであり、家族のみの場合の費用には限りません。また、平均額算出の際には、「0円」の回答も含まれます。
沖縄婚の費用総額の平均(フォトツアーや現地でのパーティ・会食費用、お二人や列席者の旅行代金も含む)は149万9700円でした。リゾート婚ではない一般的な挙式・披露宴の平均費用は327万1000円(「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」より)で、旅費などを含めても沖縄のリゾート婚はおよそ半分弱の費用です。
沖縄での平均挙式費用は、41万5800円。ゲストが少なく、仰々しい演出が少ないリゾートウエディングは、費用が比較的リーズナブルな傾向です。
1着目のドレスの平均費用は、13万8400円。挙式と家族や身内だけのパーティで、お色直しをするケースは少なめ。1着のウエディングドレスを通しで着るケースが多いです。
新郎が1着目に選んだタキシードやフロックコートの平均費用は4万5400円。カジュアルな式の場合は、ジャケットなしでシャツとネクタイのみにするケースもあります。
ゲスト1人当たりの料理の平均費用は1万1300円でした。フレンチや地元食材を取り入れたコース料理で家族をもてなしています。料理代の総額の平均は14万8900円。少人数のため、通常の披露宴よりかなり金額が抑えられています。
ゲスト1人当たりの飲物代は平均2500円で、総額は平均3万8200円です。家族や親しい人だけなので、スパークリングワインや泡盛、ノンアルコールのカクテルなど、それぞれの好みに合わせて用意することができますね。
引出物やギフトの平均費用は6200円。リゾートウエディングでは、ご祝儀を辞退するケースも多く、「引出物」としてではなく、お土産や記念品として用意する新郎新婦も。
プチギフトの平均費用は1300円。家族に、沖縄のお土産になるようなプチギフトを用意していました。
ブーケ1つあたりの平均費用は1万5000円。沖縄らしい南国の花を取り入れたブーケや、青い海や空に映えるホワイトブーケも人気です。
パーティ会場のメイン卓装花の平均費用は2万7700円。海やガーデンが見える会場に映えるような装花を選ぶカップルが多いです。
ゲスト卓装花の平均費用は1万7100円。サンゴや貝殻、キャンドルなどで爽やかなコーディネートにまとめるのも沖縄ウエディングらしくて素敵。
ウエディングケーキの平均費用は3万1500円。家族のみで人数が少ないため、高さのあるデコラティブなデザインよりも、シンプルなクリームやフルーツのケーキが人気です。×ゲスト人数で計算するケースだと、大人数婚よりもリーズナブル。
新婦のヘアメイク平均費用は1万4400円、新郎は6600円でした。開放感あふれる沖縄の雰囲気に合わせたナチュラルなスタイルが主流です。
映像演出の平均費用は1万4300円(*)。家族に向けた感謝のメッセージビデオや、小さい頃からの思い出写真を編集したプロフィールビデオなどで、家族の絆を深めています。
沖縄で人気のロケーションフォト。平均費用は7万200円(*)でした。ほかの人がいないプライベートビーチでの撮影や、ロマンチックなサンセットのショットなど、国内と思えないような素敵な写真を残しています。
当日フォトの平均費用は9万300円(*)。ゲストが多い結婚式だと、両家の家族が写っている写真は少なめですが、家族にとっても思い出になる写真がたくさん残せます。
ムービー撮影の平均費用は2万9400円(*)。挙式の入場シーンなど、家族の感動している顔も素敵な思い出に。景色も美しいので、何度でも見返したくなるようなムービーが残せます。
ウエルカムボードやウエルカムドールの平均費用は3600円。自宅で作って飛行機で持ち込んだり、沖縄到着後に写真などをアレンジして完成させたり、運び方も工夫しています。
持ち込み料の平均費用は5200円。提携ショップでのレンタル以外のドレスを持ち込むケースなどで支払われています。
ゲストの宿泊費用を全額負担した場合のゲスト1人あたりの平均は2万3600円。ホテルのグレードや時期によっても異なります。
交通費を全額負担した場合のゲスト1人あたりの平均は2万6300円。親しい家族なので、航空会社などの希望を聞きつつ手配していました。LCCや早割などを利用して費用を抑える工夫も。ハワイなどの海外ウエディングと比べて、交通費はかなりリーズナブルに抑えられます。
#03|【ゲスト費用のふたりの負担額】
沖縄のリゾート婚、
ゲストの費用負担やご祝儀はどうする?
