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星に願う七夕の日

更新:2009/7/3 18:19

今年は、カラ梅雨かなぁと思っていたら、ついにめぐみの雨が続いております。雨は落ちつきます。
外の木々の色が濡れて、いつもよりは違う街に変わって、つい見とれてしまいます。雨に濡れる若草の美しい表情は神秘と感謝を感じる心を呼び覚ましてくれるようです。雨音も環境音楽・・・

雨音だって、雨滴だって、やさしい夏へのアペリティフって思いましょうよ。そして、もうひとつ、キッチンのふきんを新しいのに取り替えましょ。カビなんかに負けないで、シャキッと梅雨を暮らしませんか?

さて、あと何日かすれば、年に一度の逢瀬を待つ恋人同士の物語で有名な七夕の日。今年は、晴れて天の川でデートをできるのか?天に祈る気持ちでいっぱいです。

本来、七夕は、七月十五日を中心とするお盆の始まるを告げるものでした。七月七日の夕べには、盆とともに来臨する神の衣をつくるため棚機女(たなばたつめ)と呼ばれる神女が水辺で機織をしました。
これが、「七夕」の語源といわれております。

わたしの田舎では、七夕飾りは、室内に屏風を立て、唐絵をかけ、花を入れた花瓶を違い棚に置いていました。七夕供花といって生け花の元祖のようです。また、笹飾りは翌日には、きれいに片付けます。
今も地域によっては、川に流しますが、これは穢れを浄める=水に流すという日本独自の風習に基づいているのです。

いにしえに想いを馳せながら、雨でなければ、ガーデンパーティーを室内でも笹を掲げて短冊に願いをしたためたりするなど、自由な発想で七夕を過ごしてみてはいかがでしょうか? 


ウェディングプランナー
 本宮 聖子

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