ピエトラ・セレーナ ●SOWA WEDDINGS
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Usher
更新:2014/3/3 08:00
幼なじみの親友から 久しぶりの連絡があった。
「よお 調子はどう?」
僕らの挨拶は 決まってこのフレーズ。
大抵は仕事や趣味の話 他愛もない話で盛り上がって
お互いの近況を報告するのだけれど。
最後に あいつが口にした言葉は
「 俺さ 結婚しようと思う。 」
最初は からかっているのかと何度も聞いたけど
どうやら本気で言っているようだ。
そして
「 お前にさ 頼みがあるんだ。
一番 付き合いの長い お前に お願いしたいんだ。 」
「・・・わかった。 何をすればいい?」
「結婚式当日 ずっと付き添ってほしいのさ。」
「おいおい ずっと って奥さんに失礼だろう?」
「違うよ アッシャーっていうんだ。 海外の結婚式ではよくあるんだ。」
中世ヨーロッパでは結婚するカップルを妬んで悪魔がやってくると言われ
悪魔を混乱させるために同じような服装で付き添わせるのが由来 だという。
言わば 幸せなあいつらを守るための ナイト役 という訳だ。
こうして僕は アッシャーを引き受けた。
他にも学生時代からの仲間たち数人と一緒に。
そして迎えた 結婚式当日
男の僕から見ても 素敵で 逞しい あいつがいた。
「 なんか 照れくさいよな。」
冗談を言いながらも 幸せで満ち溢れた二人を
心から祝福しようと思った。 一番 近くで。
挙式が始まり 幼い頃から今までの事を想い返していると
自然に涙が溢れてきた・・・
バージンロードを歩き 大勢の祝福と たくさんのフラワーシャワーで
飾られた二人に 僕は ありったけの気持ちと言葉で こう伝えた。
「アッシャーに選んでくれて ありがとう。
そして 本当に本当に おめでとう。
幸せになれよ 」
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