カテゴリ
結婚式に関するエピソードの記事一覧
「結婚式」という舞台から始まる物語
更新:2012/4/19 15:33

結婚式は舞台。
そう感じる時があります。
主人公は幸せいっぱいのお二人。
そしてそれを囲む登場人物は幸せとほんの少しの寂しさが入り交じる親御様。
はちきれんばかりの笑顔のご友人。
美味しいお酒に赤ら顔で嬉しそうに語り合う仕事仲間。
・・・たくさんの方々とお二人との大事な舞台。お二人らしい過ごし方で、
これまでのお二人の人生や、ゲストの皆様との「絆」を感じて頂ける瞬間。
本日は、そんな舞台の中で心温まる「絆」を感じたエピソードをご紹介致します。
舞台は、やわらかな陽射しが降り注ぐ「オーキッド」の会場です。
ゆったりとしたリゾート空間の中で皆さまがご歓談を楽しんでいると突然音楽が変わり始め・・・
映像の中登場したのは、数人の男性がダンスの練習をしている姿。
懐かしい部活動の練習風景を思わせるように体育館で、必死にステップを踏む男性達の映像。
ゲストの皆様が笑顔で映像を見ていらっしゃると、スクリーンには「3、2、1・・・」の文字!
そして突然スクリーンが動き始めました!
なんと先ほどまで映像に映っていたダンサー達が突如、映像の中から現れたのです。
彼らはご新郎様が高校時代に所属していたダンス部の仲間達。
実はこれ、[何かサプライズでお祝いをしてあげたい]と相談を受け、
ウェディングプランナーとご友人の皆様で考えたサプライズのパフォーマンス。
突然の出来事にびっくりしていたご新郎様でしたが
懐かしいダンスパフォーマンスに堪えきれず手拍子を打ち始めました。
会場中が揺れんばかりの手拍子に包まれる中、ゲストの皆様も巻き込んでのダンスパフォーマンス!
仲間に先導されダンスパフォーマンスに加わったご新郎様もとても楽しそうに踊っていらっしゃいました。
ご新郎様の初めての「舞台」を笑顔で見守るご新婦様。
「これって彼の一世一代の発表会ですね」と笑顔で仰るご新婦様に、とても深い愛情も感じました。
卒業しても、仕事が忙しくても、なかなか会えなくても、、
「結婚式」という舞台に集まった皆様は、お二人の大切な方々だから。
今までの「絆」を感じる一日になることでしょう。
一人ひとりがウェディングパーティーの中で描くたくさんの物語。
精一杯お手伝いさせていただければと思います!!
この記事を共有する
この記事つぶやく
夢にまでみたお父さんのエスコート
更新:2012/3/17 17:06

本日は先日お過ごし頂いた素敵なおふたりのお話を紹介いたします。
初めてクラシカにご来館していただいたときの印象はとっても記憶に残るものでした…
まずはじめに、心配そうにおっしゃった一言
「こちらでは神前式はできるのですか・・・?」
よほど神前式に対してお気持ちが強いのかなと思った私は、その理由を聞いてみました
「実は、父が幼い頃になくなっていて・・
小学校のころにみたことがあるんですけど・・・神社で行う神前式のスタイルで、お母さんに手を引いてもらって入場している花嫁さんがとても素敵で、あれだったらいいなと憧れていたんです。
本当は父とのバージンロードも夢だったんですけどね。」ハニカミながらおっしゃったご新婦様
そして、時はたち・・・いよいよ結婚式のお打ち合わせがスタートしたころ お着物が決まり、お色直しのドレスが決まり、招待状ができあがり・・・
どんどんお二人の結婚式が組み立てられていくのを、すごく楽しんでくださっているお二人。
本当はお父様にエスコートされるのも夢見ていたご新婦様その夢を叶えてあげたい・・・
お客様とお話している中で、いつもたくさんのアイディアが生まれてくるのも、私たちプランナー
ブライダルオフィスでは、お客様のエピソードに合わせてのご提案がいつも飛び交い、お客様の想いがカタチになるような結婚式を作れるように挑戦し続けています
なんとかご新婦様の夢を叶えるウエディングにできるように・・・考え抜いたサプライズ提案!!
