既読無視をする男性心理とは?無視されやすいLINEや対処法も

LINEで好きな人とやりとりをするのは楽しいもの。しかし、突然既読無視をされてしまったら、あなたはどうしますか。

返信がくるまで待つべきなのか、それとも「どうしたの?」と確認するべきなのか……どんな対応をするのがいいのか悩んでしまいますね。また、どうして既読無視をされているのかも気になるところ。

そこで今回は、心理学や環境学の見識を基に恋愛のコミュニケーションスキルについて紹介しているコンサルタント・植木浩子さんに解説を依頼!20〜30代の男性へのアンケートの結果を基に既読無視をする男性心理を徹底解説してもらいます!既読無視をされたときの対処法についてもアドバイスをしてくれました。

既読無視とは?



既読無視とは?

LINEのメッセージ機能では、相手がこちらの送ったメッセージを受信すると「既読」の文字が自動的に表示されるようになっています。
「メッセージを受信し読んでいるにもかかわらず、返信をしない状態」は、LINE利用者の間で「既読無視」「既読スルー」などと呼ばれています。
ちなみに、メッセージを受信せずに放置することは「未読無視」「未読スルー」などと言われるようです。

男性へのアンケートで「既読無視をしたことはありますか」と聞いてみたところ、「はい」と答えた人は、61.2%でした。多くの人が「既読無視」の経験があり、珍しいことではないようですね。

「既読無視」「未読無視」と判断する期間は、人によってさまざま。
1日返信がこないだけで「無視された」と思ってしまう人もいるでしょうが、すぐに返信する必要のない内容であれば、1週間くらいは様子を見てもよさそうです。

既読無視をする男性の心理って?



既読無視をする男性の心理って?

既読無視は、どんな理由からすることが多いのでしょうか。
アンケート結果を基に、既読無視をしてしまう状況や男性心理を、ご紹介します。

忙しくて返信をするのを忘れている


既読無視で特に多いのが、単純に「返信を忘れていた」という理由です。
女性からすると「え?本当に?」と思ってしまいますが、意外にも男性は忙しいとLINEの返信をすることさえ忘れてしまうことも。仕事中であれば、「後で返信をしよう」と思っていてもうっかり忘れてしまう場合があるようです。

返信するのが面倒


LINEなどで頻繁に連絡を取り合うのが苦手な男性は割といます。
そういうタイプは、ささいな内容でメッセージがきたり、返信をしていない状態で何度もメッセージがきたりすると、かなりストレスを感じてしまいます。「返信をするのが面倒だ」と思う男性は少なくはありません。

返信に困る内容だった


男性がLINEで既読無視をする一番ネガティブな要素は、「返信に困るような内容」が相手から送られてきた場合です。例えば、一問一答でないメッセージや質問攻めのようなメッセージが続いたときには、「一体、どの質問に返せばいいの?」と困惑してしまうことも。

また雑談や単なる報告の場合などは、「返す内容でなかったから」と男性の中で会話が終了している場合もあるようです。結果的に返事をせずに終わるため、女性からすると既読無視だと感じてしまいます。

恋愛の駆け引きのため


アンケートでは「相手に好意を抱いているのがバレたくない」「すぐに返信して気があると思われたくない」といった声も挙がっていました。
既読無視をする男性の中には、あえて時間を置いているというタイプもいるのかもしれません。
もし恋愛の駆け引きが理由ならば、既読無視をされても、しばらくしてから、きちんと連絡がくることでしょう。

【脈アリ編】脈アリ・脈ナシを確かめるポイント



【脈アリ編】脈アリ・脈ナシを確かめるポイント

LINEで既読無視をされたら、「自分に興味がないのかもしれない」とネガティブに思ってしまいがち。しかし、中には「忙しくて返信できない」「駆け引きのためにあえて返信しない」といった脈アリなケースもあるようです。

そこで、既読無視をされたときに「脈アリ」「脈ナシ」をどう判断したらいいかポイントをそれぞれまとめてみました。まずは、脈アリの場合です。

「忘れてた!ごめん」と連絡がくる


既読無視されても、うっかり彼が返信を忘れていたなら、「忘れてた!ごめん」と、こんな連絡がくるでしょう。どうでもいいと思っている場合は、既読無視をしてもそのまま放置しますが、気付いたらすぐに返信がくるということは、あなたのことを気にしているということが考えられるので、脈アリの可能性が高いでしょう。

質問がくる


既読無視の後、相手からのLINEの内容が質問でくるならば、相手はあなたに興味関心があるということです。あなたのことが気になっているからこそ「知りたい」と思って質問してくれるのでしょう。

