それぞれの緊張

ブライダルコンシェルジュの大松です。
我々は、ご来館頂いてから披露宴までのご案内をさせて頂いています。
このお話は、新郎新婦お二人が見ることの出来ない状況で、お二人以外にも、当日緊張されている方々のお話しをさせて頂きます。

先日の挙式でもそうでしたが、新婦様とご入場を一緒にされる新婦父上様。ゲストの皆様をお出迎えするため、着替えを早々にすまし、控え室へ来られ受付の方へ挨拶。その後ゲストの方々がこられるたびにご挨拶まわり。緊張を隠すためでしょうか、忙しくされることによって、緊張をほぐしているようにも見えました。

いざ、入場のリハーサル。
入場の感動を本番に感じて頂きたいので、新婦様とのリハーサルは控えさせて頂いておりこちらのスタッフが代わりに務めさせて頂きます。スタッフと一連の流れでリハーサルを済ませた後も、お父様、「もう少し時間いいですか？」と、お一人で何度も入場の練習をされていました。緊張のあまり何度も何度も繰り返して。

さて、本番です。
その時、ドレス姿を初めて見たお父様。ハンカチ片手にトイレへと駆け込まれ、出てこられた時には、少し目もとが赤くなっておられました。入場まで２～３分の時間があり、
新婦様より、「入場大丈夫？」
お父様、「簡単、簡単」と
あれだけ練習をされていましたからきっと大丈夫ですよお父様。と心の中で思い。曲にあわせて入場のご案内をさせて頂きました。練習の甲斐もあり、見事スムーズな入場でした。

挙式後のお父様。
やっと一息できたのか、安心した表情で新郎新婦様と記念の撮影。

新郎新婦様も緊張されていることと思いますが、お二人の見えないとこでもそれぞれ緊張され、当日を過ごされています。このお話しでは、そんな方々のお話しを皆様に伝えていきたいと思います。


ブライダルコンシェルジュ　大松　昌和