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『言葉に宿るもの』

更新:2012/10/1 16:02

すっかり秋です。



秋を楽しんでいらっしゃいますか?

昨日は満月だったのですが、残念な結果になってしまいました。
8月の十五夜、9月の十三夜、ともに見逃してしまったので、せめても・・と期待していたのですが・・。

買ってきたおダンゴはちゃんとおなかに収めましたので、まあ良しとしましょう。
秋はお月見をするのにいい季節ですね。

ーーーーーwikipediaからの引用です。
旧暦15日の月(ほぼ満月)は日没頃に昇り、
以後数日間も夜間に上るため月見に適しており、特に様々な名称が付された。
日没後しばらくしてから上る旧暦16日の月は「いざよい」(ためらう、なかなか進まないの意)、

以後、
「立待」(立って待っていると出てくる)、
「居待」(座って待っていると出てくる)、
「寝待」(寝て待っていると出てくる)、
「更待」(ふけまち。夜が更けてから出てくる、あるいは更に待つと出てくる)と、
月の出が遅くなるごとにふさわしい名称が付けられている。
ーーーーー引用ここまで

立って待つのですから、立っているのが苦にならない程度の時間待っていれば月が昇ってくる。。
立ち続けるのに疲れ、つい座ってしまうくらいの時間が経ってから月が昇ってくる。
座って待ってても出てこないから、「ちょっと横になろうか」とゴロリと寝そべってしまうくらいの時間が経ってから月が昇ってくる。
それからさらにさらに待っていないと昇ってこないのに、辛抱強く月の出を待つ。

月が昇ってくる。
それだけのために、こんなに多くの表現がなされています。

同じ空にあるもので雲には
「ひつじ雲」
「うろこ雲」
「いわし雲」

雲から落ちてくる雨だと
「時雨」
「氷雨」
「五月雨」
「狐の嫁入り」

・・・昔の人は、言葉というものを大切に扱っていたんだなあと思います。


結婚式の時にゲストの方が新郎新婦にかける言葉は
「おめでとう!」
「よかったね!」
「お幸せに!」

こちらは、
言葉そのものの意味よりも、言葉に乗せた“キモチ”が様々なんだろうなと思います。
同じ言葉でも、言う人によって意味合いが少しずつ変わる。

それもまた、素敵なことではないでしょうか。


「言霊」

そんな言葉もありましたね。

今回のブログはバンケットの荻原がお送りしました。
それではみなさん、また次回まで。

ごきげんよう。

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