「せっかくだったら、お色直しで白いウエディングドレスをお召しいただくときに・・・『ご新郎様のお父様と一緒に』サプライズでご入場いただくのはいかがでしょうか?」
ご結婚とは、新たなご家族の輪がどんどん広がっていくことでもありますよねだからこそ、ご新婦様にとっては新たにお父様ができる、そんな素敵な一日でもあると思います
しかも、お二人にぴったりだなと思った理由はもう一つ・・・実はご新郎様は弟さんとの、お二人兄弟お嬢様がいらっしゃらなかったご新郎様のご両親にとっては、これから娘が出来る喜びの日でもありますよね。
『娘をエスコートして、一緒に入場する』
お父さんならではの、そんな憧れを夢みていらっしゃったかもしれませんよね
そして迎えた当日・・・伊勢山皇大神宮で執り行われた、厳かな神前式お母様にと手引いていただき、白無垢姿で少しずつお進みいただくご新婦様
女手一つで3人のお子様を育ててきて下さったお母様、その末娘であるご新婦様を送り出す・・・
そのお気持ちはご親族みなさまの涙をそそりました。
お母様との絆、感謝の想いを感じることが出来た神前式。
ご新婦様の目にもうっすら涙が。
そして、クラシカでのご披露宴のパーティが華やかにはじまりとびっきりの美味しいお食事をゆっくりお召し上がりいただいたあとは・・・
いよいよお二人と一緒に考えたサプライズ入場 一番驚いていらっしゃったのは、直前にそのことを知ったご新郎様のお父様 ご新婦様からご用意していた手のひらサイズの小さなお手紙
いよいよ・・・お色直しの後のドアオープン!みなさんからの歓声と大きな拍手と笑顔が溢れるとても和やかな温かい入場となりました。
テーブルをラウンドしならが、皆様からいただくあたたかい拍手に祝福されゆっくり、ゆっくりとお進みいただく・・・
お二人の幸せがゲストの方にも届いた・・・大切なご家族との絆も生まれた… それを実感できた瞬間でした。
この記事を共有する
この記事つぶやく
小さな君への想い
更新:2011/8/3 15:12
先日、ご結婚式を迎えられたおふたりが
クラシカに遊びにいらしてくださいました。
生まれた赤ちゃんと一緒の記念写真を是非、
クラシカで撮りたいと仰ってくださったのです。
重なる小さな手のひらに結婚式の深さを改めて知りました。
私は思います。
結婚式は新しい家族のはじまりであると・・・。
写真に写っているお子様の壊れそうなくらい小さくて、頼りない手が
大きくなっていつか大切な誰かと恋に落ち
そしてまた、新しい歴史が育まれて行く。
その歴史の幕開けに相応しい、思い出に残るセレモニー。
私は、そんなウエディングをお手伝いしたいと心から思うのです。
家族の記念撮影を終えて、親子3人で仲良くお帰りになった
幸せそうなその背中を見送りながら、改めてある思いが心に浮かんできました。
あの小さなお子様が、いつか恋をして結婚を決めたとき
またこの場所に戻ってきてくださるような、
そんな結婚式場であり続けたい。
その思いを胸に、今日も素敵なウエディングをお手伝いしてまいります。
クラシカベイリゾートのホームページでは、
カップルが感謝の気持ちを伝えた実話を【伝えたい想いエピソード】で
たくさんご紹介しています。
それぞれのカップルが秘めた想いを、
結婚式でどのようにゲストに伝えたのか・・・
ぜひ参考にしてみてください。
プランナー 高橋幸博
この記事を共有する
この記事つぶやく
大切なお母様に伝える、ありがとうの気持ち
更新:2011/7/27 16:02
私達クラシカの公式ホームページで大反響をよんだ
素敵なエピソードを今日はご紹介させて頂きます。
あなたは「ラストバイト」というセレモニー聞いたことありますか?
「ラストバイト」とは、大切なお母様に感謝の気持ちを伝えられる演出なのです。
バージンロードをエスコートしてくださるお父様と違い、
スポットを浴びることなく過ごしてしまいがちなお母様。
けれど、小さな頃から深い愛情と優しさで包み込んでくださったお母様も
ウェディングでは大切なおひとりです。
そんなお母様からご新郎様・ご新婦様へと
ケーキを食べさせてあげるのが「ラストバイト」なのです。
これには素敵な思いが込められています。
「今日まで美味しいご飯を食べさせてくれてありがとう
お母さんのおかげでこんなにおおきくなれました
本当にありがとう」
面と向ってはなかなか伝えることのできない感謝の気持ち。
そんな思いを伝えられるセレモニーが「ラストバイト」なのです。
「大きくなってから母親にケーキを食べさせてもらうのは、
なんだか恥ずかしいな・・」
照れながらそんなことを言うおふたりもいらっしゃいます。
けれどパーティー当日、スプーンを持ったお母様は
本当に嬉しそうな表情を見せるのです。
まだ小さかった自分の子供がこんなに大きく
立派に成長してくれたことへの喜びもあるのでしょう。
あなたも、是非「ラストバイト」で
感謝のお気持ちをお伝えになってはいかがでしょうか?
