ゼクシィ

ふたりとゲストの幸せな一日に密着 -先輩の結婚式実例集-

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シロツメクサ咲く公園で“贅沢なピクニック”
東京都

いつも通りの楽しさ溢れる式にしたくて、会場は都立公園のレストランを選んだ。シロツメクサの原っぱで撮影するふたりの視線の先には、走り回る子どもたち。よくある週末の景色の中で、気分は贅沢なピクニック♪

 
初夏の風を
感じつつ
式からお開き後まで、ずっと心地いい♪

吹き抜ける初夏の風を感じたくて、挙式も、披露宴の余興やセレモニーも野外で繰り広げた。お開きになり2次会の始まりを待つゲストたちは、芝生で昼寝をしたりキャッチボールをしたりしたそう。朝から夕刻まで、ずっと心地良い時間が流れた。

お支度をして外に出ると、そこは緑豊かな都立公園。ソメイヨシノの大木を見上げ、シロツメクサの原っぱへ。ワクワクして胸が高鳴った
木々に囲まれた芝地に椅子を並べ、ガーデン人前式を行った。散歩中の外国人から「Congratulations!」の祝福も
「野外らしいセレモニーに」とシャボン玉シャワーの中、退場。奥でカメラを構えるのは新婦祖父。写真スタジオを経営し、新婦は幼い頃から格好のモデル
ケーキセレモニーもグリーンを背景に。大きなケーキに、大きな口の準備体操♪
青空の下、新郎友人たちによる余興も伸び伸びはじけて大盛り上がり!
大きなてるてる坊主は新婦母のお手製。ガーデンウエディングが叶うよう、バスタオルで作ってくれた
節約
エンジョイ☆
思い出が形になるハンドメイドいろいろ

実は、お金がかかる結婚式を挙げるか迷った時期もあった。しかし「挙げる!」と決心してからは、親からの援助は受けずに、節約も楽しさに変えて準備。そんな中で、温もりあるハンドメイドがたくさん生まれた。

ふたりで一緒に近所の土手に繰り出して摘み取ったシロツメクサをドライフラワーにし、リングピローに仕立てた
リングは新郎の知人が制作。大きく開いたVの字をデザインに取り入れ「広い心でいること」を願った。その指輪はリングリレーをして手元で見てもらった
高砂席のハンギングリースは、実は友人たちから贈られた花束をドライフラワーにしてアレンジしたもの。髪飾りにも同じドライフラワーを添えた
ネームボードは新郎新婦作。材木店で数百円の板を購入、どっちが上手に仕上げられるか競争して作ったそう。「彼の勝ちでした(笑)」と新婦
ブルーグレイのタイルに文字を転写して作った席札。タイルに文字を載せる方法に悩んでもっとも時間がかかった、小さな大作
新郎が革小物メーカーに勤めているため、テーブル札立ては革製に。ゲストに持ち帰ってもらい、カード立てとしても使えるように
結婚報告を
大切に
“挙げない選択”をしなくて正解

結婚式を挙げる決め手になったのは「ドレスを着て、お世話になった人たちに“人生のパートナーはこの人です”と報告したい」という思いが湧いてきたから。共働きをする中での準備は大変で、時にけんかもしたけれど「挙げない選択をしなくて良かった」と振り返る。

ガーデン挙式の入場シーン。新郎は、ブーケにするための色とりどりの花を「おめでとう」の言葉と共に新婦友人たちから受け取った
新郎がワーキングホリデー時代に親しくなったオーストラリアの友人は、南半球から参列! 片言の日本語で誓いの言葉を投げ掛けて、和やかなムードに
オーストラリアの友人お手製、祝福のオブジェ。大きな鶴が抱えるシルバーのボールは、中に日本の小銭が入っていて「お金に困らないように」の意味が
サーフィンが趣味の新郎に、友人がウエルカムボードを作ってプレゼントしてくれた
ゲストに囲まれて楽しいひと時。勤め先の両社長も意気投合し、2社合同飲み会も計画されるなど、結婚式を機に一つのご縁が大きく広がっている
Bride & Groom
小椋 大地さん 佳菜子さん
革小物メーカー勤務の新郎と、保育園など建物の設計をする新婦は物作りが得意。休日は友人たちを誘ってキャンプへ繰り出すそう
会場
ル・ジャルダン(東京都世田谷区)
挙式日
2018年6月2日
ゲスト数
70名
当日のタイムスケジュール
1030
挙式
1130
開宴、オープニング映像上映
ウエルカムスピーチ
来賓あいさつ、乾杯
1210
友人スピーチ、余興
1230
新婦、兄と中座
新郎中座
プロフィール映像上映
1255
再入場、各卓フォトラウンド
ケーキセレモニー、デザートビュッフェ
余興
1340
親に花束贈呈
両家父へインタビュー
新郎謝辞、退場
エンディング映像上映、お見送り
構成・文/千谷文子 撮影/清水知成
取材協力/ルリエ ウェディングサロン(プロデュース)