幸せな結婚へ向けて話し合いをすべきことやタイミングなどのコツ

結婚前の話し合いでチェックするポイントや上手な切り出し方などについて、結婚カウンセラーとして活躍されているブライダルサロンオージュ代表・左部良子さんに伺いました。恋愛が絶好調なときは、「こんなに盛り上がっているんだから、結婚してもうまくいくはず!」と思うもの。でも山あり谷ありの長い結婚生活の中で本当に幸せになるためには、事前にいろいろ話しお互いの価値観を確認しておいた方がよいようです。

結婚について話し合いをするべき理由とは?



結婚について話し合いをするべき理由とは?

素敵な人と出会えて交際が順調であったり、お互いの結婚願望が強かったりすると、その波に乗って電撃結婚をしてしまおうかと考えます。

確かに気持ちの盛り上がりなど勢いも大切ですが、結婚をするときはふたりで結婚について話し合う機会を設けた方がいい理由には、大きく分けると2つあります。

自分自身の考えを明確にすることができる


自分はどんな結婚が理想なのか、また理想の人の条件など、自分が思い描く理想の結婚を明らかにしておくことで、その場の勢いや相手に流されずに結婚へと進むことができます。

冷静な気持ちで結婚に向き合うことができる


気持ちが盛り上がっていると、自分の希望と現実の相手が違っていることに気付かないことがあります。冷静にありのままの相手を見つめることで、結婚後「こんなはずじゃなかった」と相手を責めることがなくなります。

好きという気持ちだけで結婚生活を維持するのは難しいことです。結婚して家庭を築くだけの心の余裕、金銭面、親の理解ということに始まり、どんな苦労があってもふたりで乗り越えるという覚悟が必要になります。

そのような覚悟は、気持ちを落ち着けたときに自覚できるもの。勢いで結婚すると問題に直面してつらくなったときに、結婚生活を投げ出してしまうことに繋がります。

結婚前にはどんなことを話し合ったらいい?



結婚前にはどんなことを話し合ったらいい?

結婚式や婚姻届けの提出


式の日取りや婚姻届提出日、式の費用などをあらかじめ決めておかないと、ダラダラとお付き合いを続け、結婚のタイミングを逃してしまうことがあります。

反対に結婚まで短期間すぎると、「本当にこの人でいいのだろうか」と、不安を残したまま結婚することになります。

また結婚式の費用についてきちんと話し合わずに相手の貯蓄を当てにしていると、大きなトラブルになるので注意が必要です。

結婚後のライフプラン


いつ家を買うのか、子どもは何人欲しいのか、老後はどう過ごすのかといった将来を話すことで、お互いが理想とする家庭の形が明確になります。

相手とイメージを擦り合わせることで価値観を近づけることができます。

生活費や貯蓄


生活費をどちらが出すのか、いくらずつ負担するのかなど、金銭面をしっかり決めておくことが大切です。

共稼ぎで余裕がある場合、相手の経済状況に無関心になってしまうと、貯蓄をいくらするのか、いくら貯まっているのかなどの家庭の経済状況が全く分からなくなるので注意しましょう。

家事や育児


乳児期は保育園に預けるのか、家で育てるのかによって、どちらが育休の取得するのか、退職が必要なのか、お互いの希望を確認しておきましょう。

また子どもが成長したら朝食の準備や塾の送り迎えなど、新たな家事が増えます。夫婦でどのように分担するかを話し合い、女性だけが家事・育児をすることなく、負担が偏らないようにしましょう。

義親・義兄弟・親戚との付き合い方


義親や義兄弟などとの付き合いは、緊張しますし気を使いますよね。相手が家族とどれくらいの頻度で会っているのかなど、事前に知っていれば心構えもできます。

結婚前は「実家にはあまり帰らない」と言っていたのに、結婚したら実は月に何回も帰省する人だったというケースもあります。結婚前にきちんと付き合い方を擦り合わせておきましょう。

お正月・お盆の過ごし方


特にお正月は親戚のあいさつ回りなど、イベントが増えます。彼の実家で過ごすだけでも気を使うのに、毎年大きなストレスが重なると、お互いの気持ちの擦れ違いにつながっていきます。

せっかくゆっくりできる長い連休なので、お互いがくつろげる過ごし方を話し合いましょう。

休日の過ごし方


例えば一方がインドア派、もう一方がアウトドア派だと「どちらかに合わせるのは苦痛」と感じることも。

休日は一緒か別々かに加え、お互いの趣味や学びの時間の希望を理解した上で、気を使わない過ごし方を話し合いましょう。

中には休日は昼過ぎまでダラダラしないと疲れが取れないという人もいます。お互いが健康に過ごすために、相手の仕事を理解した上で休日はどんな過ごし方がよいのかという観点も大切です。

