ソムリエの気まぐれブログ～その３～

ヴィンテージ（年代）によっては、数十万円を超える事も珍しくない高級ワインです！！

そもそも「ボルドー“五大シャトー”」とは、1855年のパリ万博の際、フランスワインを世界に発信する為に制定されたボルドー・メドック地区の格付けで“第一級”の称号を与えられた4つのシャトー（醸造所）と、1973年に昇格になったシャトー　ムートン　ロートシルト、これらの世界トップクラスのシャトーの事をさします。

中でも、この“オー　ブリオン”はボルドー最古の歴史を誇り、唯一メドック地区以外から選ばれた（他は全てメドック地区）シャトーでグラーヴ地区に属しＡＯＣはペサックレオニャンになります。

最高のヴィンテージにおいては、早熟であるにもかかわらず、そのピークは30年以上も続き、最も飲み頃が長いグレートワインなのです

沢山の伝説があり、中でも有名なのが、アメリカ合衆国第3代大統領トーマス・ジェファーソンがパリ在住の米国特命全権公使だった頃、オーブリオンを訪れ、翌日友人にあてに6ダースものオーブリオンをいかにこのワインが素晴らしいかを綴った手紙を添えて送っています。
これ以来、ジェファーソン政権時以外でも、オーブリオンは、ホワイトハウスの主たちに好んで飲まれていたそうです。

一説によると、オーブリオンの畑でブドウが作られていた一番古い記述は1423年ともいわれています。
日本では、まだ鎌倉時代です・・・

ワインに古の歴史に思いを馳せるのもたまにはいかがでしょうか？


さすがに、このクラスのワインは難しいですが、新郎新婦の思い出のヴィンテージや、生まれた年のワインなどを花束の代わりにご両親にプレゼントなんて粋な演出もよくないですか？

次に開催するおススメのフェアは
2月23日（木）ワインによく合う「黒毛和牛ステーキ」が無料で試食できる
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