絵文字ハートの色別・形別の意味!みんなはどう使い分けてる?

絵文字のハートの色や形には、どんな意味があるのでしょうか。スマホやSNSのメッセージでよく使われているハートの絵文字は色や形もさまざまで、使い方に悩んでしまうこともあるかもしれません。そこで、心理カウンセラーの服部希美さん監修の下、心理学的に色や形が与える影響や絵文字のハートの色別・形別の意味を解説します。20〜30代の男女310人にアンケートで聞いた、絵文字のハートの使い分けについても紹介します。

心理学的に「色」や「形」が与える影響



心理学的に「色」や「形」が与える影響

色や形には、特有のイメージや心理的作用があるといわれています。

例えば、赤い色を見ると「情熱」を連想して気分が高揚する、丸みを帯びたものを見ると「安心感や柔らかさ」を連想して心がホッとする、などという影響があります。

また、色や形が与えるイメージを活用して端的にメッセージを伝えることができるため、絵文字だけでなく販促物や商品など、日常生活のあらゆる場面でも色や形の効果は取り入れられています。


絵文字のハートの【色別】の意味



絵文字のハートの【色別】の意味

スマホやSNSのメッセージの絵文字には、たくさんの色のハートがあります。色が持つイメージや相手に与える印象を解説するので、ぜひ使い分けの参考にしてくださいね。

赤色のハートの絵文字


情熱の赤という印象が強い赤いハートは、本気度の強さを連想させるので、好きな人に対して「愛しているよ」「本気で好きです」という気持ちを伝えたいときに使われることが多いです。

そのため、気のない相手に送ると誤解させてしまうこともあるので気を付けましょう。

ピンク色のハートの絵文字


赤と同様、愛情を表現するときに使用されることが多いですが、ピンクは赤よりも軽さや可愛らしさを連想させます。

「可愛いね!」「キュンとしたよ」といったときめきを伝えたいときに使うのがおすすめです。

オレンジ色のハートの絵文字


オレンジも好意を表す色ですが、元気でカジュアルなイメージもあるので、恋愛ではなく友人や同僚など人として好きな相手に「好きだよ!」というメッセージで使用するのに適しています。

また、恋愛においては曖昧な態度の表れでもあり、「まだ白黒はっきりつけたくない」「好意を知られたくない」といった臆病になっているときに使いがちな色でもあります。

黄色のハートの絵文字


黄色のハートの絵文字

とても明るい色である黄色のハートは、ポジティブさやユニークさを表します。

「あなたって個性的だね!」「あなたのこと気に入っているよ!」と、好意的な気持ちをライトに表現したい場合に使用するといいでしょう。

緑色のハートの絵文字


平和や友情を表す緑のハートには、「ありがとう」「これからもよろしくね」など、日頃の感謝の気持ちを伝えるメッセージ性があります。

また、緑は新たな始まりを表す色でもあるため、新しい交友関係が始まったお祝いの意味を込めて送ることもあるそうです。

しかし、国によってはうらやましさや嫉妬の表現として使うこともあるので、文脈や送る相手に気を付けて使用するといいでしょう。

白色のハートの絵文字


白いハートは純真さをイメージさせます。純粋で誠実な思いを表現するときに使うといいでしょう。

ただ一方で、白色は過去を表す色のため、「今までありがとう」「あなたのことが好きだったよ」といった意味合いで使う人もいるようです。

水色のハートの絵文字


水色のハートの絵文字

水色は寂しさをイメージさせる色です。水色のハートを恋人に対して使うと、「あなたに会えなくて寂しい」という恋しい気持ちを伝えることができるでしょう。

また、切ない思いを込めて「あなたの恋人になりたいな」というメッセージとして送る人もいるようです。

青色のハートの絵文字


水色よりも深い色である青色のハートは、深い信頼や愛情を表します。

恋人だけでなく、心から信じている親友や家族などに「あなたと出会えて本当に良かった」「これからも信頼しています」など、敬意を表したいときに使うといいでしょう。

紫色のハートの絵文字


紫のハートは優しさをイメージさせるため、相手に対する気遣いや思いやりの言葉を伝えたいときにぴったりの絵文字です。

しかし、性的な感情を表す色でもあるため、異性に使用する場合には「性的に誘われている」と勘違いされないような配慮も大切です。

黒色のハートの絵文字


黒色のハートの絵文字

黒いハートは、悲しみや追悼、嫌悪などの心境を連想させますが、単にブラックジョークとして使われたりもします。

また、韓国では「愛情で満たされていますよ」といったニュアンスで使う場合もあるそうです。

グレー色のハートの絵文字


黒と白の中間色であるグレーのハートは、ポジティブとネガティブ両方のニュアンスを持っています。

ポジティブな面としては、相手の成功を祈ったり、ロマンチックな出来事を期待していることを表し、ネガティブな面としては、失望や諦め、複雑な思い、無関心といった気持ちを表現するときに適しています。

また、恋愛面では「友達以上、恋人未満」など微妙な関係という意味を含みます。

茶色のハートの絵文字


温かみのある茶色のハートは、安心感や母性を表現することができます。

「親友だよ」「あなたは私にとって大切な人だよ」といったメッセージとして使用するといいでしょう。

ただ、国によっては、肌の色などをイメージするメッセージとして使われることも少なくないようなので、文脈や送る相手に配慮する必要があります。


絵文字のハートの【形別】の意味



絵文字のハートの【形別】の意味

ハートの絵文字は色だけでなく、ハートがアレンジされたデザインのバリエーションも豊富です。ハートの形やデザインが持つ意味合いやどんな印象を相手に与えるかを解説します。