私達クラシカの公式ホームページでは
パーティー当日のお写真と一緒に、
ほっと心が温かくなるそんな出来事を
【伝えたい想いエピソード】にて紹介しております。
それぞれのカップルが秘めた想いを、
結婚式でどのようにゲストに伝えたのか・・・
ぜひ参考にしてみてください。
プランナー 近藤里枝
この記事を共有する
この記事つぶやく
感謝の気持ちの伝え方
更新:2011/6/22 20:40
あなたなら大切な方へどんな方法で感謝の気持ちを伝えますか?
プレゼントを渡す。
手紙を読む。
気持ちの伝え方には色んな方法があります。
あなたの姿を見せてあげる。
ただ、それだけでも感謝の気持ちは伝えられてしまうのです。
きっと誰しも、
仕事に行けば職場の皆様と過ごせる。
友人とは同窓会で会える。
お正月になれば親族や家族皆で集まれる。
けれど、それぞれの皆様が一度に集まって、
皆で一緒に幸せを共感できる。
それが結婚式の魅力だとも思うのです。
だからこそ、大切なゲストの皆様へきちんと
感謝の気持ちをお伝えして差し上げることがすごく大切なのではないでしょうか?
あなたの幸せそうな笑顔。
実はゲストの皆様にとっては、
そんなパーティーでの当たり前の光景がすごく嬉しかったりもするのです。
数え切れないほどたくさんの人が、
自分の大好きな人のために集まってくれる。
2人だけではなく、皆が嬉しそうに笑い、2人の幸せを喜んでくれる。
大切な人の幸せの瞬間を目にした時、
人はそれだけで幸せな気持ちになれるのではないしょうか?
それを見た瞬間の喜び、誇らしさ・・・
きっとその思いは計り知れない程だと思います。
ありがとうの言葉やお手紙で伝えるのもひとつなのかもしれません。
だけど、あなたにとって当たり前のパーティーのワンシーンが
ゲストの皆様にとってはとても嬉しい瞬間だったりもするものです。
一生に一度のウェディング。
だからこそ、あなたらしい方法で感謝のお気持ちをつたえてみてはいかがでしょうか?
クラシカベイリゾートのホームページでは、カップルが感謝の気持ちを伝えた
実話を【伝えたい想いエピソード】でたくさんご紹介しています。
それぞれのカップルが秘めた想いを、
結婚式でどのようにゲストに伝えたのか・・・
ぜひ参考にしてみてください。
プランナー 近藤里枝
この記事を共有する
この記事つぶやく
母の指輪
更新:2011/6/8 17:07
今までプランナーとしてたくさんのウェディングをお手伝いしてきた私ですが、
先日、夢にまで見た自分の結婚式を無事に迎えることができました。
結婚式を挙げると決めたときから、大切にしたかったものがあります。
それは結婚指輪です。
とても仲のよい父と母のような思いやりのある夫婦になりたい。
そんな夫婦になれるよう願いを込めて、オーダーで作った指輪は
母の結婚指輪と全く同じデザインの結婚指輪。
「お母さんと同じ指輪が欲しい」そう話した時に母がある物をくれたのです。
母が父と付き合い始めたときに初めてもらったプレゼントの指輪。
幸せな家庭を築けるように、
せっかくならこの指輪を使って結婚指輪をつくったら?
と言ってくれたのです。
クラシカの挙式には、親子の絆を感じられる演出をたくさんご用意しています。
その一つ、印象的なのは・・・
大切な結婚指輪がこれから先も2人を守り続けてくれるよう、
司祭が願いを込めながら指輪を清めるシーン。
母と父の歴史をのせた指輪は形をかえ、
今私の左手の薬指にあります。
思うことがあります。
30年前、母と父が結婚式を挙げた頃には
きっと私の誕生なんて夢にも思っていなかっただろう。
けれど、その瞬間があったからこそ・・・今私はここにいて、
大好きな彼と新しく家庭を築くことができたのだと。
もし、これから私に子供が生まれたらいつか来る結婚式のその瞬間を、
同じように祝福してあげたいと。
クラシカの司祭が「繋ぎ目のない指輪は永遠を表す」のだと話していました。
これから続く2人の未来が幸せであるように、
途切れることのない永遠の時間を願っているのだと。
左手に輝く指輪に触れるたび、
いつも繋がっている家族の歴史を感じずにはいられないのです。
この記事を共有する
この記事つぶやく
形あるおもてなし
更新:2011/4/20 19:46
ウェディングアイテムと聞いた時、
あなたは何を思い浮かべますか?
