結婚式に関するエピソードの記事一覧

中座の際にスクリーンに映した昔の写真
思い出の写真と大人になった自分たちをリンクさせ同じポーズをきめる。
とてもシンプルな演出



そんな素朴なシーンで
お父様がそっと教えてくれた素敵な話



「実はあの写真の兄貴達とは　
昔はよく公園で野球をしてたんですよね
その頃は小さい公園だから一番上の兄がすぐにホームランをうっちゃって
僕と二番目の兄はいつも公園の外に取りにいってたんだって
なんか秘密基地での作戦会議なんかもしてたし
小さい頃はこの日がくるなんて考えもしなかったな
たぶん彼もね
ただ、外で遊び、楽しい日々を過ごし、兄弟喧嘩していただけだからね
そんなあいつらを怒鳴るしか出来なかったな。大きくなったわ3人とも、、、」

そんな話をしてる横でお母様が一言
「この結婚式で3人集まったときに言ってましたよ。
　結婚して、子供持って、はじめて親父の厳しさの意味が分かったって
親父には勝てないなって。
怒鳴るだけも愛があればと気付いたのでしょうね」

語るその瞳に溢れる涙
息子と家族の愛が心にぐっと刺さる

少しの演出が
家族の会話となり
それまでの家族の大切な思い出をフラッシュバックさせてくれる

特別な日には

特別なものを食べましょうね



これは私が幼い頃からの

母の口癖



特別裕福な家庭ではないし
なぜだか周りよりも家族が多く
いわゆる大家族だった我が家


普段の食卓を
一言で表すと…


戦場(笑)



育ち盛りが何人もいる我が家では
おかずの取り合いは当たり前

目を離すとお皿の上が
すぐに空っぽになってしまう



でも
そんな我が家でも
家族の誰かの誕生日には

一番好きな食べ物を
思いっきりたくさん作ってくれる



時には我が家がおすし屋さんになり
父と母が板前さんになる


またあるときは
たくさんのスポンジケーキを焼いて
大きなケーキをみんなで作る



高級なお店の物はおいしいんだけれど

みんなで作った物にはぜんぜんかなわない



そうそれは
特別がたくさん詰まったものだから



だから私も
この言葉をずっと胸に

ずっと先まで伝えていきたい



大好きな母の言葉



特別な日には

特別なものを食べましょうね

何が一番なのか

何が幸せなのか

そんなことは
きっと誰にもわからない


ただ　ひとつだけ分かることは

わたしが一番ほしいもの

それは

あなたと過ごす毎日の時間


何にも変えがたい
かけがえの無い時間



共に生きていきたいと
そうわたしが願った
あの日から

共に生きていこうと
そうあなたが言ってくれた
あの日から


私の思いは　変わらない



そして 今日
私たちは

共に生きていくことを
永遠の愛を

誓った

札幌もだんだんと暖かくなり、桜の開花が待ち遠しくなってくる季節となりましたね。


ピエトラ・セレーナでは毎週末結婚式を執り行っており、



パーティごとに様々な演出がありますが、


どのパーティでも共通して私が一番ぐっとくるのが、


新郎新婦のお二人がご家族へ感謝の気持ちを伝えるシーン。


いちスタッフとしてパーティの段取りや進行に常にアンテナを張っていなければならないのに、


思わずシーンに引き込まれてパーティ中に涙ぐんでしまうことも…。


様々なご新郎様ご新婦様がいて、様々なご家族がここピエトラ・セレーナで結婚式を挙げられます。


ですが、ご家族へ向ける感謝の想いはどれも温かく優しく、


私達スタッフも毎回胸にこみ上げてくるものがあります。


また同時に、自分自身の家族に対してももっと感謝の気持ちを普段から伝えようという気持ちにもなります。


ご新郎様ご新婦様の温かいお気持ちが皆様にも伝わるように思いを込め、


今週もスタッフ一同精一杯パーティを盛り上げたいと思います！

ある朝

お買い物へ出かけようと外に出ると

まだその体には大きすぎる
真新しいランドセルを背負って

お母さんの手をしっかりと握って
ゆっくりと足を進める
子供たちを見かけた


今までとは違う
新しい環境への
少しの不安

でもそれ以上の
夢と希望を胸に抱えた表情で


しっかりと前へ進むその姿に
感動と懐かしさを憶えた




まだあの子が小さかったとき
きっと私は本人以上に
不安を抱えていたのだろう

毎日
「気をつけてね　いってらっしゃい」
を言いドアが閉まる度
落ち着かない気持ちになっていた


その分小さな成長が
こんなにも嬉しいものなのだと
教えてもらった



今あの子は
また新しい環境へと
期待と不安を抱えながら
進もうとしている



気をつけてね

いってらっしゃい

わたしのだいすきなもの

それは



あまーいおかし



ふわふわのぬいぐるみ



おうじさまとおひめさまのえほん



ちょっとだけかかとがたかくなってるおくつ



おきにいりのピンクのワンピース



ほかにもたっくさんあるけど

そのなかでいちばんは


たんじょうびにパパとママがくれた

キラキラのネックレスと

おひめさまのティアラ



これをつけるとわたしは
いつでもすてきなおひめさまに
へんしんできるの




おんなのこはだれでも


いつかきっと


すてきなおうじさまが


むかえにきてくれる



ママがそういってた


だからわたしは

それをしんじて

そのひがくるのをまつの



きっとあのふたりみたいに

しあわせになれるわよね


ここはふたりの

しあわせで

とくべつなおしろ


さぁ

このドアをあけると

すてきなおしろのパーティーが

はじまるわよ

私が育ったお家は
特別裕福なわけではないけれど
特別生活に困ったりするようなこともなく

ごく“普通”の家庭だった


お父さんは“普通”のサラリーマン
お母さんは“普通”の専業主婦


私は何不自由なく成長し
高校を卒業し、大学に進学した


子供の頃に思い描いていた
憧れの大学生活

初めての一人暮らし


“普通”に自然と
お母さんのようにお家のことを
一人で出来るようになると思っていた

でもそれは違っていた

今までお母さんがどれだけ
お家のことを一生懸命やってくれていたのか
それが“普通”のことじゃないってことが
やっとわかった


大学を卒業して就職をしたとき

外で働くということが
どんなに大変なことか
お父さんのように毎日毎日
お仕事をしていることが
それが“普通”じゃないってことが
やっとわかった


私が思っていた“普通”は
本当は“普通”なんかじゃなく

ちゃんと努力をしていたからこそなんだ




だからこれからは
私もお父さんとお母さんのように
“普通”の家庭を築いていけるように
頑張るからね