ご祝儀辞退や、
交通費や宿泊費の一部・全額負担など
さまざまなバリエーションが
リゾート婚で新郎新婦が悩むことが多いのは、ゲストの旅費負担やご祝儀について。決まりはなく、家族との関係性や考え方によってさまざまなケースがあります。##s##代表的な3つのパターンをご紹介##e##します。
【パターン1】ご祝儀をなくし、旅費宿泊費などは各々ゲストに負担してもらう
旅行好きな家族が多いカップルにおすすめ
「ご祝儀は不要なので、旅行気分で来て」というお誘い文句で招待することが多いケースです。ゲストにとってはご祝儀の負担は少ないものの、交通費・宿泊費は自己負担。費用はゲストに出してもらうものの、お得な旅行プランを調べたり、飛行機のチケット情報を調べたり、リーズナブルなホテルを探したり、サポートは可能です。
【パターン2】ご祝儀は通常通りにし、旅費宿泊費などは新郎新婦が一部、もしくは全額用意・負担する
家族の負担を減らしたいカップルにおすすめ
ご祝儀を受け取る代わりに、交通費・宿泊費を全額もしくは一部負担するケースです。招待するのは家族や親戚など親しい人なので、「ホテル代は負担するので、飛行機は自己手配でお願いしていい?」「交通費の半額は負担させて」など、詳細なやりとりが可能ですよね。沖縄婚を選んだカップルたちは、「親戚には交通費の3分の2を現金で渡した」「距離に応じて交通費を負担、宿泊費も一部負担」「ホテル代を負担する代わりに、LCCや格安チケットで自費で来てもらった」などの方法を選んでいました。
【パターン3】ゲストの負担ゼロ。ご祝儀なしで、旅費宿泊費なども新郎新婦が用意・負担する
感謝を込めて家族をもてなしたいカップルにおすすめ
家族に旅行をプレゼントするというパターンです。「ふたりの希望で遠いリゾート地で式を挙げるので、家族の旅費は出したい」と、丸ごと負担。大人になると家族旅行をする機会も減るので、結婚式を親孝行・家族へのプレゼントとして考えて決めているようです。
#04|【全3ケース】先輩花嫁のリアルな
沖縄の結婚式費用公開!
どこにいくらかけた?
【ケース1】Aさんの結婚式の場合
挙式はパック料金内で十分素敵&満足。沖縄の海が見える会場での食事会をさらに盛り上げるための料理をランクアップし、撮影も追加。
パック料金
47万円(挙式料、衣裳、撮影などの基本料金込み)
【ケース2】Bさんの結婚式の場合
絶景会場なので、装花や装飾の追加不要。ドレス×アルバムは一生の宝物になるので奮発。映像はプロに頼まず家族がスマホで撮影。
パック料金
42万円(挙式料、会場費、ブーケ、演出、介添え料、謝礼、リングピロー、衣裳などの基本料金込み)
【ケース3】Cさんの結婚式の場合
旅費にお金をかけたが、飛行機、レンタカー、ホテル代込みのツアーなら、別々に頼むよりリーズナブル◎。記録にもお金をかけた。
パック料金
30万円(挙式料、衣裳、ヘアメイクなどの基本料金込み)
#05|沖縄で行うリゾート婚にかかる
費用を抑えるコツ
旅行のハイシーズンも考慮して
挙式日を決定。
日にちを決めたらすぐに手配スタート
航空機のチケットやホテルは早割プランを活用
費用をお得に抑える1つ目のコツは「早めに」手配すること。航空会社は、各社とも早期割引サービスを導入しています。ホテルにも早期予約割引があるかチェックするとよいですね。##s##挙式日が決まったらゲストに宿泊や移動の希望を聞いて、すぐに検索&予約を進めましょう。##e##
LCCを利用する
家族がLCCでも構わないと思っているなら、飛行機代をかなり抑えられます。ただ、##s##空港ターミナルで搭乗手続きする場所が、普段利用しているところから離れていたり、荷物の持ち込み重量制限があることが多いので、旅慣れていない家族には説明が必要です。##e##重量を超えると追加費用がかかることが多いので、荷物が多くなりそうなら宅配便で送るなどの方法も考えましょう。
夏や連休を避けたシーズンに挙式を行う
沖縄は人気の観光地なので、年間を通して観光客が多いです。##s##特に10月~12月、連休や春休み・夏休みといった長期休暇の期間はハイシーズンで、ホテル代や航空運賃も上がりがち。##e##費用を抑えたいなら、ハイシーズンは避け、比較的落ち着いた時期を検討してみてください。また、台風シーズンを選ぶなら、キャンセル代などもしっかり確認しておくとよいです。
セットプランや航空会社・旅行会社のセールをうまく活用する
式を挙げるホテルや会場が提携している宿を利用する場合、通常よりもお得に宿泊できることがあります。##s##各航空会社や旅行会社のセールやキャンペーンなどをチェックして、挙式日に使えそうなら活用しましょう。##e##ゲストの交通費・宿泊費を全額負担するなら、旅行予約サイトなどで飛行機+ホテルのセットプランを探してみるのもおすすめです。
挙式前後と、それ以降の滞在でホテルのグレードを変える
挙式の前後は、会場へのアクセスが便利なハイクラスのホテル。翌日以降の宿泊は、観光メインでカジュアルなホテルを選ぶのも一つの方法です。##s##ホテルステイにこだわりたい、観光メインでホテルのグレードよりも便利さを優先したいなど、家族がどんなふうに過ごしたいか聞いてホテルを選びましょう。##e##
From 編集部
お金のかけどころのメリハリをつけて、
家族と過ごす素敵な沖縄ウエディングを!
本当に親しい人のみを招待する挙式を考えているなら、家族水いらずで過ごせて、式後も一緒に楽しめる沖縄ウエディングはおすすめです。どこにお金をかけたいかふたりで話し合い、理想の結婚式を叶えてください。沖縄が、ふたりと家族にとって大切な場所になるはずです。
取材・文/竹本紗梨 イラスト/南 夏希 構成/紺矢里菜(編集部)
※記事内のデータは2023年5月、または2022年5月((*)印のデータ)に、過去2年以内に国内リゾート婚をした女性206人が回答したマクロミル調査によるものです
※「#04|【全3ケース】先輩花嫁のリアルな沖縄の結婚式費用公開!どこにいくらかけた?」の内容は、ゼクシィ国内リゾートウエディング2023年2月号より転載しています