輪郭だけのハートの絵文字


色がない輪郭だけのハートは、これから色を塗ることができるという視点から、気になる人との関係が発展する可能性や希望を表現することができます。

キラキラが付いたハートの絵文字


普通のハートよりも軽い印象で使えるため、「いいね!」といった「LIKE」の気持ちを表現するのにぴったりです。恋人だけでなく友人にも気軽に多用している人も多いでしょう。

ハートのびっくりマークの絵文字


ポップなデザインのハートのびっくりマークは、「嬉しい!」「楽しそう!」など、好意的な感嘆を表すときに使用されています。ワクワクやドキドキを感じている、という意味でも使いやすい絵文字です。

震えるハートの絵文字


心が躍動しているようなデザインの震えるハートは、ときめきをイメージする人が多いでしょう。

「気持ちが盛り上がっています」「もっとあなたのことを知りたいと思っている」というメッセージとして使えます。

リボンが付いたハートの絵文字


リボンが付いたハートの絵文字

まるで、ハートにラッピングをしているようなリボンの付いたハートの絵文字は、プレゼントに添えるメッセージにぴったりのデザインです。

好きな人に送るときには「私の心は、あなたのものよ!」といったメッセージとして使えます。

矢が刺さったハートの絵文字


矢が刺さったハートの絵文字には、「恋に落ちた」「あなたに心を射抜かれた」という意味合いが込められています。

「好きになりました」「ときめいています」などの気持ちをカジュアルに伝えたいときにおすすめです。

割れたハートの絵文字


ひび割れたハートの絵文字は、失恋などショックなことや悲しいことがあった気持ちを表しています。

「あなたに話を聞いてほしい」「あなたに慰めてほしい」という思いを込めて使う人も多いのではないでしょうか。

大小2つのハートの絵文字


大きさの異なる2つのハートが連なっている絵文字は、寄り添う愛情を表現しています。

「私たちは仲良しだよね!」「あの時は楽しかったね!」など、ポジティブな共感を求めるときに使用するのに適しています。

カジュアルに使うことができるため、恋愛だけでなく友情の意味合いも込めて気軽に使用する人も多いでしょう。


【男女アンケート】絵文字のハート使い分けてる?



【男女アンケート】絵文字のハート使い分けてる?

20〜30代の男女310人にアンケートで「メッセージツールやSNSでハートの絵文字を使うときに相手や気分によって色や形を使い分けますか?」と聞くと、上のグラフのような結果になりました。

半数以上の人が相手や気分によってハートの絵文字を使い分けています。具体的にどのように使い分けているのかも聞いてみました。

●好きな人にはハートが3つになっている絵文字を使う(34歳/男性)
●好きな人にピンクのハートを送る(34歳/女性)
●可愛く思われたい相手にはハートを使うが、どうでもいい相手には使わない(35歳/男性)

●勘違いを生まないように、異性にはなるべく赤いハートは使わない(26歳/男性)
●同性の友達と恋人にしかハートは送らない(34歳/女性)
●女性にしかハートは使わない(38歳/男性)

●カラフルなハートは気軽に使う(29歳/女性)
●相手と同じハートを使う(26歳/女性)
●絵文字を使ってくる相手には絵文字を使うが、使わないタイプの人には使わないようにする(38歳/女性)

●推しの話をしているときは自分の推し、もしくは相手の推しの色を使う(33歳/女性)
●「ありがとう」というときはピンクのキラキラハートを使う(27歳/女性)
●気分が上がるようなときは震えているハートを使う(29歳/女性)

男女共に、異性にハートを使うのは恋人か気になる人だけ、という意見が多く見られました。

中でも赤やピンクのハートは恋人にしか使わないというコメントも複数あります。女性の場合は友達同士でも気軽にハートを使う人が多く、推しの色や相手の好きな色など、たくさんの色のハートを使い分けているようです。

また、絵文字を使う相手には同じように絵文字で返信し、絵文字を使わない相手には自分も使わないというコメントも多数ありました。

自分の気持ちを伝えるだけでなく、相手に合わせるという配慮も大切にしているんですね。


意味を知って効果的にハートの絵文字を使ってみよう!



意味を知って効果的にハートの絵文字を使ってみよう!

ハートの絵文字は色や形別に、相手に与える印象やメッセージ性が異なります。好きな人には気持ちをアピールするハートを使ってみてはいかがでしょうか。恋人と友達同士で色や形の意味を共有し、カラフルなハートの絵文字を送り合うのも楽しいですよ!


取材・文/仲西なほ子

【監修】
服部希美さん
「カウンセリングサービス」所属心理カウンセラー。セミナー講師。“さびしさを笑顔に変える”をテーマに高い共感力で親身に寄り添い、婚活や30代からの女性の恋愛をサポート。また、「対人関係の改善」「自分の望む人生へのシフトチェンジ」といった相談でも高い支持を得ている。名古屋、東京、オンラインにて相談を受け付けている。
公式サイト:https://www.hattori-nozomi.jp


【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2024/8/8〜2024/8/9
有効回答数:310人(男性155人、女性155人)
(インターネットによる20〜30代男女向けアンケート調査 調査機関:マクロミル)