スタンプや絵文字がたくさんある


統計的にも、気になる女性にはスタンプや絵文字を使うという男性は多いとされていますが、あなたがよく使う同じ絵文字を使ってくるケースなどは、高確率で脈アリ。これは「ミラーリング効果」と呼ばれるもので、無意識に好意のある人のしぐさをまねてしまう心理とされています。

普段の相手のメッセージがスタンプや絵文字が多く、自分に興味がありそうな場合は、既読無視をされても、単に忘れているだけかもしれません。しばらく様子を見てみましょう。

【脈ナシ編】脈アリ・脈ナシを確かめるポイント



【脈ナシ編】脈アリ・脈ナシを確かめるポイント

続いて、脈がない場合の判断ポイントです。

既読無視が1週間以上続く


既読無視をされて、1週間以上返信がないのであれば、あなたへの関心がない可能性が高いです。
また、こちらの質問で連絡が途絶えている場合は「脈ナシ」と思った方がいいかもしれません。

スタンプを再度送っても既読にすらならない


既読無視をされて、こちらから再度スタンプなどを送ったとき、既読にすらならない場合は、脈ナシの可能性大。しつこく連絡をするのはやめましょう。

男性から質問文が送られてこない


既読無視の前後のやりとりでも、男性から質問文がこなかったり、こちらの質問に対し返信が素っ気なかったりする場合は、あなたに興味関心がない可能性があります。
既読無視後に反応があっても、社交辞令かもしれません。

返信があるものの3日以上空くことが多い


既読無視とはいえないものの、返信がくるまでいつも数日はかかるなど、反応が遅い場合も「脈ナシ」の可能性が高いです。

恋愛コンサルタントの植木さんは、判断のポイントとして「脈があれば、必ず何かしらのアクション(行動)があるはず」とアドバイスしています。
あれこれ必要以上に心配をしたり、動きすぎたりすると、相手に嫌がられることも。どうしても気になるなら、まずはスタンプを送って軽くジャブを打ち、様子を見た方がいいでしょう。

既読無視されやすいLINEの特徴



既読無視されやすいLINEの特徴

男性が既読無視をしてしまう理由の中には「返信しづらい」というケースもあります。
どんなLINE内容だと返信しづらくなってしまうのでしょうか。アンケートで挙がった声を基にその特徴についてご紹介します。

スタンプのみのLINE


「どうでもいい内容。スタンプだけとか、たくさん細かく送ってきたりしたとき」(28歳/男性)

効果的に使うとコミュニケーションも良好になりますが、スタンプのみのLINEを送ってしまうのは考えもの。スタンプで相手の反応を知りたいと思っていても、基本的に結論がない会話など男性は無駄なことを嫌う傾向が強く、なんて返信していいのか困っている場合も少なくありません。
既読無視の原因にもなるので、スタンプのみのLINEは避けましょう。

日記のような自己完結のLINE


「Twitterのような内容」(35歳/男性)

「お腹すいた〜」「今から昼食を食べるよ」「今日は○○に行ってきたよ」「仕事終わった〜!」など、Twitterに投稿するような自己完結型のメッセージは避けましょう。
男性からすると「どうでもいい」と感じてしまい、わざわざ返信をするのも面倒に感じてしまいます。

プライベートを詮索する質問LINE


「執拗(しつよう)に同じような内容を聞いてくるようなメール」(32歳/男性)
「自分のプライベートを詮索するような内容」(36歳/男性)

「今、何している?」「今日はどんなことをしたの?」などの質問は、プライベートを詮索されているようで、あまりいい印象を持たれません。また相手が答えない場合に、何度も同じ質問を投げ掛けるのはNGです。「怖い人」と思われてしまうかも。

他人のうわさ話や批評LINE


「返信しづらい内容のもの」(25歳/男性)
「他人の悪口」(29歳/男性)

「上司が本当にウザいんだよね〜」など、LINE上で他人の批評や悪口を聞かされるのは気持ちのいいものではありません。たとえ冗談だったとしても文章になると、キツく伝わりやすく、「人の悪口を簡単に言う人」と人格を疑われかねません。LINE上でネガティブな話をするのは避けるようにしましょう。

自慢話など「かまってちゃん」的なLINE


「かまってちゃん的な内容」(21歳/男性)
「自分ごとだけの話」(36歳/男性)

「私、髪切ったの♪(褒めてほしいな)」「なんか暇だな♪(遊んでほしいな)」といった、返信するとき相手の意図をくまなければならない圧を感じる内容や、自慢話などは「面倒な人」と思われてしまいます。
相手を疲れさせるやりとりにならないよう、気を付けたいですね。

そのほか、「何も決まらない単なる雑談」「ネガティブな内容」「相手が知らない人の話」などもLINEの返信をしづらくすると言います。
既読無視されるような返信しづらい内容を送ってしまっている場合は、一度相手の気持ちになってメッセージの内容を考え直してみましょう。

既読無視をされたときの対処法&やってはいけないこと!