ドレス、お花、演出、様々なアイテムがありますが、
色鮮やかで誰しもの舌を魅了するお料理。
そんなお料理を楽しみにされている方も
多いのではないでしょうか?
欠かすことのできないお料理だからこそ、
言葉にはできない程の感謝の気持ちを
皆様にお伝えできることがあります。
そして、そんなお料理にこだわった印象的なウェディングが
先日クラシカで行われましたのでお話させてください。
クラシカには「お寿司BAR」というパフォーマンスがあります。
ゲストの視線が集まるカウンターに突然登場するのは板前さん。
そんな板前さんが新鮮なマグロや雲丹、鯛などを握り、
ゲストの皆様にお寿司を振舞ってくれる迫力あるパフォーマンス。
色とりどりの新鮮な魚介はご年配の方から小さなお子様まで
幅広いゲストの舌を楽しませ、
お酒好きなゲストの皆様をも魅了します。
そんなお寿司
BARの演出を「絶対にやりたい!」と意気込んで話す、そんなご新婦様がいらしたのです。
とても強いこだわりがあるようでしたので、伺ってみたところ、
ご新婦様がこんなことをお話してくださったのです。
小さい頃、七五三やひな祭り・・夏休みの宿題で表彰をされた時・・
お祝い事の度にご両親様がお寿司を買ってきてくださったそうです。
マグロが大好きなご新婦様にいつも自分の分のまぐろをくれたお父様。
けれど、ご新婦様が大きくなると家族で食卓を交える機会も減り、
お祝い事の「特別なお寿司」も
家族の中から自然となくなっていったそうです。
「結婚の報告をしたときに、
一番喜んでくれたのは父だったんです。
結婚式は一番のお祝い事だから。
今度は私がお寿司で家族をもてなしたい!」
そうお話してくださったご新婦様はとても楽しそうでした。
結婚式当日。
マグロのお寿司を載せたお皿をご新婦様自らが
ご両親様のテーブルに運ばれ、
一緒に召し上がっている姿はほんとうに幸せそうでした。
「ありがとう」
短い言葉なのに、
たくさんの想いが詰まっているからこそ口に出せない瞬間があります。
だけど、伝えたい感謝のお気持ちを
「形あるおもてなし」に変えてお伝えしてみてはいかがでしょうか?
この記事を共有する
この記事つぶやく
ウェディングヴェール
更新:2011/3/2 15:01
その瞬間、時が止まる。
純白で羽毛のようにやわらかな花嫁のヴェールをたくしあげる花婿。
ほんのりと赤らめた頬で恥らう様にうつむいて、
けれど嬉しそうな笑顔を向ける花嫁の姿に思わず息を呑む瞬間があります。
ウェディングヴェールにはとても素敵な言い伝えがあります。
名前は何にしようか?溢れんばかりのご両親の愛情を一身に受けて生まれた花嫁には、
生まれた瞬間から魔法がかかるそうです。
それは、「様々な災い・病・悪しき者からこの娘をお守りください」というヴェールの魔法。
愛情というヴェールの魔法に包まれて健やかに育った花嫁。
この上ないほどの幸せに包まれた花嫁がウェディングドレスに身を包む瞬間、
ヴェールの魔法は目に見える形で現れる、と言われています。
花婿がヴェールをたくしあげる振る舞いは、
「このヴェールに代わり、私があなたを生涯かけて護り通します」という決意表明を意味するのだそうです。
生涯をかけてただ一人を守るだけの誓いにはきっと多くの勇気と覚悟と幸せが詰まっているはず。
見返りなんて求める必要ないほどに愛おしくて、大切な娘を手放す瞬間、
たくさんの寂しさと立派に成長した娘への誇りと嬉しさがこみ上げる。
たくさんの出逢いがあった中で永い時を共にしたいと思える最愛の人と結ばれる幸せ。
たくさんの想いやドラマが交錯する中で、光を集めて一際輝くヴェール。
まだ形の見えぬご両親の愛情。
あなただけのヴェールはどんな形を見せてくれるのでしょうか?
