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ふたりとゲストの幸せな一日に密着 -先輩の結婚式実例集-

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洋から和へ、世界観が一変!
東京都

純白のドレスをまとい、チャペルに響き渡る音に包まれたキリスト教式。その美しくも和やかなセレモニーに見ほれたゲストたちを、続く披露宴では和の世界でおもてなし。洋と和、2つの非日常が織り成す一日になった。

西洋の儀式
美しい歌声と笑顔に包まれた門出

パイプオルガンやトランペット、聖歌隊の歌声が鮮明に記憶に残っているという新婦。自身が好きな調べに耳を傾け、父とバージンロードを歩くと友人の顔が見えて嬉しい気持ちに。そして祭壇では陽気な牧師に迎えられリラックス。寂しさが込み上げる式を想像していたが、笑顔のセレモニーになった。

チャペルでのファーストミート。緊張してストレッチをする新婦は、新郎が振り向くと涙が溢れた
式前に「楽しんでくださいね」と声を掛けてくれた牧師。その笑顔に導かれ、ふたりもゲストも和やかな雰囲気に
美しい音に包まれたチャペルに新しい家族が並び、祝福するゲストは一斉にシャッターを切った
東洋のうたげ
靴を脱いで、畳の間にくつろぐ

「日本らしい和の演出は、きっと新鮮なおもてなしになる。西洋の雰囲気たっぷりに行うキリスト教式からのギャップも、サプライズ!」と準備をしてきたふたり。その言葉通り、披露宴会場に着いたゲストはみやびな世界に感嘆。非日常の和の世界を堪能した。

和室の披露宴会場へと続く玄関。天井には彩色木彫板で四季折々の江戸期の行事が描かれており、ゲストは夢中で写真を撮った
靴を脱いで、畳の間で受け付けをした。ふたりが持ち込んだ和のアイテムも楽しみつつ、くつろぎの時間の始まり
母と選んだ色打ち掛けにお色直しを。そして、能舞台から新郎と並んで登場すると、みんな驚いて大きな拍手で迎えてくれた
帯のテーブルランナーが、和の空間を一層引き立てた。竹筒に生けた花や新婦が用意した手まりも、日本ならではの風情
胸の内を紡ぐ
普段は言えない感謝が溢れたシーン

結婚式の10日ほど前──。「大掛かりな演出はしないけれど、感謝を伝える披露宴にしたい」と新婦は話していた。祖母との中座など心温まるシーンをちりばめた披露宴の最後には、母から新婦へのサプライズメッセージ! 母の胸中にゲスト全員が浸る時間になった。

大好きな85歳の祖母と中座。特別な言葉はないけれど、お互いのぬくもりを感じて涙が溢れた
「エスコート役を1人だけ選ぶことはできない」と新郎。そこで司会が「新郎と中座したいお友達は?」とアナウンスすると全員挙手でにぎやかなシーンに
新郎がこっそり新婦母に依頼した娘へのメッセージ映像。県外へ嫁ぐことに最初は反対していたが、新郎の気持ちを知って許した思いがつづられていた
「幼い頃、お父さんの帰宅が嬉しかった」と思い出を振り返る娘の手紙に、親は涙が止まらなかった
Bride & Groom
萩原 靖程さん 千尋さん
千葉県で幼稚園教諭をしていた新婦は、結婚を機に退職。栃木県で父と家業を営む新郎の元へ嫁ぐことに。
会場
挙式日
2017年4月29日
ゲスト数
85名
当日のタイムスケジュール
1100
挙式
1200
披露宴開宴、オープニング映像上映
ウエルカムスピーチ、主賓祝辞、乾杯
1300
新婦、祖母と中座
新郎、友人たちと中座
プロフィール映像上映
1330
お色直し再入場、各卓撮影
だるまに目を描くセレモニー
余興
1415
母から娘へメッセージ映像上映
新婦が手紙朗読、記念品贈呈
新郎父謝辞、新郎謝辞
1430
エンディング映像上映
構成・文/千谷文子 撮影/保田敬介