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ふたりとゲストの幸せな一日に密着 -先輩の結婚式実例集-

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小鳥も歌いだす♪100歳の桜仰ぐほがらか婚
埼玉県

付き合った3年間で、18都道府県も旅をした。ネモフィラ咲く春の茨城、夏の尾瀬、紅葉に染まる日光、銀世界の軽井沢……。各地の四季を眺めてきたふたりは桜の大樹の下で式を挙げ、夫婦として歩きだした。

あふれる緑
すがすがしい気分♪ 植物のおもてなし

両家親は共に植物を育てるのが好きで、庭に出れば緑が茂り季節の花が咲いていた。そんな家庭で育ったから、新居を構えるとすぐにわが家のシンボルツリーとしてオリーブの木を購入。そして結婚式では小鳥さえずる緑の会場にグリーンの演出を取り入れ、ゲストがすがすがしい気分になるおもてなしを。

緑のトンネルを抜けてワクワク。この先には、100歳を越える桜が枝葉を広げる挙式会場がある。「緊張よりも嬉しさが上回っていました」と新婦
ゲストはグリーンの濃淡の葉っぱのスタンプを押して、ウエディングツリーを完成!
各卓に、グリーンがメインの花束をお届け。「新婦は営業部のアイドル。その笑顔に僕も何度も救われた」とスピーチしてくれた上司もニッコリ
友達とおそろいコーデを楽しみたくて、グリーンリーフの冠を手作りした。みんなで頭にちょこんと載せて、ハイポーズ♪
一着一着手染めされるほんのり淡いグリーンのドレスに、ドライフラワーのリースブーケを合わせた
新婦の淡いグリーンの衣裳を引き立てた、新郎のモスグリーンのタキシード。オーダーメイドであつらえた
こつこつ手作り
少しずつ形になる準備も、楽しい記憶

DIYが得意で、ちょっとしたキッチンカウンターも作ってしまうという新婦。ウエディングアイテムもハンドメイドをして、準備期間も楽しい思い出に。当日は、新郎友人と新婦妹がふたりのヘアをスタイリング!

木のケースに収めたリングも、ふたりのハンドメイド。金属をたたいて形作る鍛造という手法に挑戦し、約3時間30分没頭したそう
美容師の新郎友人と新婦妹がお支度を仕上げた。「フワフワでカジュアルに、という姉の世界観を大切にしました。……うん、可愛い!」と妹も大満足
新居のオリーブの木を持ち込んで、両家の水を注ぐセレモニーを行った。実に仕立てたミニカードも新婦お手製。ゲストにメッセージを書いてもらった
100円ショップで購入した木のボードに、筆ペンでササッと文字を描いた軽やかなウエルカムボード
小柄な新婦が新郎に寄り添う似顔絵も、新婦作。「よく描けているなぁ」と新婦父も感心
Thank you!
花とスイーツと手紙で届けた気持ち

親に、きょうだいに、ゲストに、感謝の気持ちがあふれているふたり。ベールダウンをしてもらったときも手紙を読んだときも、胸いっぱいになったけれど、グッとこらえて笑顔でニッコリ。そんなふたりを見守るゲストは、大粒の涙。

集合写真で両家母が手にした花は、式中にふたりから贈られたもの。新郎母は「ありがとうございました」の息子の予想外の言葉に、驚いて胸いっぱいに
ハイビスカスのジュレ、イチゴのムース、桜のマカロンなどほんわか春色スイーツをガーデンに並べておもてなし
あちこち遊びに連れて行ってくれた父と、ありがとうと同じぐらいごめんなさいを伝えたかった母に、感謝の言葉と体重米を贈呈。すると父は天井を仰いだ
父の号泣に、新婦と友達のように仲のいい弟と妹が、泣き笑い
Bride & Groom
北川 喜一さん 幸希さん
同じ会社の先輩後輩。新郎は営業マン、新婦はインテリアコーディネーター。最初の告白は、新婦からだったそう♪
会場
ラ・クラリエール(埼玉県さいたま市)
挙式日
2018年4月3日
ゲスト数
50名
当日のタイムスケジュール
1130
挙式
1200
新郎新婦入場
ウエルカムスピーチ
来賓あいさつ、プロフィール紹介
乾杯
1305
両家水合わせのセレモニー
新婦は妹弟と中座
新郎は母と中座
生い立ち映像上映
1335
お色直し入場
各卓でフラワーサービス
1400
デザートビュッフェ
1420
新婦による手紙朗読
新郎父あいさつ、新郎謝辞
退場、エンディング映像、お見送り
構成・文/千谷文子 撮影/西川節子