プランナー 近藤里枝
この記事を共有する
この記事つぶやく
エレベーターでのひと時
更新:2010/11/17 17:44
パーティー当日を迎えたお二人にはしあわせの瞬間がたくさんあります。
歌声響く教会で初めて純白のドレス姿をゲストにお披露目する瞬間。
卒業以来会う友人と笑顔でカメラにピースサインを向ける瞬間。
おいしい物に目がない上司が美味しそうに
お酒とメインディッシュを味わっているのを目にした瞬間。
しあわせそうな瞬間を目にするたび、私もほっこり温かな気持ちになるのですが、
その中でも私が一番大好きな瞬間があるのです。
それは、長いようで短かったウェディングの一日が終わり・・・・
お着替えも済まされたお二人をエレベーターでお見送りする瞬間。
エレベーターの扉が閉まる瞬間、
ほとんどのお二人が漏らす一声は「あっという間だったね。」
だけど、「あっという間」そう漏らしながらも
お顔は満面の笑顔で溢れているのです。
緊張から解放された瞬間、普段の自然なお二人に戻るのと同時に
楽しかったパーティーの思い出が一気に込み上げるのでしょうね。
そして、その時にかけられる「本当にありがとうございました」
その一言が私にとって一番嬉しい瞬間なのです。
ウェディングパーティーの裏にはたくさんのスタッフがいます。
お二人のご要望を伺いながらぴったりのウェディングをご提案するプランナー。
食材一つ、ソース一滴にまでこだわり当日の料理を用意するシェフ。
ドレスアップされたゲストの方々を一番の笑顔でお出迎えするフロントスタッフ。
パーティー中、
ゲストの方々が楽しく過ごせる様に細部に至るおもてなしにこだわるサービスマン。
たくさんのスタッフの頑張りに対する「ありがとう」を
一人占めしてしまうことに少しだけ、
申し訳なさは感じるけど、だけど同時に一番嬉しく誇りに思う瞬間です。
ウェディングプランナー 茂木はづき
この記事を共有する
この記事つぶやく
お父様のブライディー
更新:2010/10/20 17:06
花嫁さんになる時、
選んでいくひとつひとつのアイテム。
その中でもブーケに想いを込めたご新婦様のお話をさせて頂きます。
I様のお父様はお花屋さん。
春にはスミレ、かりん、クレマチス
夏にはひまわり、コスモス
秋には金木犀、パンジー、
冬には胡蝶蘭、カトレア、椿
四季折々のお花に囲まれ育ったI様は、
打ち合わせが始まった時からお花にはとても強いこだわりをもっていらっしゃいました。
そんなI様が、ブーケを決めるときに持ってきてくださったのがブライディー。
ブライディーとは美しいブーケを作る時に欠かせない土台になるアイテム。
普通のお花屋さんには本来置いてないモノです。
けれど、I様が家族に彼を初めて紹介した3年前から、
少し気を早くしたお父様がいつか訪れる結婚式の時のために・・・と
ひそかに準備されていたのです。
けれど、そのブライディーを使う前にお父様は他界されてしまったのです。
I様が私たちにお話してくださったのは、
そのブライディーを使って父の代わりにブーケを作ってほしいという想いでした。
そんなI様の想いを受け、
動いたのはクラシカ専属のフラワーアーティスト。
お父様の残したブライディーに合うブーケを作ろうと早速デザインから練り始め・・・・
ふわりとした純白のドレスに編みこまれたお花の刺繍に合わせ、
ブーケも可愛らしいお花で作ることになりました。
7月31日が誕生日のお父様。
お花には7月31日の誕生花である百合を入れることにしました。
お父様、お母様にとっての一人娘。
出産の時もお父様はお母様の手を握りながら、
涙声で「頑張れ、頑張れ」と応援してくれたそうです。
やっと生まれたI様を初めて抱き上げた瞬間から
小学校の入学式に成人式・・・
時と共に大きく育っていく中で、
その成長を一番近くで見守ってくださっていたお父様。
娘父も本当に仲が良く、
I様から結婚の報告を受けた後、
こっそりとお母様にだけもらした「とうとうきたか・・寂しいな」の一言も、
だけど同時に「いよいよブーケを作るときが来たな」と
楽しみにしてくださったその想いも
たくさん詰まった結婚式。
「自分の手で娘の結婚を祝福するブーケを作りたい」
その夢は叶わなかったけど、
それでもお父様の想いだけは叶えてあげたい・・。
色んな思いを込めて作り上げたブーケ
当日、そのブーケを握りしめバージンロードを歩くI様は涙が止まらなかったそうです。
ウェディングはお二人の夢が叶う一日です。
叶わないかも・・・・そう諦めず、
お二人の想いを是非私達にお聞かせ下さいませ。
夢にまで見た特別な一日を精一杯お手伝いできればと想います。
プランナー 近藤里枝
この記事を共有する
この記事つぶやく
カテゴリ