ゼクシィ PRODUCED BY RECRUIT

 

ゼクシィ最新号をチェック!

  1. 結婚情報ゼクシィTOP
  2. What a Wonderful Wedding! on Web
  3. “ふたりの物差し”で丁寧につくった日

ふたりとゲストの幸せな一日に密着 -先輩の結婚式実例集-

103
“ふたりの物差し”で丁寧につくった日
千葉県

会場も、コンセプトも、挙式に臨む姿勢も、ドレスも。「ふたりはどうあるべきか」を大事な物差しにして自問自答し、じっくり丁寧に準備をしてきた。迎えた当日、晩秋の森で結婚式が開かれた。

テーマは構成要素
ゲスト一人一人がふたりを構成する

初デートは元素をテーマにした美術展。元素の英単語「element」を調べてみると、“構成要素”“なくてはならないもの”という意味合いも。「ゲスト一人一人とのつながりや過ごしてきた時間が今の私たちを構成している」と考えるふたりは、テーマを「elements(構成要素)」にした。

elementsをイメージする幾何学模様をロゴに。ゲストには特殊な丸定規を使って幾何学模様を描いてもらい、名前とメッセージも添えて寄せ書きに
挙式の中で、幾何学模様を描く丸定規・スピログラフの使い方を説明する新郎。新婦が幼い頃、夢中になった遊び道具でもある
友人お手製のブック形リングピロー。表紙には、オリジナルロゴの幾何学模様が一針一針刺しゅうされていて感動!
結婚式のテーマやふたりについて紹介したペーパーアイテム。「相手を好きだなぁと思ったエピソード」など、ふたりを身近に感じるほほ笑ましい内容
人前式は人に誓い・人が承認するものだが、“承認”の儀式は無し。 「ゲストに責任を負わせるようで重すぎ。当日見守ってもらえたら十分」と考えた
ふたりの合作ドレス
テーマカラーは“くすみイエロー”

新婦はデザイナーとして、新郎はパタンナーとして、アパレル業界で活躍するふたり。レース使いが印象的なセパレートタイプの白ドレスは、新婦がデザインして、新郎が型紙をおこして縫製をした。ディテールにもこだわって、挙式4日前に完成! 小物にはふたりが好きなくすみイエローを採用。

肩にはリーフのレースをあしらって、森の挙式によくお似合い。絶妙なゆとりのバランスがプロのこだわりだそう
「オレンジという言葉の響きも色も好き」と新婦。ドライオレンジを髪飾りにしてスパイシー
ウエディングアイテムを準備するうちに、くすみイエローが好きなことに気付いたというふたり。テーマカラーにして、足元にも取り入れて
人数分手作りをした、くすみイエローのリボン。ゲストはちょうネクタイにしたり、ブローチにしたり、思い思いの場所に着けてコーディネートを楽しんだ
「ハンドメイドなので皆さんにじっくりと見ていただきたくて」とトルソを用意した。お色直し後にドレスを着せて飾っておくと、ゲストは興味津々
おめかしをしていく機会があると、着物を選ぶこともあるという新婦。和装の花嫁姿も叶えたいことの一つだった
胸が高鳴る演出
都心から約1時間、舞台は千葉の森

会場選びの段階で都内のカフェも行ってみたけれど、「“オシャレな結婚式”で終わってしまうようで……」とふたり。「ゲストとゆっくり過ごせる」「楽しんでもらえる」ことを大切に、都心から車で約1時間、宿泊施設も併設した千葉の森を選んだ。

東京駅からの直通バスに乗って遠足気分でやってきたゲストたち。園内もシャトルバスで移動し挙式へ向かう。当日は小春日和で心地よかった
親族には紙の招待状、職場関係や友人にはスマホ片手にスムーズにアクセスできるようWeb上の招待状を作成。ドレスコードの案内もあってワクワク♪
子どもも大人も、ゲスト代表の人たちが自由にフルーツを飾り付けたケーキに、マンゴーソースを掛けて仕上げた。想像以上の出来栄えに大満足
「数学とバイオリンさえやればいい」が新郎父の教育方針。理論的思考と感性が求められるパタンナーに役立っているそうだ。当日は25年ぶりに演奏を
「バイオリンを演奏します」のアナウンスが流れると、新郎父は目を丸くしてビックリ。演奏が始まると、その音色に耳を傾けた
Bride & Groom
茂樹さん 緒理恵さん
それぞれ大学卒業後、社会人を経て服飾専門学校へ。ふたりは、そこで出会った。ともにアパレルの企画職として活躍中。
会場
リソル生命の森(千葉県長柄町)
挙式日
2018年11月17日
ゲスト数
91名
当日のタイムスケジュール
1230
挙式
ガーデンで乾杯、写真撮影
1345
パーティ開宴、ウエルカムスピーチ
1415
ケーキデコレーション・セレモニー
1430
新婦弟からサプライズ映像
新婦、弟2人と中座
新郎のバイオリン演奏
新郎、父母と中座
手描きのプロフィール映像上映
1510
再入場して各卓ラウンド
1600
新婦の手紙、花束贈呈
新郎謝辞
幾何学模様の寄せ書き披露
エンディング映像上映
構成・文/千谷文子 撮影/保田敬介
取材協力/wedding produce coconoem(プロデュース)