うれし寂し結婚式！

控え室で、ウエディング姿の自分を見て、胸がいっぱいになりました。
なぜか親への感謝の気持ちでいっぱいになり、父親に合うのが怖くなり緊張しました。

ヴァージンロードを歩く練習の為控え室に来た父親も緊張か、悲しみからずっと真顔で、
普段は冗談ばかり言っているのに、にこりとも笑う余裕はありませんでした。

挙式中も披露宴中も、父にふと目をやると、ずっと泣きそうな顔で友人も
『お父さんを見ていると涙が止まらない』なんて言っていました。

小さい頃の父は本当に厳格で怖い人で、
思春期の頃は父が嫌いで、いくら怒られてもめげずに遊び回っては家に帰らず
たくさん迷惑をかけました。
その後、私も社会人になり、親への感謝の気持ちが大きくなり、今では兄弟一、親孝行をし、
クリスマスも父と飲みに行く、そんな仲になりました。

まるで、恋人のように、大切にしてくれていたので、きっと誰よりも祝福し、
きっと誰よりも寂しがってくれていたと思います。

その瞬間、夫婦とはまた違う家族の存在を強く実感しました。

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