インペリアルウィング富山迎賓館 ●ベルセレマグループ
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前略 T様
更新:2011/8/1 16:17
お元気ですか?
富山の荻原です。
先日は思いもかけず、電話でお声が聞けてうれしく思いました。
先月はコパアメリカ、女子サッカーW杯、世界水泳など、スポーツのビッグイベントが目白押しでしたね。
新聞やテレビで報道される試合結果をご覧になって一喜一憂なさったことと思います。
荻原は夜は遅くまで眠らず、朝は早くから起きだして、アルゼンチンやドイツから送られてくる試合映像にかじりつき、少々寝不足になった7月でした。
そして今日から8月です。
昨日の朝刊に、「東北の夏祭り」について触れたコラムがありました。
今日1日は「弘前ねぷた」、「盛岡さんさ」、2日が「青森ねぶた」で、3日が「秋田竿燈」、5日「山形花笠」、6日「仙台七夕」・・。
東北の8月は、各地で行われる夏祭りで始まるのですね。
このコラムを読んで私は、久しぶりに一年前の8月、そちらにお邪魔したことを思い出しました。。
新しい結婚式場のオープンに合わせ、オープン前の準備の時と、グランドオープンの時との都合2回、みなさんと一緒に仕事をさせて頂いたのでしたね。
フロントを始め、調理、衣裳、バンケット・・・。
結婚式に関わるあらゆる部署のあらゆる人が、オープンを前にやるべき仕事と格闘しておられた時期でした。
私がご一緒させていただいたバンケットのスタッフは、リーダーのSさんをはじめ、大勢のアルバイトさんたち。
経験と技術をしっかりと身につけている・・・とはお世辞にも言えない人も何人かおられましたが、それでもチームとしてのモチベーションがすごく高かったのが印象的でした。
みんな元気ハツラツ。スタッフ同士のコミュニケーションもすごくとれてるし、わからないことや疑問に思うことがあったらどんな些細なことでも質問してくるし。
なにより感心したのは、質問に対して得た回答を、あっと言う間にスタッフみんなの共有情報としたところですね。
あれは、なかなかできることではありません。
またそれは、アドバイスを送る立場からすれば、大変ありがたいことでもありました。
秋田のスタッフさんたちと一緒に"グランドオープン"をめざしていたあの時期、大変なことも結構あったはずなのに、今では懐かしく楽しい思い出です。
中でも、調理スタッフのみなさんと一緒に調理場で食べた昼食の美味しさが忘れられません。
(料理長、その節はありがとうございました)
最近思うことがあります。
サービスマンたらんとするときに求められる資質、技術、知識。
そういうものは無数にあるでしょうけれど、一番根っこにあるものはなんだろうと。
それはやはり、元気であること、ゲストに対してアクティブであること、そしていつも工夫を忘れないことではないでしょうか。
一年前の秋田での日々を思い出しながらこうしてメールを書いていると、私はますますその意を強くするのです。
新郎新婦をお祝いするために集まっていらっしゃったゲストのみなさまに楽しい時間を過ごしていただくため、私たちバンケットスタッフはなにをなすべきなのか、またなにが出来るのか。
その大切なヒントが一年前の秋田にはあった。間違いなくあった。
私はそう思います。
「思うだけではだめですよね?」
きっとあなたはそうおっしゃるにちがいありません。
そうですよね。
富山のスタッフに対して、そして私自身に対しても、これまで以上にそのヒントを伝えていくことが私の仕事だと思っています。
青森ねぶた、仙台七夕と並ぶ東北三大祭りのひとつ、秋田竿燈まつり。
もとより祭り見物など考えていなかった私でした。
でも、いよいよ今日で祭りは終わりというあの夜、あなたは仕事をしている私を、半ば強引に連れ出したのでした。
人混みにもまれ、とりとめのない話をしながら竿燈が上がっている通りに着くと、米俵を模したという竿燈が、かけ声に合わせてあちこちで上がっていました。。
その演技の珍しさ、上がった竿燈の明るさと高さ、今でもはっきりまぶたに焼きついています。
(もちろん私のiPhoneにもちゃんと保存してあります)
見物を終えて、式場に戻る道すがら、あなたがなにげなくこう漏らしました。
「さあて、帰ってもうひと仕事片付けます」
私以上に超多忙なあなたのはずでした。
にも関わらず、時間をさいて私をこの祭りに。。。
申し訳ない気持ちと同時に、あなたのお気遣いがこの上なくうれしくて。。。
明後日からまた「秋田竿燈まつり」が始まりますね。
一年前と同じ気持ちで、上がる竿燈を見つめることはもしかしたら難しいかもしれません。
でもきっと秋田は、いえ東北は、あのコラムにも書かれていたように「復興への願いを込め、かつてない熱気に包まれる」ことでしょう。
みなさんお変わりなくお元気でお過ごしでしょうか。
きっと一年前と同じように、いらっしゃるゲストの皆様の笑顔が見たくて、毎日精一杯仕事をしていらっしゃるのだろうと思います。
皆さんに負けないように、
私も私のスタッフたちと一緒に、出来ることを精一杯頑張ろうと思います。
みなさんによろしくお伝え下さい。
またいつか、お会いしましょう。
荻原
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