既読無視をされたときの対処法&やってはいけないこと!

万が一、相手に既読無視をされてしまった場合、何かしら対応をしたいと思うものの、どんな行動を取ったらいいのか、悩んでしまいますよね。
ここでは、既読無視をされたときの「やってはいけないこと」と「対処法」をお知らせします!

まず、「やってはいけないこと」について。次の3つの行動は特にNGです。

返事を強く催促する


既読無視に対して「何で返事くれないの?」と催促してしまうと、男性からの印象はガクッと下がってしまいます。「返せない内容を君が送っているから、返さないんだけど……」と男性が思ってしまっている可能性も。
どうしても何か送りたいのなら、催促ではなく、「返信しづらい内容だったかな?ごめんねー」とひと言連絡をして様子を見た方がいいかもしれません。

ネガティブ発言


「私のLINEうざかったよね?」など、男女共にネガティブな言葉は聞いていて楽しくないもの。マイナスな言葉で男性の気持ちを下げることはやめましょう。

返信がないのに連投LINE


返信がないからといって一方的にLINEを送るのもNG。LINEを開いた男性から見ると「うわ!LINEを確認したらすごい連投文章だ」と返事をすることさえ躊躇してしまいます。基本的には一問一答のLINEを心掛け、返信がないのに一方的に連投をするのは避けましょう。

続いて「対処法」についてご紹介します。
既読無視をされたら、心がざわついてしまいますが、まずは一呼吸置きましょう。そしてこちらの3つの方法を試し様子を見てください。

スタンプで反応を見る


「どうしたの?」と反応を聞くような、かわいらしいスタンプや、相手がクスッとしてしまうようなスタンプを送って、相手の出方をうかがいましょう。ただし、スタンプの連投はNGです。

違う話題を振ってみる


後日、まったく違う話題を振ってみましょう。相手が「単純に忘れていた」「返信しづらい内容だった」などの理由であれば、その話題に乗ってきてくれるかもしれません。

他のことでLINEを気にする時間を減らす


LINEを気にしすぎず、自分の趣味や仕事などに集中しましょう。自分の時間を大切にすることで、LINEの内容に一喜一憂せずに済みます。

あなたに対して好意的な気持ちがないからこそ、あえて返事をしない場合もあるので、その点も踏まえ冷静に対処する必要があります。
相手の状況も分からずに返事を強く催促してしまうと、余計にあなたへのネガティブな印象が増して、既読無視から未読無視、そしてLINEブロックになることも。上記3つの対処法をして1週間待ってみてください。

LINEに対する、男女の「考え方の違い」を把握しよう!



LINEに対する、男女の「考え方の違い」を把握しよう!

最後に、恋愛コンサルタントの植木さんは「LINEに対する男女の大きな違い」について、次のようにアドバイスをしてくれました。

女性にとってのLINEは「感情を共有するための手段」。
男性にとってのLINEは「意思を伝えるための手段」です。

女性の場合、LINEで会話のキャッチボールをして、その時の楽しい、嬉しいといった感情を共有したいと思っている人は多くいます。しかし、結論型の思考を持つ男性にとっては「で?結論はなんなの?」といった具合に、結論が出ないただ単の雑談ではLINEでの返信の回答しづらいのです。

男性とのコミュニケーションで女性特有の雑談など結論のないLINEをしてしまうと、結果として既読無視となってしまう可能性も。
男性とのLINEでは目的と結論を持って話すことを心掛けましょう。男性心理を理解し、上手にLINEを活用できるといいですね!

取材・文/おかゆ

【監修】
植木浩子さん
美婚(R)代表。『非モテ女子を1週間でモテ女にする専門家』
心理学×環境学×愛されるコミュニケーションスキルを取り入れた、精神的・経済的にもより豊かになるパートナーシップを確立。全国の悩める女性たちに指導し、セッションを受けたクライアントさんからは、カップルになれたご報告や結婚のご報告を次々と頂き、非モテ女子を1週間でモテ女にする専門家として全国で幅広く活躍中!
美婚(R)オフィシャルサイト:https://bikon-life.com/
美婚(R)公式メルマガ:https://bikon-life.com/lp/love/

【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2020/9/25〜2020/9/26
有効回答数:309人(男性)
(インターネットによる20〜30代男性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)