記念日の祝い方


マンネリ化しがちな結婚生活の中で、記念日は刺激を与えます。結婚記念日や誕生日などの祝い方を話し合っておくと、倦怠(けんたい)期を防ぐことにつながります。

けんかの仲直りの仕方


けんかはお互いに心を許していないとできません。仲直りの仕方次第でふたりの関係が前よりも深まることがあります。

長く引きずらないために、仲直りの仕方を話し合っておくとよいでしょう。例えば先に怒った方が先に謝る、悪いなと思った方が相手の好きな食べ物を作ってあげるなどを決めておくのがおすすめです。

上手な話し合いのタイミングとポイントとは?



上手な話し合いのタイミングとポイントとは?

結婚についての話し合いというと、大げさな感じがするかもしれません。気後れする場合は、下記のポイントを意識するとよいでしょう。

ふたりの気持ちが盛り上がっているときなら、ポジティブに話せる


挙式や新婚旅行、新婚生活など、これから迎える楽しいイベントや将来の話をしているときに話を切り出しましょう。幸せな気持ちのときは、ポジティブな話し合いをしやすくなります。

建設的な話し合いは、彼が疲れていないときに


仕事で疲れて頭も心も電源をオフにしているときは、建設的な話し合いができずイライラしてしまうことがあります。相手に余裕があるときに、「今話して大丈夫?」と前置きをし、話を持ち掛けましょう。

話し合いの時間をつくることで本気度を伝える


ちょっと堅苦しいですがあえて機会を設けることで自分の本気度が相手に伝わり、真剣に将来について話し合う絶好の機会となります。

話が途中で終わっても、次につながるようにメモしておく


その場で結論が出なくても、どこまで話し合えたのか、ふたりの考えはどうなのか、ノートなどに記しておくとよいでしょう。別の機会に効率良く話を進めることができます。

話し合いの中で見極める、結婚のGoサインとは?



話し合いの中で見極める、結婚のGoサインとは?

話し合いは結婚生活の不安を取り除くだけでなく、この相手で大丈夫なのか最終確認するチャンスです。

そもそもきちんと話し合ってくれない相手は、結婚しても自分の話を聞いてくれない可能性が高いでしょう。話し合いの中で確認したいポイントをまとめました。

お互い相手を本当に好きなのか


相手を思う気持ちは、結婚する上で重要です。本当に自分は相手のことが好きなのか、相手はどうなのかを時間をかけて冷静に見極めましょう。

つらいときに受け入れてくれる相手か


自分がつらいときに受け止めてくれない人だと、気持ちのやり場がなくさらに悲しい気持ちになりますよね。相手に自分の考えを受け入れてくれる、優しいおおらかさがあるか確認しましょう。

自然体で話ができる相手か


お互いに緊張することなく、ありのままの姿で話ができる相手かどうかは、長い人生を一緒に歩む中で大切な要素です。

自分と違う考えでも、柔軟に受け入れる相手か


お互いの意見が対立したときに、違いを受け入れてくれる人かどうか。違う意見を受け入れられない人は、話し合いができず問題が解決しづらいものです。

また常に自分の意見を押し通す強引な人だと、こちらが合わせる結果になりがち。これでは我慢・忍耐の結婚生活になってしまいます。

結婚前の話し合いが円満な夫婦生活につながる



結婚生活で意見が異なるのは当たり前。お互いが自分の思うように相手を変えようとしないことが大切です。結婚前の話し合いは、意見が食い違ったときにお互いどのような対応をするのかを知るチャンスでもあります。

自分をよく見せたい恋愛と違って、お互いの本当の姿で信頼関係を築く結婚。無理をして我慢して続けるのではなく、自然体で支え合える相手かを見極めるためにも、結婚を考えているカップルは、一度ゆっくり話し合いの時間をつくってみてはいかがでしょうか。

取材・文/ぱう

【監修】
左部良子さん
国際婚約カウンセラー。「結婚はゴールではなく、幸せな結婚生活の手段」というメッセージで結婚相手選びをサポート。結婚相談業26年の経験と実績から、婚活や恋愛に悩む人のカウンセリングを通じて幸せな結婚へと導いている。ブライダルサロンオージュ代表。一般社団法人日本国際結婚協会代表理事。著書に『3カ月で結婚する方法』(impress出版)、『失敗しない結婚』がある。

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